2019/07/23

記者・編集者に飛び込みで訪問アポイントを取るコツ

広報PRノウハウ

スタートアップのためのPR会社
ベンチャー広報の野澤です。

中小ベンチャー企業の場合、
プレスリリースをFAXやメールでマスコミに送り、ただ待っているだけでは、ほとんど取材になることはありません。

本気で自社の情報をマスコミに取り上げて欲しいなら、マスコミの人に会って、プレスリリースの内容を説明し、直接取材をお願いするべきでしょう。そんなお話をすると、こんな風によく言われます。

「そもそもマスコミに知り合いがいないし…」
それは当たり前です。新規で開拓しましょう。

「記者、編集者の連絡先がわからないんです」
マスコミの連絡先を調べるツールは色々ありますからそれを活用しましょう。

「マスコミの人は忙しいからアポイントなんてとれないのでは?」
実はそんなことはありません。

マスコミの人にアポイントを取るコツはただひとつ。電話する相手が作っている媒体を良く読むことです。

私は、ビジネス誌の編集をしていたことがあります。編集部には毎日、企業広報の方やPR会社の方から頻繁に電話がかかってきます。

「うちの会社の商品・サービスを取材して欲しい」
「プレスリリースの内容を説明したいので会って欲しい」
という売り込みの電話です。

編集者としては常に新しい情報にアンテナをはっていますから、校了前など超多忙な時期以外は、一応、話を聞くスタンスは持っています。

しかし、話を聞いてみると、その内容はどう考えても私の作っている雑誌では扱えない話題だったりするのです。

そんな時にはこうたずねます。
「失礼ですが、うちの雑誌を読んだことありますか?」

その答えは、
「いや… すみません。読んだことないです…」

読んだこともない雑誌に売り込みの電話はしないでください。でもこういうダメ広報マンはけっこう普通にいます。上司に言われて、マスコミリストの上から順番にテレアポしているのでしょうね。

一方でこんな風に電話してくる優秀な広報マンもいます。
「私、○○○○の広報を担当している△△△△と申します。いつも××××(媒体名)をいつも読ませて頂いています」

解説:
編集者にとって読者はお客様ですから、「いつも読んでます」と言われると弱い。

「貴誌で過去に○○○○や△△△△の特集をされているのを読みまして。それに関連する情報なのですが、1分ほどお時間を頂けませんか」
「貴誌で連載されている××××のコーナーで取り上げて欲しい話題があるのですが。」

解説:
なぜ、その媒体に売り込みをしているのか、明確な理由と目的をもって具体的な提案をされると、編集者は聞く耳を持ちます。

取材して欲しい媒体が決まっているなら、まずはその媒体のバックナンバーをできれば1年分、全て読むことです。そして、その媒体の特集の傾向や連載コーナーの内容を把握した上で、それに合った形で具体的な売り込みや提案を媒体側にすべきです。

そうすれば、まったく新規の飛び込みで電話したとしても、話を聞いてくれ、けっこう高い確率で、訪問のアポイントがとれますよ。

野澤直人

 


 
 
 
以下、広報PRセミナーのご案内です。

 

新聞のデジタル化に対応した広報できてますか
ネット時代に全国紙記者から選ばれる広報担当とは


 
 
インターネットが出現して以来、メディア環境は大きく変化しています。デジタル時代だからネット媒体向けのWEBPRだけをやっておけばいい?紙媒体は時代遅れ?もしそう思っているならあまりに短絡的と言わざるを得ません。

デジタル時代といえども、いや、デジタル時代だからこそ実は「新聞」が重要なのです。新聞の報道はWEBやテレビなど他の媒体に波及しやすいという特徴があります。テレビ報道・情報番組の要=情報源は新聞です。テレビキャスターや報道記者も、毎日の取材源として全国紙の新聞をかかさずチェックしています。報道関係者にとっても、PRパーソンにとっても新聞がすべての基本なのです。これは今も昔も変わりません。

最近、新聞関係者の方から「DF」(ディーエフ)という言葉をよく聞きます。Digital First(デジタルファースト)の頭文字をとったものです。ここ数年、新聞各社とも、紙面よりも電子版にスクープを報道させる傾向が増えています。朝刊のスクープが、既に前日の夕方から深夜に電子版ですでに報道されていることがあります。これがデジタルファーストです。
このように、全国紙の新聞(朝日、読売、毎日、産経、日経)は今、大きな変革期をむかえています。私たちPRパーソンは、こうしたメディアの変化を敏感とらえ、それに合わせた広報活動をしなければなりません。

そこで今回、朝日新聞社様にご協力頂き、デジタル時代における新聞報道や組織の変化、取材になるプレスリリースのポイント、記者とのコミュニケーション・企画提案のやり方などについて講演をお願いしました。ぜひこの機会に、朝日新聞の最新情報をキャッチアップすると同時に、ご自身の全国紙の新聞に対する広報活動について見直してみてはいかがでしょうか。

<講師プロフィール>
朝日新聞 円山史氏
2010年に朝日新聞へ入社。名古屋本社報道センター→津総局→北海道報道センターと転勤し、2016年に東京社会部へ。名古屋、津では高校野球や警察、札幌では警察や行政取材を担当。東京社会部では、荒川、葛飾、足立区など東京東部エリアの取材や、教育関係の取材を担った。特に教育関係では、取材対象は学校や大学、研究機関、民間企業にNPOと幅広かった。2019年5月から人材戦略本部付。

<セミナーコンテンツ>

  • 朝日新聞本紙と朝日新聞デジタルの編集体制について
  • デジタル時代の新聞の読み方・使い方
  • 新聞報道がテレビ報道に波及した事例とその仕組み
  • 記者からみた「上手いプレスリリース」とは
  • プレスリリースが記事になった事例をもとにポイントを解説
  • 記者は取材先はどうやって探している?
  • 広報の上手な企業の事例について(記者とのコミュニケーションの取り方など)
  • 新聞は経済面や社会面だけではない。●●面、●●面を狙え
  • 知ってますか?記者、デスク、編集委員、論説委員の違い
  • 広報担当が知っておくべき新聞社内の専門用語

新聞のデジタル化に対応した広報できてますか
ネット時代に全国紙記者から選ばれる広報担当とは

<セミナー概要>
日時: 2019年9月12日(木)14:00~15:30(受付開始 13:30)
会場: 東京都千代田区平河町2-5-3 Nagatacho GRID
   (東京メトロ永田町駅4番出口より徒歩3分)
定員: 先着30名
特典:朝日新聞デジタル2ヶ月分の購読
料金: 8,000円(税込)

※セミナー当日「逆襲の広報PR術」(野澤直人・著)をお持ちいただいた方(Kindle版含む)は、5,000円(税込)で参加できます。
※セミナー会場での書籍の販売はございませんので、事前にご購入をお願いいたします。
※料金には朝日新聞デジタル2ヶ月分の購読料が含まれています。
※参加費は、当日受付にて現金でお支払いいただきます。
※領収書の宛名は、お申し込み時にご記入いただいた名義とさせていただきます。
 

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