PR会社の広報PR通信「ベンチャー広報スタイル」

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引き続き、PR会社ベンチャー広報を宜しくお願い申し上げます。

株式会社ベンチャー広報 代表取締役 野澤直人


「逆襲の広報PR術」(野澤直人・著)

株式会社ベンチャー広報・代表の野澤直人が自身初となる書籍「逆襲の広報PR術」を出版いたしました。
中小ベンチャー企業・スタートアップの経営者様、広報担当者にオススメの一冊です。

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ひとりよがりの広報は社内で嫌われる!社内で信頼される広報の心得

広報というと、企業PRのために「会社の顔」としてメディアに出ることも多く、華やかなイメージを持たれます。「美人広報」は常に話題になります。PR業界でも「美人広報」の話題はつきませんが、本日は、広報活動をスムーズに行うための「社内での振る舞い方」についてご紹介します。

人からの情報提供がないと何もできない職種、社内も社外も「お客様」と心得よう
技術者やクリエイターと違い、広報は一人では何もできない職種です。社内の情報と社外の情報を橋渡しする仕事なので、必ずそれぞれから情報を得なければ動くことはできないはずです。仮に企業・商品PRの一つとして自身のメディア露出が成功しても、自分だけが功労者だと思ってはいけません。その姿勢は必ず周りの人に伝わってあなたの心証は悪くなり、あなたが依頼した以上の情報を出してくれることも少なくなるでしょう。そうすると、狙っていたものよりも情報が薄い記事が出てしまう可能性は高まります。
広報としてメディア露出する際も、あくまでも自身が「企業・商品PRのための切り口の一つ」であることを忘れないでください。取材にしてもニュースリリースにしても、人からの情報提供がないと何もできない仕事だからこそ、接する人すべてがお客様と考えて謙虚でいることがまずは重要です。

雑談やランチで積極的にコミュニケーションをとって、社内にアンテナを張ろう
次に、経営陣を含めた普段からの社内コミュニケーションについてです。会社の雰囲気や相手の様子も見ながらになるかと思いますが、ぜひ様々な人に積極的に話しかけてコミュニケーションをとってください。ランチに誘うのもとても有効です。相手のより細かな仕事内容や、差支えない程度のプライベートを興味深く聞き、自身についても決して自慢はせず適度に失敗談や軽い悩みも話しながらオープンに話します。これを積み重ねて行くことで広報担当者への親近感がわき、実際に仕事をする際にもスムーズに話を進めることができます。
経営陣、商品・サービスの企画者や開発者だけでなく、人事担当者や物流センターのスタッフなど、誰に取材協力を依頼するかわかりません。またこれらの雑談やランチの中で、メディアが探しているネタが出てきて取材に繋がることもあります。普段のコミュニケーションは、いわば取材や記者発表など「本番」前の下準備とも言えます。

協力者には真摯に意図や意義を説明し、取材後は重ねてお礼をしよう
「何の仕事をしているのか分からない」「(広報活動をしている時に)それって本当に意味あるの?」と社内のスタッフに言われることがある、と嘆く広報担当者の声を聞くことは多いです。忙しい業務の中で、取材自体を疑問視していたり、取材に非協力なスタッフもいます。だからこそ取材依頼を例に取れば趣旨はもちろん、この取材にどれだけ意味があるのかを真摯に伝えることがとても大きな意味を持ちます。またできれば、記事やオンエアは全社メールで欠かさずアナウンスし、そのメールに(個別のお礼とは別に)協力者へのお礼と、具体的にどんな点が助かったかを書きましょう。この積み重ねがあれば、上記の例のような誤解はなくなるはずです。

社内からの信頼が、スムーズな広報活動には必須
上記をすべてクリアすることは難しい、気を使い過ぎて神経が磨り減るという人もいるかもしれません。ですが、前述したように、広報は一人では何もできない職種です。パブリシティを獲得しようとするとついついメディアの方を向いてしまいますが、まず真っ先に大事なのは社内からの信頼です。人と人とを繋ぐコミュニケーションのプロとして、広報活動をスムーズにするために、ぜひこれらにトライしてみてください。

 

執筆者

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株式会社ベンチャー広報 代表取締役 野澤直人
20代でビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上の取材を経験。その後、当時無名だった某ベンチャー企業で広報部門をゼロから立ち上げ、同社在籍中の8年間で朝日新聞、週刊ダイヤモンド、ワールドビジネスサテライトをはじめ毎年100~140件のマスコミ露出を通じて同社のブランディングに貢献。その実績とノウハウをもとに、業界でも珍しい、中小ベンチャー企業専門のPR会社を設立。プレスリリースに頼らない画期的な手法で、多くの企業の広報活動を支援している。