ステップ4 – PDCA

発信する情報やマスコミリストを更新しながら、継続的に報道を実現する。

PRのネタを必死に考えて、プレスリリースを何度も書き直し、さまざまな媒体の過去の報道内容を調べ、記者・編集者の名前をリストアップし、彼らに直接電話をかけてアポを取り、面談を繰り返し、丁寧に取材依頼をする。これだけ多くの時間と手間をかけて取り組んでも、すぐに成果が出ないこともあります。でも、落ち込む必要はありません。正しいやり方をしていれば、いずれ必ず成果は出ます。

まず、一連の活動の中で、皆さんの会社や商品・サービスに興味を持ってくれそうなマスコミ関係者の名刺が手元にあるはずです。彼らの個人名と連絡先(直通の電話番号、メールアドレス)を新たに取得することができました。これは、広報活動を行う上で非常に大きな財産です。

また、彼らとは直接面談して「なぜ、今回のプレスリリースが記事にならないのか」というダメな理由をヒアリングできています。また同時に、「どんな内容なら記事になる可能性があるのか」という“今後どうすれば良いか”というヒントも直接教えてもらえました。これらの情報を活かして、今後発信するPRのネタやプレスリリースの内容を改善すれば、次回からはより高い確率で取材をとることができるでしょう。

1. PRネタを考えてプレスリリースを作成し、アプローチ先を選定(計画)
2. 電話や訪問でマスコミ関係者と直接接触する(実行)
3. マスコミ関係者からPRネタについての意見を聞く(評価)
4. その意見をもとに今後のPRネタを再検討(改善)

これが、広報活動におけるPDCAサイクルです。

正しい方法で広報活動を行い、PDCAサイクルを回し続ければ、改善を重ねることで、一歩一歩前進し、近い将来、必ず結果(=取材、マスコミ露出)につながります。

一方、メールやFAXで一方的にプレスリリースをばらまくだけでは、こういった知見は得られず、いくらやっても進歩はありません。プレスリリースの無差別配信は早く卒業して、PDCAサイクルの第一歩をふみ出しましょう。

 

執筆者

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株式会社ベンチャー広報 代表取締役 野澤直人
20代でビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上の取材を経験。その後、当時無名だった某ベンチャー企業で広報部門をゼロから立ち上げ、同社在籍中の8年間で朝日新聞、週刊ダイヤモンド、ワールドビジネスサテライトをはじめ毎年100~140件のマスコミ露出を通じて同社のブランディングに貢献。その実績とノウハウをもとに、業界でも珍しい、中小ベンチャー企業専門のPR会社を設立。プレスリリースに頼らない画期的な手法で、多くの企業の広報活動を支援している。