2020/12/04

広報キャリアの出口戦略

社長ブログ

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。

今回は広報としての戦略的キャリア形成論・第3弾。

もし広報を一生の仕事として長くやっているなら、中長期のビジョンを持って自分のキャリアを考えるべきです。広報として、40代、50代、60代になった時、自分はどこで、どんな内容の仕事を、どれくらいの報酬でしているのか。

将来どうなりたいかによって、今どんな仕事に注力しどんな実績を残すべきか、また転職するならどんな会社を選ぶのかも変わってきます。こうした思考でキャリアを考える場合、最終的に自分はどうなりたいのか=出口戦略が重要になります。

広報のスキルを活かして活躍できる場所はひとつではありません。絶対的な答えはありませんが、広報としての代表的なキャリアパスをいくつかご紹介します。

■事業会社の広報として社内で出世する。
事業会社の広報として(転職しながらでもいいですが)スタッフ→チームリーダー→課長と着実にポジションアップしてゆき、最終的に広報部長を目指します。

ベンチャーやスタートアップの場合だと、最初はひとりで広報を立ち上げ、会社が成長するとともに自分の部下として広報スタッフが増え、結果的に、自分が数名のスタッフを率いる広報の責任者になることが多いです。

自社の広報領域については全て任せてもらえるやりがいのあるポジションですが、残念ながらそれ以上の出世は見込めません。年収の目安は800~1000万円程度です。

■事業会社で役員を目指す。
広報の仕事を入り口にして最終的に事業会社の役員以上を目指すなら、マーケティングやブランディング、コミュニケーション全般にまで専門範囲を広げる必要があります。

最終的に目指すポジションとしては、CMOやCCOです。
・CMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)
最高マーケティング責任者。マーケティング部門あるいはマーケティング活動全体と企業経営の統合を担う。
・CCO(チーフ・コミュニケーション・オフィサー)
広報・宣伝、マーケティング・ブランディング、eコマース、コミュニティ形成など、コミュニケーション戦略の責任者。

これらのポジションは広報部長よりも上位の役職になりますので、報酬も1000万円を超えてきます。

■広報PRのフリーランスとして独立する。
事業会社の広報→(PR会社→)フリーランスとして独立というパターンです。会社に縛られず自由に働けますし、定年もなく生涯現役。完全に実力主義の世界ですので収入はピンキリですが、売れっ子になれば、年収で1000以上稼げます。

ただし、産休・育休に入ったり体調不良で働けなくなれば、すぐ収入はゼロになります。ハイリスクハイリターンですね。フリーランスの場合、一生プレイヤーとしてやっていく覚悟が必要です。

■会社員として働きながら副業をする。
事業会社やでPR会社で働きながらあまり出世を目指さない、という選択肢もあります。ポジションアップすれば収入は増えますが、部下も増えて責任も重くなりますから大変ですよね。ワークライフバランスを重視しながら好きな広報の仕事にじっくり取り組みたいという方におすすめです。

会社員として安定的な雇用と収入を確保しながら、副業で自分の好きな商品や会社の広報を手伝ったりライターの仕事をする、これもひとつの理想的な姿だと思います。

■欧米のPR会社で働く
グローバルに見ると残念ながら日本は広報PRの後進国です。世界レベルで最先端の広報PRの仕事をしたいなら欧米のPR会社を目指しましょう。まずは外資系PR会社の日本支店に就職し、そこで結果を出して本社勤務を狙うのがオーソドックスなルートです。もちろん英語力は必須ですし、ハードワークを覚悟しなければなりませんが、海外志向の強い方にはおすすめです。

40代、50代、60代になった時、あなたはどうなっていたいですか?

▼過去の「広報としての戦略的キャリア形成論」はコチラ
第1弾「PRパーソンの戦略的キャリア形成論」
第2弾「上場企業・大企業で広報として働くことのメリデメ」

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株式会社ベンチャー広報
代表取締役 野澤直人
大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。 マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、当時無名だった海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ毎年100~140件のマスコミ露出を実現。5年で売上10倍という同社の急成長に貢献。

2010年に日本では珍しいベンチャー企業・スタートアップ専門のPR会社として株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間、プレスリリースに頼らない画期的な手法で、400社を超える企業の広報活動を支援。

講演・講師実績も多数。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』。 2014年より名証セントレックス上場のIT企業・株式会社ガイアックスの執行役を兼務。2019年より広報初心者のためのオンラインサロン「ゼロイチ広報」を主宰。

スタートアップの広報なら、まずこの1冊『逆襲の広報PR術』

私は仕事柄、こんな相談をよく受けます。

  • 経営者:
    「これから広報に力を入れようと思うのですが、何から手をつけたらいいでしょうか」
     
  • 広報担当者:
    「私、今まで広報の仕事をやったことがないのですが、会社から広報担当に指名されました。何から手をつけたらいいでしょうか」

そんなお悩みを抱えてしまった場合、ぜひこちらを読んでください。中小ベンチャー企業・スタートアップの経営者、広報担当者にオススメの1冊です。

逆襲の広報
逆襲の広報PR術』野澤直人・著

私の原体験を含め、これまでの経験と、ゲリラ的広報PRノウハウ50連発!等をまとめた拙著です。

私が広報初心者だったころは、広報PR関連の本を本当にたくさん読みました。世の中にある広報PR関連の書籍をほぼ全て読破した、と言っても過言ではありません。

私の経験からいうと、経験豊富で優秀な広報の方ほど勉強熱心で、とても多くの関連書籍を繰り返し読んでいます。広報初心者の方でしたら、関連書籍を5冊読むことからスタートしましょう。

本から学べることは非常に多く基本を知るにはそれで十分です。PRコンサルに相談するより、本を読んだほうが効率的に学べます。

ただ、中小ベンチャー企業で広報をされている方は、書籍選びに注意が必要です。

というのも、書店で販売されている広報PR関連の書籍はそのほとんどが、大企業の広報担当者向けに書かれているからです。

『広報PRとは何か』という一般常識を知る上で、そういった書籍も読む必要はあるのですが、中小ベンチャー企業で広報をする上で、実務的にはあまり役に立ちません。

広報PR関係の本を何冊か読み進めていくと、だいたいどの本も同じような内容なので、退屈になってきます。そうなったら、書籍からノウハウを吸収する段階はいったん卒業です。

そして、そこからが本当の勉強になります。

書籍で得た知見をベースに広報PRの実務を通じて、自分なりのやり方やノウハウを作っていきましょう。それこそが『本当のノウハウ、知見』であり、当然ながらそれは、書店で販売されている書籍には書かれていないものなのです。
 

PR会社・ベンチャー広報が、
スタートアップ企業向けサービスにこだわる理由

私は上場企業や大企業での広報PR担当の経験はありません。

今まで、サラリーマン時代も含め約20年以上、広報PRの業界にいますが、ずっと、中小中堅企業、ベンチャー企業、スタートアップの広報のお手伝いばかりしてきました。

なぜ、中小ベンチャー企業の広報PRにこだわるのか、その理由は、私の原体験にあります。約20年前、某ベンチャー企業の広報担当者として、PRマンのキャリアがスタートしました。

広報に関して全くのド素人だったものですから、プロに手伝ってもらった方が早いと思い、複数のPR会社さんに声をかけて、見積をとりました。

すると、出て来た見積金額は、安くても月額60万円、高い会社は、なんと月額100万円!
しかも、最低1年契約が条件でした。年間にすると、約1000万円の費用がかかる計算です。

当時、私がいたのは年商2億円程度のベンチャー企業でしたから、PR会社にそんな大金を払えるはずもありません。しかも、それらのPR会社さんが提供してくれるサービス内容といえば、「まずは半年から1年くらいかけて、じっくりブランド戦略を練りましょう。」というお話でした。こちらは、明日からすぐに、新聞やテレビからバンバン取材される方法を知りたいのに、全く話が噛み合いませんでした。

その数年後、私はある中堅のPR会社に転職します。入社してすぐに、知り合いのベンチャー企業の社長から「うちの会社のPRを手伝って欲しい」と声をかけて頂きました。あまり予算がないが月額20万円×3ヵ月契約ならなんとか、ということで、ほぼ発注して頂くことが決まり、社に戻って上司に報告したところ、「月額20万円しか出せない会社は、客じゃない。今すぐ断ってこい。」と言われたのです。

その時、私はわかりました。

名の知れた一般のPR会社は、月額80~100万円の料金を支払える大企業だけを相手に商売をし、中小ベンチャー企業なんて、最初から相手にしない、という現実...

私はこうも思いました。

資金が潤沢な大企業は、広報PRに頼らず、有料の広告をどんどん出せばいいではないか... 無料で宣伝できる広報PRは、お金のない中小ベンチャーにこそ必要なのに、そこにサービスを提供するPR会社がないのはおかしい...と。

そういう会社がないなら、自分で作ってしまえ!ということで、日本でも珍しい、スタートアップ・中小ベンチャー企業専門のPR会社『株式会社ベンチャー広報』を設立しました。

そして、全国の広報担当者様や経営者様にそのノウハウをお伝えするため『逆襲の広報PR術』を出版いたしました。

逆襲の広報
逆襲の広報PR術』野澤直人・著

この本には、PR業界の中では、非常識な手法・ノウハウもあるかもしれません。しかし、スタートアップ・中小ベンチャー企業を広報PRで成功させることができる良書に仕上がったと自負しています。

なぜなら、私が実践して結果を出してきたノウハウだからです。ぜひ参考にしていただければと思います。

また、

  • 「今のPR会社に満足していない」
  • 「PR会社に広報PR業務のコンサルティングをお願いすること検討中」
  • 「PR会社に広報PR業務を委託することを検討中」

などのお悩みや課題がございましたら、下記フォームより、お気軽にお問い合わせください。

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役 野澤直人

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株式会社ベンチャー広報は、創業から10年間で中小・スタートアップ企業に特化して300社以上の広報PR活動をサポートしてきました。その中でPRコンサルタントに蓄積されてきた独自の中小ベンチャー企業向けPR手法を、次世代に還元していく場が「ゼロイチ広報」です。