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株式会社ベンチャー広報 代表取締役 野澤直人

ステップ3 – メディアキャラバン

マスコミ関係者と面談して情報提供、取材依頼をする。

マスコミ関係者にアポイントをとって面会し、取材の依頼をする活動を「メディアキャラバン」といいます。受け身ではない「攻めの広報」をやろうとする場合、メディアキャラバンは必要不可欠でしょう。ただ、巷にあふれる広報関係の書籍やセミナーでは、「メディアキャラバンが重要だ」といいつつも、その具体的な手法やノウハウが説明されることはほとんどありません。私から見ると、わざわざマスコミから嫌われるような間違ったメディアキャラバンをしているPRマンも多くいます。

では、「本来あるべき正しいメディアキャラバン」とはどんなものでしょうか。

<事前準備>

忙しさにかまけて、何も準備をせずキャラバンにいく広報マンも結構多いですが、これはいかがなものかと思います。「訪問する相手の媒体が過去にどんな報道をしているのか」をきちんと調べてからいくべきです。本来、これはPRマンとして、最低限の礼儀だと思います。

テレビ番組なら、その番組のWEBサイトで、直近の放送内容をチェックする。雑誌も同じくWEBサイトで、過去数ヶ月分の特集くらいは把握しておく。(できれば、バックナンバーに目を通した方がベター)。新聞の場合、面会する記者が過去にどんな記事を書いたのか、その記者の署名記事を過去1年分くらい集めて、読み込んでおく。

その上で、当日持ち込むPRネタを、相手にどんな切り口で説明したら効果的か、自分の中でイメージトレーニングを繰り返しましょう。

<キャラバン当日>

未熟なPRマンがやってしまうよくある間違いはここでも「しゃべりすぎる」ことです。記者相手に、自社商品の魅力をこれでもかとまくしたてる広報マンがいますが、実は相手からすると実はうんざり、なんてことがよくあります。こちらからの売り込みは面会時間の3割くらいにおさえて、7割は、相手にしゃべらせるように心がけましょう。

また、特に、初めて面会する相手であれば、情報収集に力点を置くべきです。例えば、相手の担当分野や興味関心のポイント、日頃の行動パターンや、過去の経歴、今の社内での役割やポジション等々、ヒアリングすべきことはいくらでもあります。これらの情報を聞き出せるかどうかが、その後、相手と良い付き合いができるかどうかの分かれ目になります。

プレゼンについては、極端な話、持参したプレスリリースについての説明を最初の3分でやりきるくらいでいい。自分がPRしたい内容を3分で魅力的に説明できなければそもそも広報マン失格です。ただし、その際に必ずやって欲しいことがあります。それは、面談中に必ず「このプレスリリースの内容は、取材になりますか?」と勇気を持ってド直球で相手に意見を聞くことです。ビビってこれができない広報初心者も多いですが、キャラバンに行ったらこの質問は必ずしてください。「いや〜、ちょっと難しいかな・・・」とか、相手の反応がネガティブでもめげる必要はありません。ここからが本当の勝負です。めげずに次の質問に進みます(ただし、詰問調にならないよう、言い方はあくまでソフトに)。「取材にならない理由は何ですか」「どうしたら取材になるでしょうか」とさりげなく聞いてください。たとえ、その場で取材OKがもらえなくても、この2点について、きっちりヒアリングできればキャラバンは成功といえます。あとは、後日、そのNGポイントを改善してまた再チャレンジすればいいのですから。これを継続することで、PDCAサイクルが回り、徐々に取材獲得率が上がってきます。

 

執筆者

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株式会社ベンチャー広報 代表取締役 野澤直人
20代でビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上の取材を経験。その後、当時無名だった某ベンチャー企業で広報部門をゼロから立ち上げ、同社在籍中の8年間で朝日新聞、週刊ダイヤモンド、ワールドビジネスサテライトをはじめ毎年100~140件のマスコミ露出を通じて同社のブランディングに貢献。その実績とノウハウをもとに、業界でも珍しい、中小ベンチャー企業専門のPR会社を設立。プレスリリースに頼らない画期的な手法で、多くの企業の広報活動を支援している。