2019/05/07

「ディレクター」と「報道記者」の違いとは?

広報PRノウハウ

スタートアップのためのPR会社
ベンチャー広報の野澤です。

新聞社における

  • 「記者」
  • 「デスク」
  • 「キャップ」

の違いについては、こちらのコラムにで書いていますが、

今回は、
テレビ局についてです。

広報PRに関わる方であれば、

  • 「プロデューサー」
  • 「ディレクター」
  • 「アシスタントディクレター(AD)」

の違いについてはある程度ご理解頂いていると思います。

広報活動を行う上で、
基本的にもっとも重視すべきなのは「ディクレクター」です。

ここまでは大丈夫ですよね?

テレビ番組への露出を狙う上で、
マークすべきポジションがもうひとつあります。

それが「報道記者」です。

※新聞記者と区別するため、あえてこのように呼びます。

広報PRに携わっていても「ディレクター」「報道記者」の違いを、きちんと理解している方は意外と少ないかもしれません。

例えば、

NHKでは、
そもそも採用時の入り口が、
「ディレクター」と「報道記者」では異なります。

それだけ、
役割や求められる能力が違うということです。

その役割の違いを大まかにいうと、

自分の持ち場(取材を担当している分野)を拠点に、深く取材対象に入り込んで情報を取るのが報道記者で、そうした情報をベースに番組を構成して仕上げるのがディレクターということになります。

組織的に言うと、
民放ではディレクターと報道記者は、所属部署が異なるのが普通です。
・「ディレクター」→ 情報制作局
・「報道記者」→ 報道局
というパターンが多いですね。

ディレクターは特定の番組に所属し、
その番組用に取材をしたり映像を作るので、「番組ディレクター」と呼ばれたりします。

一方、報道記者は、
特定の番組に所属せず、自分の取材した原稿や映像をさまざまな時間帯の番組(主にニュース番組)に提供するのが普通です。

「ディレクター」と「報道記者」の特徴や仕事について、わかりやすくまとめると下記の通りです。

ディレクター

彼らの仕事は「面白い映像を作ること」です。

テレビ番組制作の責任者として、番組の企画立案から現場での取材・収録、VTRの編集、テロップ作成まで、幅広い作業を行います。

基本的に彼らは裏方ですから、レポーターとして、テレビの画面に映ることはありません。

いわば、
映像制作の職人です。

取材対象が幅広いため、短期勝負で特ダネやスクープを取ってくるのは苦手です。

逆に、
じっくり時間をかけて取材を行い、尺(放送時間)の長い、深堀した内容の番組や映像を作るのを得意とします。

報道記者

彼らの仕事は「ニュース性の高い情報をキャッチし、テレビを通じていち早く報道すること」です。

ディレクターとのわかりやすい違いは、報道記者は、テレビの画面に登場しレポーターとして、現場から直接視聴者にニュースを伝えるということでしょう。

しかし、
それは彼らの仕事のほんの一部にすぎません。

彼らの強みは、映像制作力ではなく、情報収集力=取材力にあります。

実は、
大多数の報道記者はテレビ画面に登場することはありません。

新聞記者と同じフィールドで切磋琢磨しながら、特ダネやスクープを求めて、日夜、地道な取材活動を続けています。

「新聞記者」とテレビの「報道記者」の違いですが、「取材して記事を書く」という意味では、彼らは全く同じ仕事をしています。異なるのは、ニュースの表現方法です。

報道記者が現場で書いた原稿は、
活字として報道されるのではなく、テレビ局に送られ、スタジオでアナウンサーによって読み上げられます。

また、
「報道記者はしゃべれてナンボ」といわれます。これが新聞記者と大きく異なる点です。

大きな事件・事故の場合は、現場に中継車が来て、テレビカメラの前で、生中継でレポートすることもあれば、スタジオで記者が解説するというケースもあります。

肩書・役割・業務内容を理解しておくことは、取材獲得やメディア露出を実現するための、基本の「き」なのです。

野澤直人

 


 
 
 
以下、広報PRセミナーのご案内です。

 

「超実践型・広報PRゼミ」- 2019.7.30
ワンデー集中講座(交流会あり・軽食付)


 
 
スタートアップのためのPR会社
ベンチャー広報の野澤です。

「どうしたら日経新聞の記者と会えますか?」
「ワールドビジネスサテライトから取材される方法を教えてください」

スタートアップやベンチャー企業の広報活動支援をしていて、一番多く相談をいただくのが、この「メディアリレーションズ(新聞社やテレビ局、出版社などを中心としたマスメディアと良好な関係を築く活動)」に関する悩みです。

広報に関する必要な知識やスキルを身に付けたいと思えば、ネット検索で「広告と広報の違いとは」「広報としての心構え」「プレスリリースの書き方」など初歩的な情報は無料でいくらでも手に入ります。また、広報関連の書籍を二、三冊読めば、広報の基礎的な知識はそれなりに得られるでしょう。
しかし、メディアリレーションズはそう簡単にはいきません。

記者や編集者、TVディレクターの情報はインターネット上にはほとんどありませんし、仮に面談できたとしても取材・報道につなげるのは簡単なことではありません。広報を本気でやろうと思えば思うほど、一番難しいと感じるのはメディアリレーションズの部分ではないでしょうか。

そこで今回、「超実践講座」と題して、スタートアップ・ベンチャー企業限定で「媒体研究」×「攻略法」×「成功事例」というフレームワークで、メディアリレーションズのやり方を実践的に学ぶという、今までなかった画期的な講座を開催することにしました。

講座概要とあわせて、ここに至るまでの背景や想いをお伝えします。

 

スタートアップ・ベンチャー企業にとってメディアリレーションズが超重要なワケ

最近、広報PR界隈では「ストーリーテリングを大切にせよ」とよく言われます。

起業家、家入一真さんのツイートから一気に話題になりましたね。

こちらの記事「家入一真『社員数人でも広報・PRは入れろ』ツイートに込めた思いとは」では、ストーリーテリングは、ユーザー獲得においても、採用においても、文化づくりの社内広報としてもとても大事な役割だと書かれています。

これを見て、「早速ストーリーテリングしよう!」そう考えた方もいらっしゃると思います。ただし、これはあくまでも「伝える内容」の話。広報担当者は、その「伝え方」をしっかりと考えて実行しなければなりません。

伝える手段として真っ先に挙げられるのがプレスリリースですが、プレスリリースを一方的に送っているだけでは、ストーリーは伝えられないのが実際のところ。なぜなら、マスコミ関係者は、スタートアップ・ベンチャー企業のプレスリリースはほとんど読まないからです。マスコミに自社のストーリーを報道してもらいたいのであれば、オフライン(対面)でのコミュニケーションは不可欠。結局のところ、ストーリーを伝えるにしてもメディアリレーションズが超重要なのです。

メディアリレーションズは気合と根性だけでは無理

そのオフラインでの接点を持つために、広報担当者はメディアプロモート(マスコミ関係者へのコンタクト)をしていくわけですが、そのメディアプロモートのレベルの低さと酷さに、時々私は唖然とします。どのくらい酷いかというと「ワールドビジネスサテライトに出たい」と広報担当者自身が言っているにも関わらず「じゃあ毎日その番組を視聴してますよね?」と確認すると「実はあまり見たことないんですよ…自宅にテレビがないもので(テへ)」と平気で発言するレベル。これではワールドビジネスサテライトのディクレターに相手にされないのも当たり前です。

これは極端な例ですが、プロモートする相手の媒体をしっかり研究せず、一方的に電話やメールでコンタクトする広報担当者やPR会社のなんと多いこと!
そのような行為は、マスコミの方の迷惑になるので絶対にやめましょう。

私はかつて雑誌の編集者としてマスコミ側にいた人間なので、マスコミ関係者の気持ちがよくわかります。彼らのところには毎日、企業の広報担当者やPR会社のプロモーターから的外れな迷惑電話がいっぱいかかってきますから、広報担当者やPR会社にウンザリしているマスコミ関係者が多いのも事実。「どうしても会ってください!」なんていう気合と根性では、メディアリレーションズはできません。

メディアプロモートをするにあたっては、どんな媒体なのか、編集部はどんな組織なのか、キーマンは誰なのかを情報収集した上で、過去に報道された記事や放送された内容を分析し、的確なコンタクト相手と関心事を把握する必要があります。

正しいメディアリレーションズ、つまり良好な関係構築は、マスメディアと企業の双方にとってメリットがありますし、情報が届けられる社会においても良い働きをします。以前マスコミで働いていた者として、現在は広報PRを支援する立場の人間として、メディアリレーションズに関する課題を解決したいと考え、この講座を開催することにしました。
 
これまでベンチャー広報が培ってきたメディアリレーションズの手法やノウハウをベースに、媒体研究の仕方や攻略方法を成功事例とともに「超」実践的に学んで頂く講座です。

ズバリ!
スタートアップ・ベンチャー企業なら絶対に外せない3媒体、「日本経済新聞」「テレビ東京・ワールドビジネスサテライト(WBS)」「Yahoo!ニュース」にしぼり、各媒体の攻略法を具体的に学んで頂きます。

講座内容は以下の通り。
 

「超実践型・広報PRゼミ」ワンデー集中講座 2019.7.30

14:30 受付開始
15:00 講座開始:講師紹介、講座ガイダンス、参加者自己紹介:30分
15:30 「日本経済新聞」の媒体研究&攻略法&成功事例::50分
16:20 休憩
16:30「ワールドビジネスサテライト」の媒体研究&攻略法&成功事例:50分
17:30 「Yahoo!ニュース」の媒体研究&攻略法&成功事例:50分
18:30 交流会:60分
19:30 交流会終了

※スケジュールは予定です。予告なく変更されることがあります。

この講座ではかなりデリケートな情報を扱うため、少人数制でオフラインのみ、完全クローズドで行います。(※この講座で聞いた内容は絶対に他人に話さないでください。この講座の資料は絶対に他人にシェアしないでください。)

ベンチャー広報が過去10年間で蓄積した知見と成功事例を元に、どのようにメディアプロモートすれば取材になりやすいのかを解説し、クローズドだからできるメディアの最新情報も共有します。

この「超実践型・広報PRゼミ」は、講座の期間中だけでなく終了後も一緒にディスカッションしたり、メディア研究したり、マスコミ担当者の方を紹介し合ったり…お互いに持っている経験や知識をシェアし、教え合い、学び合う、質の高いコミュニティにしたいと考えています。
 

講師プロフィール


株式会社ベンチャー広報
代表取締役 野澤直人

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。 マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、当時無名だった海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ毎年100~140件のマスコミ露出を実現。5年で売上10倍という同社の急成長に貢献する。

2010年に日本では珍しいベンチャー企業・スタートアップ専門のPR会社として株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。講演・講師実績も多数。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。 2014年より名証セントレックス上場のIT企業・株式会社ガイアックスの執行役を兼務。
 

講座日程および要項

【講座日程】
日程:2019年7月30日
時間:15:00~18:30(交流会は18:30から1時間程度)
場所:Nagatacho GRiD[永田町グリッド]

【受講対象者】
・スタートアップ・ベンチャー企業の広報担当者・経営者
・IPOに向けて広報体制づくりが必要な企業の広報担当者・経営者
・起業家あるいは起業準備中の方
・大企業の新規事業開発担当

【ご注意】
・同業者の方(PR会社の関係者、フリーランスのPRマン)の参加はご遠慮ください。

【定員】
10名
※先着順/定員になり次第募集終了。
※申込みが5名未満の場合には開催しない場合があります。

【受講料】
8万円(消費税別)

【お申し込みフロー】
申込時にpeatixにて一括支払い