2019/06/10

「記者」「デスク」「キャップ」の違いとは?

広報PRノウハウ

スタートアップのためのPR会社
ベンチャー広報の野澤です。

広報PRの仕事で新聞社の方にお会いすると様々な肩書きの方がいらっしゃいますよね。

例えば、
・「記者」
・「デスク」
・「キャップ」

これらは、
全て新聞社で報道にたずさわる方の役職・肩書きですが、それぞれ社内での役割や仕事の仕方が全く異なります。

その違いをきちんと理解していないと広報活動はうまくいきません。

今回は、
新聞社における肩書き別の役割についてまとめました。

記者

新聞社に広報活動をする上で、もっとも重視すべきなのが「記者」です。
新入社員から年配の方まで、年齢も幅広く人数も多い。

自分でネタを見つけて原稿を書くのが彼らの仕事です。

基本的に個人単独で行動し、日中は外で取材、夕方に帰社して夜までに原稿を書く、という行動パターンを繰り返します。

彼らの最大の特徴は、
いつ、何を取材するかを、上司に相談せず、彼ら個人の判断で決められること。

したがって、
取材をお願いするなら「記者に直接」というのが手っ取り早いです。

逆に、
取材をして原稿を書くまでの権限はありますが、その原稿を紙面に掲載するかどうかの権限は持っていないというのがポイントです。

デスク

記者の上司にあたるポジションです。
彼らは基本的に原稿を書きません。

記者からあがってきた原稿内容をチェックし、ニュースバリューを判断して、紙面に掲載するかどうか、どのくらいの大きさの記事にするかを決めるのが彼らの仕事です。

記者とは異なり、
彼らは外に出て取材することはあまりありません。

日中でも社内にいるので、
電話するとつかまりやすいですが、残念ながら彼らには取材するかどうかを決める権限はありません。

デスクに取材をお願いすると、
「僕の部下に取材を検討するように言っておきますね」と言われることが多いです。

その後、
記者から取材の依頼があることもあれば、ないこともあります。

そのあたりは、
提供したネタのニュースバリューやデスクと記者との力関係次第です。

キャップ

記者の中でリーダー的な役割を果たすベテラン記者のことをこう呼びます。

一般の記者に比べて、
人数は少なく、社内でも一目置かれる存在です。

スクープ取材など重要なミッションを任されることも多いです。

彼らは一般の記者と異なり、
配下に複数の記者を従えて、部下の教育をしながら、チームで取材活動を行うことがあります。

キャップ=実力のある記者であり、
彼らは上司であるデスクにも影響力を与えます。

本来、
原稿を紙面に掲載する権限は記者にはないのですが、「デスク、この原稿は面白いので、紙面で大きく掲載してください」とキャップが進言すると、それが通ったりします。

いかがでしょうか。

新聞社の方と名刺交換をする際には、ぜひ肩書きに注目してみてください。

 


 
 
 
以下、広報PRセミナーのご案内です。

マスコミを知らずに広報するな
「媒体研究・報道分析」を学ぶ広報PR講座


 
 
こんにちは。ベンチャー広報の野澤です。

私がマスコミ関係者の方と話していると、「大企業の広報担当者に比べて、スタートアップやベンチャー企業の広報担当者はレベルが低いね」という指摘を受けることがあります。
 
 
スタートアップやベンチャー企業では社内に広報PRに詳しい人材がいないため、先輩・上司からの指導や教育もなく、素人同然の広報担当者が孤軍奮闘・・・スタートアップ広報あるあるですね。とはいえ、スタートアップの広報さんは勉強熱心な方も多いですし、書籍やセミナーを通じて広報PRのノウハウについて意欲的に習得されています。しかし、なかなか大企業の広報担当者とのレベルの差はうまりません。なぜでしょうか。

それは、スタートアップ・ベンチャー企業の広報担当者には、広報活動を行う上で絶対不可欠な「ある要素」が決定的に足りないからです。その要素とは「媒体研究・報道分析」のこと。
 
 
例えば、広報担当者と私の間でこんな会話が交わされます。

広報さん「朝日新聞から取材されたいんですよ。どうしたらいいですか」
野澤  「じゃあ当然、朝日新聞は定期購読して毎日熟読してますよね?」
広報さん「いや、実はあまりちゃんと読んだことなくて・・・」
 
 
こんな広報担当者の会社を取材したいと思う朝日新聞の記者がいるでしょうか?
このように相手の媒体をろくに調べもせず、一方的に電話やメールでコンタクトする広報担当者やPR会社のなんと多いこと!
 
 
そのような行為は、広報担当者にとってもマスコミにとっても「百害あって一利なし」です。

マスコミと適切なコミュニケーションをとるには、相手はどんな媒体なのか、編集部はどんな組織なのか、キーマンは誰なのかを情報収集した上で、過去に報道された記事や放送された内容を分析し、的確なコンタクト相手と関心事を把握する必要があります。
 
 
大企業では、新卒の社員が広報部に配属されると、徹底的に媒体研究のやり方をたたき込まれます。主要の新聞や雑誌を読み、記事をファイリング。自社の記事はもちろん、業界の動きや競合他社の記事も抜き出します。毎日2時間以上を媒体研究に費やす企業も珍しくありません。大企業の広報は媒体研究・報道分析を徹底的にやっています。
 
 
一方、スタートアップやベンチャー企業でこうした地道な作業に時間を割いている広報担当者は少数派でしょう。ここが、大企業とスタートアップ・ベンチャー企業の広報レベルの違いを生んでいる一因であることは間違いありません。
「マスコミを知らずに広報するなかれ」媒体研究と報道分析こそが、本質的な広報力の源泉なのです。
 
 
とはいえ、そもそも媒体研究・報道分析をやったこともないしやり方もわからない、という方も多いと思います。

そこで今回「媒体研究・報道分析」について、フレームワークを中心に具体的な進め方や必要なツールまで体系的に学べる講座を企画しました。ぜひこの機会にご参加ください。
 
 

広報PRセミナー 2019年6月25日(火) 14:00~

<セミナー概要>
日時: 2019年6月25日(火) 14:00~15:30(受付開始 13:30)
会場: 東京都千代田区平河町2-5-3 Nagatacho GRID
   (東京メトロ永田町駅4番出口より徒歩3分)
定員: 先着30名
費用: 8,000円(税込) ※ただし、↓↓↓

※セミナー当日「逆襲の広報PR術」(野澤直人・著)をお持ちいただくと(Kindle版含む)、
 参加費は5,000円となります。

※セミナー会場での書籍の販売はございませんので、事前にご購入をお願いいたします。
※参加費は、当日受付にて現金でお支払いいただきます。
※領収書の宛名は、お申し込み時にご記入いただいた名義とさせていただきます。
 
 


 
<講師>
野澤直人
株式会社ベンチャー広報 代表取締役 野澤直人

20代でビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上の取材を経験。その後、当時無名だった某ベンチャー企業で広報部門をゼロから立ち上げ、同社在籍中の8年間で朝日新聞、週刊ダイヤモンド、ワールドビジネスサテライトをはじめ毎年100~140件のマスコミ露出を通じて同社のブランディングに貢献。その実績とノウハウをもとに、業界でも珍しい、中小ベンチャー企業専門のPR会社を設立。プレスリリースに頼らない画期的な手法で、多くの企業の広報活動を支援している。
 

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