2019/07/31

記者や編集者と食事をする目的とは

広報PRノウハウ

スタートアップのためのPR会社
ベンチャー広報の野澤です。

苦労して記者や編集者に新規でコンタクトを取り、
取材になったときの喜びは格別です。

その結果、記事が掲載されると、
達成感で気が緩んでしまいがちですが、
決して、ここで満足をしてはいけません。

実は、記事が出た直後が大チャンスなのです!

すかさず、
「記事を掲載して頂きありがとうございました」
と、お礼のメールを入れましょう。

そして、その記者さんと今後も仲良くしたいのなら、
「このたびの取材のお礼もかねて、ぜひお食事でも」
と誘ってみることをおすすめします。

夜が難しければ、ランチでもOKです。

ただし、記者や編集者と食事をするのは、接待が目的ではありません。
食事をごちそうしたくらいで記事を書いてくれるほど甘くはありませんし、
まともな記者なら会計は必ず割り勘にするはずです。

それでは、何のために食事をするのか?
その最大の目的は「情報収集」です。

例えば、

    • その記者の担当分野、最近の興味関心事は何か。
    • 次に書こうとしている取材テーマは何か。
    • 日頃の行動パターン(出社時間や帰宅時間、1日の取材件数、いつ原稿を書いているか)
    • いつなら電話でコンタクトしても迷惑でないのか。
    • その記者の過去の経歴(どんな部署を歴任してきたのか)
    • 一日に何枚くらいリリースを見ているか。
    • リリースをもとに取材することはあるのか。どんなリリースなら取材したくなるのか。
    • リリースを送付するならFAXがいいのかメールがいいのか。
    • その記者いる編集局の組織体制はどうなっているのか。

など

「敵を知り己を知れば百戦危うからず」ですから、
食事の機会が持てたら、その記者について徹底的にヒアリングしましょう。
それらの情報が、その記者と今後の関係性を築くために大いに役立ちます。

また、記者から
「最近、こんな情報を探しているんだよね。何か知りませんか?」
という具合に、宿題をもらえたらしめたものです。
自社と関係のない話題だったとしても、積極的に情報提供しましょう。

「食事をご馳走して貸しを作る」ことは難しいですが、
「役に立つ情報を提供することでなら貸しを作る」ことはできます。
マスコミ人と広報マンは情報のやりとりでつながっているのです。

さらに、もし次に発信したいPRネタが決まっているなら、
「こんな話題があるのですが、記事になりますか?」
と聞いてみるのもいいでしょう。

「それは面白いね!」と、取材につながればラッキーですし、
難色を示されたら、なぜ取材にならないのか理由を教えてもらいましょう。
記事になるのか、ならないのか、、、答えは記者が知っています。

記者や編集者も忙しいですから、食事ができるのは貴重な機会です。
くれぐれも「飲み食いして仲良くなれば、今後も取材してくれるかなぁ」
なんて、ぼんやりした考えで記者と食事をしないようにご注意ください。

野澤直人

 


 
 
 
以下、広報PRセミナーのご案内です。

 

新聞のデジタル化に対応した広報できてますか
ネット時代に全国紙記者から選ばれる広報担当とは


 
 
インターネットが出現して以来、メディア環境は大きく変化しています。デジタル時代だからネット媒体向けのWEBPRだけをやっておけばいい?紙媒体は時代遅れ?もしそう思っているならあまりに短絡的と言わざるを得ません。

デジタル時代といえども、いや、デジタル時代だからこそ実は「新聞」が重要なのです。新聞の報道はWEBやテレビなど他の媒体に波及しやすいという特徴があります。テレビ報道・情報番組の要=情報源は新聞です。テレビキャスターや報道記者も、毎日の取材源として全国紙の新聞をかかさずチェックしています。報道関係者にとっても、PRパーソンにとっても新聞がすべての基本なのです。これは今も昔も変わりません。

最近、新聞関係者の方から「DF」(ディーエフ)という言葉をよく聞きます。Digital First(デジタルファースト)の頭文字をとったものです。ここ数年、新聞各社とも、紙面よりも電子版にスクープを報道させる傾向が増えています。朝刊のスクープが、既に前日の夕方から深夜に電子版ですでに報道されていることがあります。これがデジタルファーストです。
このように、全国紙の新聞(朝日、読売、毎日、産経、日経)は今、大きな変革期をむかえています。私たちPRパーソンは、こうしたメディアの変化を敏感とらえ、それに合わせた広報活動をしなければなりません。

そこで今回、朝日新聞社様にご協力頂き、デジタル時代における新聞報道や組織の変化、取材になるプレスリリースのポイント、記者とのコミュニケーション・企画提案のやり方などについて講演をお願いしました。ぜひこの機会に、朝日新聞の最新情報をキャッチアップすると同時に、ご自身の全国紙の新聞に対する広報活動について見直してみてはいかがでしょうか。

<講師プロフィール>
朝日新聞 円山史氏
2010年に朝日新聞へ入社。名古屋本社報道センター→津総局→北海道報道センターと転勤し、2016年に東京社会部へ。名古屋、津では高校野球や警察、札幌では警察や行政取材を担当。東京社会部では、荒川、葛飾、足立区など東京東部エリアの取材や、教育関係の取材を担った。特に教育関係では、取材対象は学校や大学、研究機関、民間企業にNPOと幅広かった。2019年5月から人材戦略本部付。

<セミナーコンテンツ>

  • 朝日新聞本紙と朝日新聞デジタルの編集体制について
  • デジタル時代の新聞の読み方・使い方
  • 新聞報道がテレビ報道に波及した事例とその仕組み
  • 記者からみた「上手いプレスリリース」とは
  • プレスリリースが記事になった事例をもとにポイントを解説
  • 記者は取材先はどうやって探している?
  • 広報の上手な企業の事例について(記者とのコミュニケーションの取り方など)
  • 新聞は経済面や社会面だけではない。●●面、●●面を狙え
  • 知ってますか?記者、デスク、編集委員、論説委員の違い
  • 広報担当が知っておくべき新聞社内の専門用語

新聞のデジタル化に対応した広報できてますか
ネット時代に全国紙記者から選ばれる広報担当とは

<セミナー概要>
日時: 2019年9月12日(木)14:00~15:30(受付開始 13:30)
会場: 東京都千代田区平河町2-5-3 Nagatacho GRID
   (東京メトロ永田町駅4番出口より徒歩3分)
定員: 先着30名
特典:朝日新聞デジタル2ヶ月分の購読
料金: 8,000円(税込)

※セミナー当日「逆襲の広報PR術」(野澤直人・著)をお持ちいただいた方(Kindle版含む)は、5,000円(税込)で参加できます。
※セミナー会場での書籍の販売はございませんので、事前にご購入をお願いいたします。
※料金には朝日新聞デジタル2ヶ月分の購読料が含まれています。
※参加費は、当日受付にて現金でお支払いいただきます。
※領収書の宛名は、お申し込み時にご記入いただいた名義とさせていただきます。
 

お申込みはこちら