2019/02/26

記者に誤報を書かれないためにはどうしたら良いか

広報PRノウハウ

ベンチャー企業・スタートアップのためのPR会社 ベンチャー広報の野澤です。

メディアが発言の一部を切り取り、メディアの思惑にそって取材対象者の意図と違った形で報道することは、少なくありません。

佐藤栄作総理大臣が1972年6月に退陣表明記者会見を行う際、「新聞記者の諸君とは話さないことにしてるんだ。新聞になると、文字になると(真意が)違うからね。僕は国民に直接話したい。」と言って、1人テレビカメラに向かって演説したエピソードは有名です。

この問題はそれくらい古くからあるものなのです。

ですから、
広報PRにたずさわる人間は、
「取材を受けたときの発言は(良くも悪くも)必ず編集される」
ということを肝に銘じなければなりません。

報道である以上、
こちらの発言がどう編集されるかは直接コントロールできません。そこで重要なのが、「メディアから好感を持たれる」ということです。

メディアも報道するのは人間ですから、感情があります。
取材対象者が憎いと思えば記事も辛辣になりがちですし、逆に好感をもてば、批判的な記事は書きづらくなるものです。

過去の政治家において、メディア対応が非常に上手かったのは小泉純一郎元総理でしょう。
実際にメディア戦略を行ったのは飯島勲・首相政務秘書官と言われていますが、5年以上の長きにわたり長期政権が実現できたのは、そのしたたかなメディア戦略を抜きにしては語れません。

「自分は政治家ではないし、そんなの関係ないよ」
と思われるかもしれませんが、中小ベンチャー企業の取材現場でも、実は知らず知らずのうちに記者に悪印象を与えていることがありますから注意が必要です。

よくあるダメな例を2つ書きます。

いつ記事が出るのかをしつこく記者に聞く

気になるのはわかりますが、基本的にやらない方が無難でしょう。

「取材したからといって、必ず記事を書くわけじゃないよ」
「いつ報道するかまで、取材先のあなたに指図されたくない」

というのが記者側の本音なのです。

新聞の場合には、いつ記事を掲載するかの権限は記者ではなく、その上司であるデスクにあるのが基本なので、記者をせかしても印象が悪くなるだけで、あまり意味がなかったりします。

自分の意にそわない記事が出た際、訂正を求める

「なんでこんな記事が出るんだ!訂正させろ!」

と感情的になり、訂正記事を求める経営者の方がいますが、これもやめたほうがいいです。そんな対応をすれば、その記者あるいはその媒体は二度と取材してくれなくなります。

記者も人間ですから、
悪意なく間違うこともあります。固有名詞などの事実関係の誤記は、(あくまで紳士的に)指摘してあげましょう。自分の意図と異なる書かれた場合でも、相手の記者を非難せず、「私の説明がわるかったですね。」といいながら、自社の情報や自分の想いを再度伝えて、次回の取材につなげるくらいのしたたかさが欲しいところです。

繰り返しますが、
広報PRの難しさは自分の発言内容が必ず編集され、報道内容が自分ではコントロールできない点にあります。

それゆえに、
メディアにどう好感をもってもらうか。

更に言えば、
メディアの中に、どれだけ自社や自分のファンを作れるか。ということが、広報PRを成功させるために重要なのです。

野澤直人

 


 
 
 
以下、広報PRセミナーのご案内です。

 

『ニュース番組の違いは「組織」を見ればわかる』
元テレビ朝日・テレビプロデューサーがわかりやすく解説


 
 
こんにちは。ベンチャー広報の長崎です。

「テレビ番組から取材されたいのですが、どうしたらいいでしょうか」
これは広報担当者の方からitadakuく最も多いご相談のひとつです。

まずやるべきことは、
テレビ番組を実際に視聴して、取材されたい番組の報道内容をしっかり分析することでしょう。

ですが、一流の広報マン、PRパーソンを目指すなら、それだけでは不十分です。

例えば、テレビのニュース番組・情報番組といっても、放送される時間帯によって、

  • 「狙っている視聴者のターゲット」
  • 「取り上げられやすいネタ」
  • 「コンタクトすべき相手(テレビ局のスタッフか、制作会社か等)」
     
    などが大きく異なります。

これらの番組特性を深く理解することではじめて、テレビ番組に対してより効果的な広報活動ができるようになるのです。

そこで今回、
民放キー局など、TV外でも幅広く活躍するテレビプロデューサーを講師にお招きし、

  • 「朝の情報番組」
  • 「昼のワイドショー」
  • 「夕方のニュース番組」
  • 「夜の報道番組」

の違いについて、わかりやすく解説してもらうセミナーを再度企画しました。

この企画は、今年の6月に実施しましたが、受付開始直後、あっという間に定員に達し、当日には「非常に質の高い内容に満足した」という声を多数いただきました。そして、セミナー再演のリクエストを多数いただいたことから、今回の講演を実現しました。

<セミナーコンテンツ>
地上波のニュース番組は「朝」「昼」「夕方」「夜」「ストレート」の5種類。
この5種類で「組織」「ニュースの作り方」「好きなネタ」は全く違う。

  • 「朝」「昼」「夕方」「夜」それぞれのニュース番組のコンセプトの違いとは
  • 朝のニュース番組の組織体制は、制作会社主導の●●●制
  • 昼のニュース番組が狙っている視聴者ターゲットを理解する
  • 夕方のニュース番組の特集は●●●●●が多い
  • 夜のニュース番組を狙う場合、コンタクトすべき相手とは
  • 番組によってこんなに違う「ネタを提供すべき時期」
  • 「今話題のインターネット放送局」が求めているニュースとは?

ぜひこの機会に、テレビ番組の制作現場についての知見を深めてください。
それが広報担当者としてのレベルアップにつながるのは間違いありません。

【本企画の参加者特典】
名刺交換していただけるよう、講師にご快諾いただきました。

<講師プロフィール>

テレビプロデューサー 鎮目博道氏

92年テレビ朝日入社。社会部記者として阪神大震災やオウム真理教関連の取材を手がけた後、スーパーJチャンネル、スーパーモーニング、報道ステーションなどのディレクターを経てプロデューサーに。中国・朝鮮半島取材やアメリカ同時多発テロなどを始め海外取材を多く手がける。また、AbemaTVのサービス立ち上げに参画。「AbemaPrime」、「Wの悲喜劇」などの番組を企画・プロデュース。2019年8月に独立し、放送番組のみならず、多メディアで活動。公共コミュニケーション学会会員として地域メディアについて学び、顔ハメパネルのメディアとしての可能性をライフワークとして研究、記事を執筆している。

『ニュース番組の違いは「組織」を見ればわかる』
「AmebaTV」を立ち上げた、テレビプロデューサーがわかりやすく解説

<セミナー概要>
日時: 2019年10月10日(木)14:00~15:30(受付開始 13:30)
会場: 東京都千代田区平河町2-5-3 Nagatacho GRID
   (東京メトロ永田町駅4番出口より徒歩3分)
定員: 先着50名
料金: 8,000円(税込)

※セミナー当日「逆襲の広報PR術」(野澤直人・著)をお持ちいただいた方(電子書籍含む)は、5,000円で参加できます。
※セミナー会場での書籍の販売はございませんので、事前にご購入をお願いいたします。
※参加費は、当日受付にて現金でお支払いいただきます。
※領収書の宛名は、お申し込み時にご記入いただいた名義とさせていただきます。
 

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