2020/09/25

広報としての正しい熱意の表し方

社長ブログ

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。

広報担当者の重要な仕事のひとつは、記者・編集者・TVディレクターなど、マスコミの中の人を口説いて、自分の会社を取材してもらうことです。
皆さんご存知のとおりこれは簡単なことではありません。

マスコミの中の人を口説き落とす秘訣のひとつに「広報担当者の熱意」という要素があります。
当然、熱心に口説いた方が取材獲得の成功率は高まります。

しかし困ったことに、この「熱意」を勘違いしている広報担当者が非常に多い。

  • FAXでプレスリリースを送った後「届きましたか?見てもらえましたか?」と確認の電話をする。
  • 電話でプレスリリースの内容を一言一句丁寧に説明する。
  • 相手の媒体のこともろくに調べず、とにかくたくさんの媒体に連絡する。

こういった行為は一見、熱心そうに見えますが、実はマスコミ側からは「この広報ウザいな」と思われて嫌われますので、くれぐれも注意してください。
では、「広報担当者の熱意」はどのように発揮すべきか。

幻冬舎を立ち上げた伝説の編集者・見城徹氏のエピソードがとても参考になります。

※『SUPER CEO』の見城徹氏インタビューより引用。
https://superceo.jp/tokusyu/manga/100684

—————————-
角川書店に入社して文芸誌「野性時代」に配属になったとき、学生時代から憧れていた五木寛之さんとどうしても仕事がしたいと思った。
でも五木さんはそれまで角川から新作を出したことはありませんでした。

そこで僕は五木さんが長編小説を出版したり、短編を発表したり、エッセーが掲載されたりするたび、そのすべてを読み込んで、
感想を五日以内に書いて手紙で出すことを続けたんです。そして25通目を出したあと、ようやく五木さんにお会いすることができました。

そこからは早かった。「どうしても五木さんと仕事がしたいんです」という僕の言葉に、五木さんは「うん、やろう」と短く答えてくださいました。
僕の思いは25通の手紙を通じて、すでに五木さんの心に届いていたからね。
—————————-

また、見城徹氏は石原慎太郎氏とどうしても仕事がしたくて、石原氏の著作『太陽の季節』と『処刑の部屋』を全て暗記し、
石原氏に初めて会いに行った時に目の前で全文暗誦してみせた、というのも有名なエピソードです。

企業広報の仕事に置き換えるとこうなります。

  • 取材して欲しい媒体のバックナンバーには全て目を通して内容を把握する。
  • 取材して欲しい記者や編集者が特定できているならその人の書いた過去記事を全て読む。
  • 取材して欲しい記者や編集者が書いた新しい記事は全て読んで感想を送ってあげる。

これが正しい「広報としての熱意の表し方」です。
恋愛と一緒かもしれませんね。
好きな人ができたら、まずその人のことを知りたいと思うじゃないですか。趣味は?好きな食べ物は?良く行く場所は?などなど。
恋愛の場合はあまりやりすぎるとストーカーになっちゃいますが(苦笑)、広報活動の場合は心配無用。相手のことを徹底的に理解してから直接コンタクトしましょう。
広報の「取材してください!」は、恋愛の「好きです!付き合ってください!」と同じですから。

そう考えると「プレスリリースの一斉配信」という行為が広報の本質からはズレていることがわかります。
恋愛に例えれば、プレスリリース=ラブレターです。ラブレターを不特定多数に送る人なんていませんよね。不誠実すぎる・笑。
ぜひ正しい方向で広報としての熱意を発揮してください。

追伸
見城徹氏の著書『編集者という病い』(太田出版)、『たった一人の熱狂』(双葉社)は、編集者の思考や行動を理解する上でとても参考になります。おすすめです。

野澤直人
 
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スタートアップのためのPR会社・株式会社ベンチャー広報 代表取締役の野澤直人が、雑誌編集者→ベンチャー企業の広報PR担当者→PR会社社長、という異色の経歴から培った、令和時代を生き抜くための広報戦略と野澤独自のゲリラ的広報PRノウハウをお届けするメールマガジンです。
 

株式会社ベンチャー広報
代表取締役 野澤直人
大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。 マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、当時無名だった海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ毎年100~140件のマスコミ露出を実現。5年で売上10倍という同社の急成長に貢献。

2010年に日本では珍しいベンチャー企業・スタートアップ専門のPR会社として株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間、プレスリリースに頼らない画期的な手法で、400社を超える企業の広報活動を支援。

講演・講師実績も多数。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』。 2014年より名証セントレックス上場のIT企業・株式会社ガイアックスの執行役を兼務。2019年より広報初心者のためのオンラインサロン「ゼロイチ広報」を主宰。

 

スタートアップの広報なら、まずこの1冊『逆襲の広報PR術』

私は仕事柄、こんな相談をよく受けます。

  • 経営者:
    「これから広報に力を入れようと思うのですが、何から手をつけたらいいでしょうか」
     
  • 広報担当者:
    「私、今まで広報の仕事をやったことがないのですが、会社から広報担当に指名されました。何から手をつけたらいいでしょうか」

そんなお悩みを抱えてしまった場合、ぜひこちらを読んでください。中小ベンチャー企業・スタートアップの経営者、広報担当者にオススメの1冊です。

逆襲の広報
逆襲の広報PR術』野澤直人・著

私の原体験を含め、これまでの経験と、ゲリラ的広報PRノウハウ50連発!等をまとめた拙著です。

私が広報初心者だったころは、広報PR関連の本を本当にたくさん読みました。世の中にある広報PR関連の書籍をほぼ全て読破した、と言っても過言ではありません。

私の経験からいうと、経験豊富で優秀な広報の方ほど勉強熱心で、とても多くの関連書籍を繰り返し読んでいます。広報初心者の方でしたら、関連書籍を5冊読むことからスタートしましょう。

本から学べることは非常に多く基本を知るにはそれで十分です。PRコンサルに相談するより、本を読んだほうが効率的に学べます。

ただ、中小ベンチャー企業で広報をされている方は、書籍選びに注意が必要です。

というのも、書店で販売されている広報PR関連の書籍はそのほとんどが、大企業の広報担当者向けに書かれているからです。

『広報PRとは何か』という一般常識を知る上で、そういった書籍も読む必要はあるのですが、中小ベンチャー企業で広報をする上で、実務的にはあまり役に立ちません。

広報PR関係の本を何冊か読み進めていくと、だいたいどの本も同じような内容なので、退屈になってきます。そうなったら、書籍からノウハウを吸収する段階はいったん卒業です。

そして、そこからが本当の勉強になります。

書籍で得た知見をベースに広報PRの実務を通じて、自分なりのやり方やノウハウを作っていきましょう。それこそが『本当のノウハウ、知見』であり、当然ながらそれは、書店で販売されている書籍には書かれていないものなのです。
 

PR会社・ベンチャー広報が、
スタートアップ企業向けサービスにこだわる理由


 
 
私は上場企業や大企業での広報PR担当の経験はありません。

今まで、サラリーマン時代も含め約20年以上、広報PRの業界にいますが、ずっと、中小中堅企業、ベンチャー企業、スタートアップの広報のお手伝いばかりしてきました。

なぜ、中小ベンチャー企業の広報PRにこだわるのか、その理由は、私の原体験にあります。約20年前、某ベンチャー企業の広報担当者として、PRマンのキャリアがスタートしました。

広報に関して全くのド素人だったものですから、プロに手伝ってもらった方が早いと思い、複数のPR会社さんに声をかけて、見積をとりました。

すると、出て来た見積金額は、安くても月額60万円、高い会社は、なんと月額100万円!
しかも、最低1年契約が条件でした。年間にすると、約1000万円の費用がかかる計算です。

当時、私がいたのは年商2億円程度のベンチャー企業でしたから、PR会社にそんな大金を払えるはずもありません。しかも、それらのPR会社さんが提供してくれるサービス内容といえば、「まずは半年から1年くらいかけて、じっくりブランド戦略を練りましょう。」というお話でした。こちらは、明日からすぐに、新聞やテレビからバンバン取材される方法を知りたいのに、全く話が噛み合いませんでした。

その数年後、私はある中堅のPR会社に転職します。入社してすぐに、知り合いのベンチャー企業の社長から「うちの会社のPRを手伝って欲しい」と声をかけて頂きました。あまり予算がないが月額20万円×3ヵ月契約ならなんとか、ということで、ほぼ発注して頂くことが決まり、社に戻って上司に報告したところ、「月額20万円しか出せない会社は、客じゃない。今すぐ断ってこい。」と言われたのです。

その時、私はわかりました。

名の知れた一般のPR会社は、月額80~100万円の料金を支払える大企業だけを相手に商売をし、中小ベンチャー企業なんて、最初から相手にしない、という現実...

私はこうも思いました。

資金が潤沢な大企業は、広報PRに頼らず、有料の広告をどんどん出せばいいではないか... 無料で宣伝できる広報PRは、お金のない中小ベンチャーにこそ必要なのに、そこにサービスを提供するPR会社がないのはおかしい...と。

そういう会社がないなら、自分で作ってしまえ!ということで、日本でも珍しい、スタートアップ・中小ベンチャー企業専門のPR会社『株式会社ベンチャー広報』を設立しました。

そして、全国の広報担当者様や経営者様にそのノウハウをお伝えするため『逆襲の広報PR術』を出版いたしました。

逆襲の広報
逆襲の広報PR術』野澤直人・著

この本には、PR業界の中では、非常識な手法・ノウハウもあるかもしれません。しかし、スタートアップ・中小ベンチャー企業を広報PRで成功させることができる良書に仕上がったと自負しています。

なぜなら、私が実践して結果を出してきたノウハウだからです。ぜひ参考にしていただければと思います。

また、

  • 「今のPR会社に満足していない」
  • 「PR会社に広報PR業務のコンサルティングをお願いすること検討中」
  • 「PR会社に広報PR業務を委託することを検討中」

などのお悩みや課題がございましたら、下記フォームより、お気軽にお問い合わせください。

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役 野澤直人

 

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株式会社ベンチャー広報は、創業から10年間で中小・スタートアップ企業に特化して300社以上の広報PR活動をサポートしてきました。その中でPRコンサルタントに蓄積されてきた独自の中小ベンチャー企業向けPR手法を、次世代に還元していく場が「ゼロイチ広報」です。