2020/12/23

社内の変化を可視化するために「プレスキット」を作ろう!

広報PRノウハウ

スタートアップのためのPR会社
ベンチャー広報の島田です。

今回は広報の営業資料といっても過言ではない、「プレスキット」の作成についてお話します。あくまで一例なので、プレスキットの必要性を感じられたら、自分が使いやすいようにカスタマイズしてくださいね!

企業広報の担当者さんから相談を受けている中で、意外とプレスキットを作っていない…? という印象があります。プレスキットをつくることで社内の変化を可視化でき、かつ記者さんのほしい情報を漏らすことなく伝えられる可能性も高まるので、ぜひ本記事を参考に作ってみてください!

広報活動を行う際、以下4つの側面でアプローチをすると思います。この4つのポイントを社内でリサーチし言語化して、プレスキットに反映していきましょう。

(1)会社(事業と独自の福利厚生などコーポレートに紐づくもの)
(2)事業(サービスや商品に紐づくもの)
(3)代表(社長の人となりや企業背景に紐づくもの)
(4)ノウハウ(寄稿獲得に向けたノウハウのアウトプットに紐づくもの)と取材可能なこと

これらポイントを4つのカテゴリに見立て、それぞれのカテゴリに肉付けをしていきます。

(1)会社(会社概要と独自の福利厚生などコーポレートに紐づくもの)
・会社概要
設立日や代表者名など、コーポレートサイトに記載されている会社概要を記載します。資本金を記載する際は最新の数字になるよう注意しましょう。

・ミッション、ビジョン
ミッション、ビジョンをページ1枚にドンと記載するのもかっこいいのですが、なぜやるのか、何を課題に感じてその事業を手掛けているのかを明確に記載しましょう。

この課題を明確にすることで、後述するサービスの存在意義などがより一層伝わりやすくなります。特定の業界の課題解決をミッションとしている場合は、業界動向も記載するとなお良しです。

・独自の福利厚生
最近では従業員満足度を高める施策として、独自の福利厚生がある企業も多いです。独自性が高かったり、その福利厚生ができた背景に課題性が強いものは、メディアへのアピールポイントになる可能性もあるので記載しましょう。

(2)事業(サービスや商品に紐づくもの)
・提供しているサービスや商品とその概要
サービス名、商品やサービスがわかる写真、どんな価値を提供するのかを記載します。

・サービスや商品の売上推移やユーザー推移など
その事業に対する勢いやニーズの高まりを視覚的に訴求するため、可能な範囲で自社に関する「数字」を可視化しましょう。ビジネス媒体等は「売上」を判断基準としてチェックすることも多いです。

(3)代表(社長の人となりや企業背景に紐づくもの)
・代表のプロフィール
出身地や出身大学、起業するまでのストーリーと写真を掲載します。

そのほか、何かのプロフェッショナルであるか、変わったこだわりはあるか、そして経営の参考にしている書籍、愛読書、人生を変えた1冊などもリサーチしましょう。多くの媒体で書籍を軸に社長紹介をするコーナーがあるので、アプローチの際に役立つ資料になるかと思います。

・寄稿実績
寄稿実績があれば、過去にこんな記事を書いた、こんな連載をしているなどの情報も記載します。社長が積極的に寄稿をしていきたいという方であれば、絶対に記載しましょう。

(4)ノウハウ(寄稿獲得に向けたノウハウのアウトプットに紐づくもの)と取材可能なこと
・こんなことが話せますよ! を記載する
どんなテーマでどんなことが話せるのかを簡単に記載します。寄稿の獲得を目指している場合は本格的な提案前の「打診」時に使えます。

・こんな取材ができますよ! を明確にする
記者さんへ情報提供に行った際に「取材獲得できなかった」と不完全燃焼に陥ることがあると思います。記者さんがほしい情報ではなかった、タイミングが合わなかった、準備不足だったなど、様々な理由がありますが、その中に「この会社にどんな取材ができるのかわかってもらえなかった」というのもあります。

記者さんの「取材したいこと」と自社の「取材対応可能なこと」が明確であれば、実りある情報提供の場になりますよね。

プレスキットは会社の成長に合わせて常にアップデートしていくものです。プレスキットを作成することで、自ずと社内リサーチの必要性が高まり、キーマンが見えてきたり、この人は意外と情報を持っているぞ…! など、社内の「色々」が見えてきたりします。

補足ですが、最近ではオンラインでの情報提供も多いので、アプローチする記者さんの興味関心に合わせてページ順が変えられ、画面共有時にも見やすいということから、パワーポイントでの作成をオススメしています。

社内の情報整理にも役立つので、ぜひプレスキットを作ってみてくださいね。

株式会社ベンチャー広報
代表取締役 野澤直人
大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。 マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、当時無名だった海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ毎年100~140件のマスコミ露出を実現。5年で売上10倍という同社の急成長に貢献。

2010年に日本では珍しいベンチャー企業・スタートアップ専門のPR会社として株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間、プレスリリースに頼らない画期的な手法で、400社を超える企業の広報活動を支援。

講演・講師実績も多数。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』。 2014年より名証セントレックス上場のIT企業・株式会社ガイアックスの執行役を兼務。2019年より広報初心者のためのオンラインサロン「ゼロイチ広報」を主宰。

スタートアップの広報なら、まずこの1冊『逆襲の広報PR術』

私は仕事柄、こんな相談をよく受けます。

  • 経営者:
    「これから広報に力を入れようと思うのですが、何から手をつけたらいいでしょうか」
     
  • 広報担当者:
    「私、今まで広報の仕事をやったことがないのですが、会社から広報担当に指名されました。何から手をつけたらいいでしょうか」

そんなお悩みを抱えてしまった場合、ぜひこちらを読んでください。中小ベンチャー企業・スタートアップの経営者、広報担当者にオススメの1冊です。

逆襲の広報
逆襲の広報PR術』野澤直人・著

私の原体験を含め、これまでの経験と、ゲリラ的広報PRノウハウ50連発!等をまとめた拙著です。

私が広報初心者だったころは、広報PR関連の本を本当にたくさん読みました。世の中にある広報PR関連の書籍をほぼ全て読破した、と言っても過言ではありません。

私の経験からいうと、経験豊富で優秀な広報の方ほど勉強熱心で、とても多くの関連書籍を繰り返し読んでいます。広報初心者の方でしたら、関連書籍を5冊読むことからスタートしましょう。

本から学べることは非常に多く基本を知るにはそれで十分です。PRコンサルに相談するより、本を読んだほうが効率的に学べます。

ただ、中小ベンチャー企業で広報をされている方は、書籍選びに注意が必要です。

というのも、書店で販売されている広報PR関連の書籍はそのほとんどが、大企業の広報担当者向けに書かれているからです。

『広報PRとは何か』という一般常識を知る上で、そういった書籍も読む必要はあるのですが、中小ベンチャー企業で広報をする上で、実務的にはあまり役に立ちません。

広報PR関係の本を何冊か読み進めていくと、だいたいどの本も同じような内容なので、退屈になってきます。そうなったら、書籍からノウハウを吸収する段階はいったん卒業です。

そして、そこからが本当の勉強になります。

書籍で得た知見をベースに広報PRの実務を通じて、自分なりのやり方やノウハウを作っていきましょう。それこそが『本当のノウハウ、知見』であり、当然ながらそれは、書店で販売されている書籍には書かれていないものなのです。
 

PR会社・ベンチャー広報が、
スタートアップ企業向けサービスにこだわる理由

私は上場企業や大企業での広報PR担当の経験はありません。

今まで、サラリーマン時代も含め約20年以上、広報PRの業界にいますが、ずっと、中小中堅企業、ベンチャー企業、スタートアップの広報のお手伝いばかりしてきました。

なぜ、中小ベンチャー企業の広報PRにこだわるのか、その理由は、私の原体験にあります。約20年前、某ベンチャー企業の広報担当者として、PRマンのキャリアがスタートしました。

広報に関して全くのド素人だったものですから、プロに手伝ってもらった方が早いと思い、複数のPR会社さんに声をかけて、見積をとりました。

すると、出て来た見積金額は、安くても月額60万円、高い会社は、なんと月額100万円!
しかも、最低1年契約が条件でした。年間にすると、約1000万円の費用がかかる計算です。

当時、私がいたのは年商2億円程度のベンチャー企業でしたから、PR会社にそんな大金を払えるはずもありません。しかも、それらのPR会社さんが提供してくれるサービス内容といえば、「まずは半年から1年くらいかけて、じっくりブランド戦略を練りましょう。」というお話でした。こちらは、明日からすぐに、新聞やテレビからバンバン取材される方法を知りたいのに、全く話が噛み合いませんでした。

その数年後、私はある中堅のPR会社に転職します。入社してすぐに、知り合いのベンチャー企業の社長から「うちの会社のPRを手伝って欲しい」と声をかけて頂きました。あまり予算がないが月額20万円×3ヵ月契約ならなんとか、ということで、ほぼ発注して頂くことが決まり、社に戻って上司に報告したところ、「月額20万円しか出せない会社は、客じゃない。今すぐ断ってこい。」と言われたのです。

その時、私はわかりました。

名の知れた一般のPR会社は、月額80~100万円の料金を支払える大企業だけを相手に商売をし、中小ベンチャー企業なんて、最初から相手にしない、という現実...

私はこうも思いました。

資金が潤沢な大企業は、広報PRに頼らず、有料の広告をどんどん出せばいいではないか... 無料で宣伝できる広報PRは、お金のない中小ベンチャーにこそ必要なのに、そこにサービスを提供するPR会社がないのはおかしい...と。

そういう会社がないなら、自分で作ってしまえ!ということで、日本でも珍しい、スタートアップ・中小ベンチャー企業専門のPR会社『株式会社ベンチャー広報』を設立しました。

そして、全国の広報担当者様や経営者様にそのノウハウをお伝えするため『逆襲の広報PR術』を出版いたしました。

逆襲の広報
逆襲の広報PR術』野澤直人・著

この本には、PR業界の中では、非常識な手法・ノウハウもあるかもしれません。しかし、スタートアップ・中小ベンチャー企業を広報PRで成功させることができる良書に仕上がったと自負しています。

なぜなら、私が実践して結果を出してきたノウハウだからです。ぜひ参考にしていただければと思います。

また、

  • 「今のPR会社に満足していない」
  • 「PR会社に広報PR業務のコンサルティングをお願いすること検討中」
  • 「PR会社に広報PR業務を委託することを検討中」

などのお悩みや課題がございましたら、下記フォームより、お気軽にお問い合わせください。

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役 野澤直人

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株式会社ベンチャー広報は、創業から10年間で中小・スタートアップ企業に特化して300社以上の広報PR活動をサポートしてきました。その中でPRコンサルタントに蓄積されてきた独自の中小ベンチャー企業向けPR手法を、次世代に還元していく場が「ゼロイチ広報」です。