2019/05/08

【事例・テレビ取材】TVの報道効果を最大限高める方法とは?

広報PRノウハウ

スタートアップのためのPR会社
ベンチャー広報の長崎です。

皆さんに質問です。

半年間で4〜5回御社の事業が報道されたとします。
広報活動の効果があったのは、どちらだと思いますか?
 

  1. 1. 半年間でTVにだけ4回取り上げられた
     (夜の経済ニュース、朝・夕方の情報番組など)

  2. 2. 半年間でTVは1回、新聞・WEB媒体・雑誌に4回

 
これは実際にあった事例なのですが、大きな反響になったのは、
2.の「半年間でTVは1回、新聞・WEB媒体・雑誌に4回」だったのです。

なぜこのような結果になったのでしょうか。
ポイントは情報の信頼性という点にあります。

それでは、まず半年間で4回TVに取り上げられたクライアントの事例からご紹介します。
 

半年間でTVに4回取り上げられた結果とは

この企業は、生活情報サイトを運営していました。

このメディアの会員数を増やすことを目的に、広報活動をご依頼いただきました。その内容はちょっと特殊で、「TVにだけ取材されたい」というご希望でした。

弊社は効果を最大限発揮するために、なぜ紙媒体やWEBメディアへの広報活動が必要なのかというご説明とだからこそ他のメディアにも展開する提案もしました。しかし、「本当にTVに出ればいい」と強いご希望があったため、TVへのアプローチだけを行うことになったのです。

その情報サイトは、立ち上がって1年ほど、特定の情報を集め掲載しているメディアでした。

内容は生活に身近で、TVでよく話題になる「家計・天気・物価」に直結するコンテンツが多かったため、比較的TVの制作者の方が常に探している「何か」に紐づけやすいサイトの内容でした。

そして、活動開始して1ヶ月足らずで幸先よく取材を獲得することができ報道されました。
1回目ということもあって、クライアントは非常に喜んでいました。

実際の報道内容も決して悪くありません。サイト名、サイトの画像、コンテンツ内容、ユーザーの紹介など10分弱放送されました。

そして2回目。前回とほぼ同じような内容で報道されました。

活動開始から3ヶ月目に放送された3回目は、お昼の情報番組で長時間の密着取材でした。

放送時間も非常に長く、20分も!
事業やサービスが伝わる非常に良い内容でした。放送した後、取材に来てくれたスタッフさんからは視聴率がとてもよかったよ!とコメントを頂いたほどです。

しかしクライアントの表情はいまいち。

実はあまり反響がないんです… ということでした。

ここで方向転換することも検討しましたが、もともと立てた目標を変えたくないという結論から、あと1回TVに放送されれば大きな反響につながるだろうと活動のペースを落とさずにTVへのアプローチを継続しました。

そして、4回目。

活動開始から半年を迎える6ヶ月目、朝の情報番組で報道されるのですが、その後の結果は散々でした。TV放送後のアクセスはほぼ変化がありません。ネットの広告も出していたし何故なんだ、クライアントは頭を抱えて悩み込み、このまま半年間の活動を終えました。

話変わって、2.の「半年間でTVは1回、新聞・WEB媒体・雑誌に4回」のクライアントの例をご紹介します。
 

放送終了後には、サーバーが落ちるほどの反響

こちらのクライアントは、できて間もないベンチャー企業で新規性の高いWEBサービスを立ち上げたばかりでした。社長も著名な方ではなく、また有名企業の出身者でもありません。知名度は0の状態です。

ご依頼の際、やはりTVに取り上げられたい!とご要望を頂き、TVに取材されるための半年間の広報戦略を策定しました。

まずは、新聞の報道獲得。いわゆる社長インタビューです。
記者の方に社長に取材に来ていただき、起業経緯、現在の市場・課題、事業概要、想い、今後の展望などを取り上げてもらいました。

そして、たくさんのメディアに、この企業の説明・紹介をして回りました。

すぐに取材にならなくても、企業を知ってもらうことがとても重要なのです。そうして、2ヶ月後には新事業を発表し、この活動で出会っていた新聞、WEBメディア、ビジネス紙の記者の方が、ニュースとして取り上げてくれました。

こうして、報道の結果を持ってTV制作者にもアプローチ。半年後には夜の報道番組の特集として、報道されたのです。

このときは特集の放送中からHPにアクセスが集中しだし、放送終了後にはサーバーが落ちました。また予想以上にサイトへの登録や依頼があり、世に大きく知られることになりました。

その後分析すると、放送を見たユーザーがSNSで過去の取材記事をシェアしたり、オススメしてくれていたのです。そうして連鎖的に情報拡散されていました。

信頼性の高い情報がWEB、新聞、雑誌からも報道されていることは、TVでの報道効果を最大限発揮することにつながります。

広報活動は点ではなく線で考えろとよく言います。

どのメディアに出ることを目標にするよりも、企業のストーリー、背景など、たくさんの情報が一つのメディアからではなく、複数から見つかる、目につくようにすることが重要です。

「TVに取材、放送されたけど思ったより反響がなかった」場合は、ぜひ新聞、WEBでの報道を地道に増やすことを実践してみてください。