2020/06/10

企業出版・書籍PRの具体例について
~36年のベテラン広報パーソンが伝授!~

新人広報パーソンのための広報いろは。

スタートアップのためのPR会社
ベンチャー広報の三上です。

前回は、企業出版の基礎編について解説させて頂きました。

今回は、より具体的に企業出版の影響や私が手掛けた企業出版と書籍PRの具体的な活動事例について解説させて頂きます。

前回のブログでもお伝えしましたが、最近は、中堅・ベンチャー・スタートアップ企業など、ユニークな経営者や話題のビジネスモデルにもフォーカスされています。社会の課題を解消できるヒントがあれば、出版も夢ではありません。

私も過去に3冊企画をさせて頂きました。先月、私の広報PRパーソンとして、大変大きな企業出版に携わりました。その事例を交えて、解説させて頂きます。

企業出版の反響について

これは何といっても、全国に人達に知ってもらえ、また認知させ深く理解してもらえます。

前段でも述べましたが、課題意識を持った方が、わざわざ費用を払い1冊の本を読んでもらえることになります。

広報PRの世界では、マスメディアで報道されても、記事量・放映時間と情報量の制約があります。また、取材・編集記者という編集方針にのっとったフィルターがありそのエキスが報道となります。

発信サイドが言いたい10割のうち僅か2~3割が伝わる程度です。

企業出版によるベンチャー・スタートアップ企業のブランディング効果とは

前段でも触れましたが、これまでは一般的に上場企業や社会的に著名な企業やその経営者、事業部チームなどが多く出版されていました。

最近は、いわゆる重厚長大型のビジネスモデルから、ベンチャー・スタートアップ企業のビジネスモデルがトレンドになっています。新たなビジネスが生まれているのか、今の主流となっているビジネスは…と、立身出世的な書籍はあまり関心が薄くなり、ベンチャー・スタートアップ企業や経営者の書籍も多く登場しています。

きっと皆さんの企業・代表の書籍企画が実現する可能性もあります。

これまでの具体例について

では、書籍企画から実現させるにはどのような基準があるのか、私の実例を解説させて頂きます。

私はこれまで、3冊企画に携わりました。大手出版社の企業出版としては…

皆さんご存知の翻訳機「ポケトーク」でヒットを飛ばしている企業です。

当時はパソコンソフト販売数ではガリバー・マイクロソフトを追い越したベンチャー企業でした。書籍化の目的は、IPOとマーケティングコミュニケーションを目的で企業出版として企画しました。

もう一冊は、

この4月に発売。こちらは私のクライアントで、なんと「商業出版」となります。

そもそもの着眼点は、著者の有本代表は国内唯一、マクドナルドとユニクロの企業教育の責任者を歴任されていた事。現在、「人手不足」「離職」の社会課題を企業教育で解決されていた事です。ここが実現できた最も重要なポイントになります。

また、私が以前マクドナルドの広報業務にも携わり、社員教育の素晴らしさ、企業教育のスタンダートと認識していた事。加えて編集協力いただいた、フリージャーナリスト・間杉俊彦様と20年来のお付き合いがあった事です。ビジネス誌時代から、大変お世話になり、多くの書籍企画も担当されている凄い方です。

私が企画を進めたかった点は、有本代表が“どんな人でも一流に育てる方は、超一流な方”であった点です。上場企業でもなく、マスメディアに多く登場するカリスマ経営者でもない方ですが、企業教育分野では超一流の方だからです。つまり“社会的課題解消の取組”と“代表のパーソナリティ”が奇跡を生みました。

ではどのような企画材料が必要か、解説します。

  • 社会課題を解消できるテーマ、コンテンツであること。
  • 多くのメディア報道の実績があること。
  • 企画のテーマ・著者の理念、書籍内容・訴求点が理解できる内容
  • どのような書籍コンテンツがあるのか。整理し明確化する
  • なぜ今書籍化する意味があるのか。
  • 最も重要な点は一般読者に関心があるか。=書籍が売れるか。となります。

書籍PRとは

広報分野としては、戦略広報に入ります。企業や著者の大きな節目や話題を集めるタイミングで企業出版~書籍PRに取組んでいきます。

基本的には、書籍刊行直後からメディア露出、店頭展開、インフルエンサーを通じて認知・購入促進を図っていきます。
 

  • その1 – メディア露出
     
    新刊書のプレスリリースを作成。要素としては…
     
    ・簡単なあらまし
    ・一番言いたいこと
    ・誰に向けての本か
    ・目次
    ・著者のプロフィールとなります。

    新聞、雑誌、web等の「書評」「新刊紹介」「話題の本」コーナーとなります。ここで気を付けなければいけないのが、マスメディアの場合、書評委員会という書籍の選択権は外部の有識者に委任しています。これは、より専門性の高い治験から公平中立に選択し紹介する編集方針に基づきます。

    つまり、マスメディアで紹介されると大きな影響力があることを意味します。

    リリースと合わせて献本することが基本活動となります。その他、著者インタビューや書籍をフックとした執筆企画、読者プレゼントも活動範囲となります。

  •  

  • その2 – 「店舗展開」を使ったPR
     
    要は、書店の売り場でPOPを出してもらったり、売り場の中でも目立つ位置に書籍を置いてもらうことです。通常、出版社・営業部がこの仕事をしていますが、著者が「書籍のセールスマン」となって書店にPOPを配ったり、書店の店員に挨拶をすることが稀にあります。

    また、一般生活者や書店販売スタッフの方に、全国紙、一面での書籍広告も重要な施策となります。今回の書籍も下記にて広告出稿頂きました。

  •  

  • その3 – インフルエンサーからの紹介
     
    インフルエンサーとは、ある一定の影響力をもった個人のことを指します。
    文芸書、ミステリー、ビジネス書、もしくはそれら全部。本が好きで、読了後の感想や評価をブログなどで個人的に発信している人がいるので、彼らに本を贈ってみるのも効果的です。

最後に

私が企画しました書籍をお読みいただけましたら、企業出版企画の参考にはなるかと思います。コロナ問題で在宅勤務の方も多いかと。この機会に、自社の企業出版化についてじっくり考えてみるのも有益かと思います。

本ブログをお読み頂き、企業出版企画や書籍PRについて、また広報活動で悩んでいる事など聞きたいことがありましたら、お気軽に下記のメールにご連絡下さい。

info@v-pr.net 三上宛

 
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スタートアップのためのPR会社・株式会社ベンチャー広報 代表取締役の野澤直人が、雑誌編集者→ベンチャー企業の広報PR担当者→PR会社社長、という異色の経歴から培った、令和時代を生き抜くための広報戦略と野澤独自のゲリラ的広報PRノウハウをお届けするメールマガジンです。
 

株式会社ベンチャー広報
代表取締役 野澤直人
大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。 マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、当時無名だった海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ毎年100~140件のマスコミ露出を実現。5年で売上10倍という同社の急成長に貢献。

2010年に日本では珍しいベンチャー企業・スタートアップ専門のPR会社として株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間、プレスリリースに頼らない画期的な手法で、400社を超える企業の広報活動を支援。

講演・講師実績も多数。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』。 2014年より名証セントレックス上場のIT企業・株式会社ガイアックスの執行役を兼務。2019年より広報初心者のためのオンラインサロン「ゼロイチ広報」を主宰。

 

スタートアップの広報なら、まずこの1冊『逆襲の広報PR術』

私は仕事柄、こんな相談をよく受けます。

  • 経営者:
    「これから広報に力を入れようと思うのですが、何から手をつけたらいいでしょうか」
     
  • 広報担当者:
    「私、今まで広報の仕事をやったことがないのですが、会社から広報担当に指名されました。何から手をつけたらいいでしょうか」

そんなお悩みを抱えてしまった場合、ぜひこちらを読んでください。中小ベンチャー企業・スタートアップの経営者、広報担当者にオススメの1冊です。

逆襲の広報
逆襲の広報PR術』野澤直人・著

私の原体験を含め、これまでの経験と、ゲリラ的広報PRノウハウ50連発!等をまとめた拙著です。

私が広報初心者だったころは、広報PR関連の本を本当にたくさん読みました。世の中にある広報PR関連の書籍をほぼ全て読破した、と言っても過言ではありません。

私の経験からいうと、経験豊富で優秀な広報の方ほど勉強熱心で、とても多くの関連書籍を繰り返し読んでいます。広報初心者の方でしたら、関連書籍を5冊読むことからスタートしましょう。

本から学べることは非常に多く基本を知るにはそれで十分です。PRコンサルに相談するより、本を読んだほうが効率的に学べます。

ただ、中小ベンチャー企業で広報をされている方は、書籍選びに注意が必要です。

というのも、書店で販売されている広報PR関連の書籍はそのほとんどが、大企業の広報担当者向けに書かれているからです。

『広報PRとは何か』という一般常識を知る上で、そういった書籍も読む必要はあるのですが、中小ベンチャー企業で広報をする上で、実務的にはあまり役に立ちません。

広報PR関係の本を何冊か読み進めていくと、だいたいどの本も同じような内容なので、退屈になってきます。そうなったら、書籍からノウハウを吸収する段階はいったん卒業です。

そして、そこからが本当の勉強になります。

書籍で得た知見をベースに広報PRの実務を通じて、自分なりのやり方やノウハウを作っていきましょう。それこそが『本当のノウハウ、知見』であり、当然ながらそれは、書店で販売されている書籍には書かれていないものなのです。
 

PR会社・ベンチャー広報が、
スタートアップ企業向けサービスにこだわる理由


 
 
私は上場企業や大企業での広報PR担当の経験はありません。

今まで、サラリーマン時代も含め約20年以上、広報PRの業界にいますが、ずっと、中小中堅企業、ベンチャー企業、スタートアップの広報のお手伝いばかりしてきました。

なぜ、中小ベンチャー企業の広報PRにこだわるのか、その理由は、私の原体験にあります。約20年前、某ベンチャー企業の広報担当者として、PRマンのキャリアがスタートしました。

広報に関して全くのド素人だったものですから、プロに手伝ってもらった方が早いと思い、複数のPR会社さんに声をかけて、見積をとりました。

すると、出て来た見積金額は、安くても月額60万円、高い会社は、なんと月額100万円!
しかも、最低1年契約が条件でした。年間にすると、約1000万円の費用がかかる計算です。

当時、私がいたのは年商2億円程度のベンチャー企業でしたから、PR会社にそんな大金を払えるはずもありません。しかも、それらのPR会社さんが提供してくれるサービス内容といえば、「まずは半年から1年くらいかけて、じっくりブランド戦略を練りましょう。」というお話でした。こちらは、明日からすぐに、新聞やテレビからバンバン取材される方法を知りたいのに、全く話が噛み合いませんでした。

その数年後、私はある中堅のPR会社に転職します。入社してすぐに、知り合いのベンチャー企業の社長から「うちの会社のPRを手伝って欲しい」と声をかけて頂きました。あまり予算がないが月額20万円×3ヵ月契約ならなんとか、ということで、ほぼ発注して頂くことが決まり、社に戻って上司に報告したところ、「月額20万円しか出せない会社は、客じゃない。今すぐ断ってこい。」と言われたのです。

その時、私はわかりました。

名の知れた一般のPR会社は、月額80~100万円の料金を支払える大企業だけを相手に商売をし、中小ベンチャー企業なんて、最初から相手にしない、という現実...

私はこうも思いました。

資金が潤沢な大企業は、広報PRに頼らず、有料の広告をどんどん出せばいいではないか... 無料で宣伝できる広報PRは、お金のない中小ベンチャーにこそ必要なのに、そこにサービスを提供するPR会社がないのはおかしい...と。

そういう会社がないなら、自分で作ってしまえ!ということで、日本でも珍しい、スタートアップ・中小ベンチャー企業専門のPR会社『株式会社ベンチャー広報』を設立しました。

そして、全国の広報担当者様や経営者様にそのノウハウをお伝えするため『逆襲の広報PR術』を出版いたしました。

逆襲の広報
逆襲の広報PR術』野澤直人・著

この本には、PR業界の中では、非常識な手法・ノウハウもあるかもしれません。しかし、スタートアップ・中小ベンチャー企業を広報PRで成功させることができる良書に仕上がったと自負しています。

なぜなら、私が実践して結果を出してきたノウハウだからです。ぜひ参考にしていただければと思います。

また、

  • 「今のPR会社に満足していない」
  • 「PR会社に広報PR業務のコンサルティングをお願いすること検討中」
  • 「PR会社に広報PR業務を委託することを検討中」

などのお悩みや課題がございましたら、下記フォームより、お気軽にお問い合わせください。

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役 野澤直人

 

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