ステップ2 – 電話プロモート

リストアップしたマスコミ関係者に電話でコンタクトする。

報道分析を通じて、自社に興味関心を持ってくれそうなマスコミ関係者のリストが出来たら、次は、彼らに電話をして面会のアポイントを取ります。

アポイントをとるコツは「話しすぎないこと」。よく、電話で自社の商品・サービスについて電話で長々と説明するPRマンがいますが、これはNGです。知り合いの記者がぼやいてましたが、ひどい広報担当になると、電話口でプレスリリースを上から下まで読み上げるような人もいるそうです。こんな電話、百害あって一利なしですね。絶対にやめた方がいい。

何度も電話をしてやっと電話口に出てくれた相手に、このチャンスを逃すまいと焦る広報側の気持ちもわかります。でも、マスコミ関係者は常に時間に追われて忙しいのです。原稿を書いている最中かもしれないし、番組の放送中かもしれないし、締切直前でバタバタしているかもしれません。そんな相手の状況に配慮せず、いきなり電話をかけて、延々と話したら、普通、嫌われます。

ではどうしたらいいのでしょうか。例えば、面識のない相手にキャラバンのアポイントを入れる場合。まず、電話がつながったら「面白い情報があるので、今、1分だけ時間もらえませんか?」と前置きして、伝えたい内容の要点だけを魅力的かつ簡潔に説明してください。興味をもってくれたら、「詳しくはお目にかかって説明させてください」といって、アポイントの日時調整に入ります。

1分じゃプレスリリースの内容を全部説明できないよ、と思われるかもしれません。おっしゃる通り。それでいいのです。ここで重要なのは逆に「電話で全てを説明しない」ということなのですから。電話の目的はあくまで「アポイントを取ること」であって「その電話で取材のOKをもらうこと」ではありません。ここを勘違いしているPRマンが非常に多く、だからみんな失敗します。1分のプレゼンで、そのプレスリリースの訴求ポイントだけを説明し、相手が「もう少し詳しく話を聞いてみたいな」と思った瞬間に「詳しいお話は直接お目にかかって」と言うからアポが取れるのです。

もし、「今は忙しくて会う時間ないんだよね」と相手にアポイントを渋られたら、「では、詳しい資料をお送りしますので」といって、相手の名前、メールアドレス、直通の電話番号、FAX番号を聞き出してください。最低限、そこまでできれば、ファースステップとしてはOKです。記者連絡先などの個人情報さえ収集できれば、継続的にコンタクトできますから。

 

執筆者

nozawa2
株式会社ベンチャー広報 代表取締役 野澤直人
20代でビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上の取材を経験。その後、当時無名だった某ベンチャー企業で広報部門をゼロから立ち上げ、同社在籍中の8年間で朝日新聞、週刊ダイヤモンド、ワールドビジネスサテライトをはじめ毎年100~140件のマスコミ露出を通じて同社のブランディングに貢献。その実績とノウハウをもとに、業界でも珍しい、中小ベンチャー企業専門のPR会社を設立。プレスリリースに頼らない画期的な手法で、多くの企業の広報活動を支援している。