2019/09/02

「ディレクター」と「報道記者」の違いとは?

広報PRノウハウ

スタートアップのためのPR会社
ベンチャー広報の野澤です。

新聞社における

  • 「記者」
  • 「デスク」
  • 「キャップ」

の違いについては、こちらのコラムにで書いていますが、

今回は、テレビ局についてです。

広報PRに関わる方であれば、

  • 「プロデューサー」
  • 「ディレクター」
  • 「アシスタントディクレター(AD)」

の違いについてはある程度ご理解頂いていると思います。

広報活動を行う上で、基本的にもっとも重視すべきなのは「ディクレクター」です。ここまでは大丈夫ですよね?

テレビ番組への露出を狙う上で、マークすべきポジションがもうひとつあります。それが「報道記者」です。

※新聞記者と区別するため、あえてこのように呼びます。

広報PRに携わっていても「ディレクター」「報道記者」の違いを、きちんと理解している方は意外と少ないかもしれません。

例えば、NHKでは、そもそも採用時の入り口が、「ディレクター」と「報道記者」では異なります。それだけ、役割や求められる能力が違うということです。

その役割の違いを大まかにいうと、自分の持ち場(取材を担当している分野)を拠点に、深く取材対象に入り込んで情報を取るのが報道記者で、そうした情報をベースに番組を構成して仕上げるのがディレクターということになります。

組織的に言うと、民放ではディレクターと報道記者は、所属部署が異なるのが普通です。

  • 「ディレクター」→ 情報制作局
  • 「報道記者」→ 報道局

というパターンが多いですね。

ディレクターは特定の番組に所属し、その番組用に取材をしたり映像を作るので、「番組ディレクター」と呼ばれたりします。

一方、報道記者は、特定の番組に所属せず、自分の取材した原稿や映像をさまざまな時間帯の番組(主にニュース番組)に提供するのが普通です。

「ディレクター」と「報道記者」の特徴や仕事について、わかりやすくまとめると下記の通りです。

ディレクター

彼らの仕事は「面白い映像を作ること」です。

テレビ番組制作の責任者として、番組の企画立案から現場での取材・収録、VTRの編集、テロップ作成まで、幅広い作業を行います。

基本的に彼らは裏方ですから、レポーターとして、テレビの画面に映ることはありません。いわば、映像制作の職人です。

取材対象が幅広いため、短期勝負で特ダネやスクープを取ってくるのは苦手です。

逆に、じっくり時間をかけて取材を行い、尺(放送時間)の長い、深堀した内容の番組や映像を作るのを得意とします。

報道記者

彼らの仕事は「ニュース性の高い情報をキャッチし、テレビを通じていち早く報道すること」です。

ディレクターとのわかりやすい違いは、報道記者は、テレビの画面に登場しレポーターとして、現場から直接視聴者にニュースを伝えるということでしょう。

しかし、それは彼らの仕事のほんの一部にすぎません。彼らの強みは、映像制作力ではなく、情報収集力=取材力にあります。実は、大多数の報道記者はテレビ画面に登場することはありません。

新聞記者と同じフィールドで切磋琢磨しながら、特ダネやスクープを求めて、日夜、地道な取材活動を続けています。

「新聞記者」とテレビの「報道記者」の違いですが、「取材して記事を書く」という意味では、彼らは全く同じ仕事をしています。異なるのは、ニュースの表現方法です。

報道記者が現場で書いた原稿は、活字として報道されるのではなく、テレビ局に送られ、スタジオでアナウンサーによって読み上げられます。また、「報道記者はしゃべれてナンボ」といわれます。これが新聞記者と大きく異なる点です。

大きな事件・事故の場合は、現場に中継車が来て、テレビカメラの前で、生中継でレポートすることもあれば、スタジオで記者が解説するというケースもあります。

肩書・役割・業務内容を理解しておくことは、取材獲得やメディア露出を実現するための、基本の「き」なのです。

野澤直人

 


 
 
 
以下、広報PRセミナーのご案内です。

 

『ニュース番組の違いは「組織」を見ればわかる』
元テレビ朝日・テレビプロデューサーがわかりやすく解説


 
 
こんにちは。ベンチャー広報の長崎です。

「テレビ番組から取材されたいのですが、どうしたらいいでしょうか」
これは広報担当者の方からitadakuく最も多いご相談のひとつです。

まずやるべきことは、
テレビ番組を実際に視聴して、取材されたい番組の報道内容をしっかり分析することでしょう。

ですが、一流の広報マン、PRパーソンを目指すなら、それだけでは不十分です。

例えば、テレビのニュース番組・情報番組といっても、放送される時間帯によって、

  • 「狙っている視聴者のターゲット」
  • 「取り上げられやすいネタ」
  • 「コンタクトすべき相手(テレビ局のスタッフか、制作会社か等)」
     
    などが大きく異なります。

これらの番組特性を深く理解することではじめて、テレビ番組に対してより効果的な広報活動ができるようになるのです。

そこで今回、
民放キー局など、TV外でも幅広く活躍するテレビプロデューサーを講師にお招きし、

  • 「朝の情報番組」
  • 「昼のワイドショー」
  • 「夕方のニュース番組」
  • 「夜の報道番組」

の違いについて、わかりやすく解説してもらうセミナーを再度企画しました。

この企画は、今年の6月に実施しましたが、受付開始直後、あっという間に定員に達し、当日には「非常に質の高い内容に満足した」という声を多数いただきました。そして、セミナー再演のリクエストを多数いただいたことから、今回の講演を実現しました。

<セミナーコンテンツ>
地上波のニュース番組は「朝」「昼」「夕方」「夜」「ストレート」の5種類。
この5種類で「組織」「ニュースの作り方」「好きなネタ」は全く違う。

  • 「朝」「昼」「夕方」「夜」それぞれのニュース番組のコンセプトの違いとは
  • 朝のニュース番組の組織体制は、制作会社主導の●●●制
  • 昼のニュース番組が狙っている視聴者ターゲットを理解する
  • 夕方のニュース番組の特集は●●●●●が多い
  • 夜のニュース番組を狙う場合、コンタクトすべき相手とは
  • 番組によってこんなに違う「ネタを提供すべき時期」
  • 「今話題のインターネット放送局」が求めているニュースとは?

ぜひこの機会に、テレビ番組の制作現場についての知見を深めてください。
それが広報担当者としてのレベルアップにつながるのは間違いありません。

【本企画の参加者特典】
名刺交換していただけるよう、講師にご快諾いただきました。

<講師プロフィール>

テレビプロデューサー 鎮目博道氏

92年テレビ朝日入社。社会部記者として阪神大震災やオウム真理教関連の取材を手がけた後、スーパーJチャンネル、スーパーモーニング、報道ステーションなどのディレクターを経てプロデューサーに。中国・朝鮮半島取材やアメリカ同時多発テロなどを始め海外取材を多く手がける。また、AbemaTVのサービス立ち上げに参画。「AbemaPrime」、「Wの悲喜劇」などの番組を企画・プロデュース。2019年8月に独立し、放送番組のみならず、多メディアで活動。公共コミュニケーション学会会員として地域メディアについて学び、顔ハメパネルのメディアとしての可能性をライフワークとして研究、記事を執筆している。

『ニュース番組の違いは「組織」を見ればわかる』
「AmebaTV」を立ち上げた、テレビプロデューサーがわかりやすく解説

<セミナー概要>
日時: 2019年10月10日(木)14:00~15:30(受付開始 13:30)
会場: 東京都千代田区平河町2-5-3 Nagatacho GRID
   (東京メトロ永田町駅4番出口より徒歩3分)
定員: 先着50名
料金: 8,000円(税込)

※セミナー当日「逆襲の広報PR術」(野澤直人・著)をお持ちいただいた方(電子書籍含む)は、5,000円で参加できます。
※セミナー会場での書籍の販売はございませんので、事前にご購入をお願いいたします。
※参加費は、当日受付にて現金でお支払いいただきます。
※領収書の宛名は、お申し込み時にご記入いただいた名義とさせていただきます。
 

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