2019/09/10

本来あるべき正しい「メディアキャラバンとは」

広報PRノウハウ

スタートアップのためのPR会社
ベンチャー広報の野澤です。

マスコミ関係者にアポイントをとって面会し、取材の依頼をする活動を「メディアキャラバン」といいます。受け身ではない「攻めの広報」をやろうとする場合、メディアキャラバンは必要不可欠です。

ただ、巷にあふれる広報関係の書籍やセミナーでは、「メディアキャラバンが重要」といいつつも、その具体的な手法やノウハウが説明されることはほとんどありません。

その結果、わざわざマスコミから嫌われるような、間違ったメディアキャラバンをしているPRパーソンが見受けられます。

では、「本来あるべき正しいメディアキャラバン」とは、どんなものか。

事前準備

忙しいからといって、何も準備をせずキャラバンにいくPRパーソンが結構いますが、これはいかがなものかと思います。

必ず、「訪問する相手の媒体が過去にどんな報道をしているのか」をしっかり調べてから行きましょう。これはPRパーソンとして、最低限の礼儀です。

テレビ番組なら、その番組のWEBサイトで、直近の放送内容をチェックする。

雑誌も同じくWEBサイトで、過去数ヶ月分の特集くらいは把握しておく。もちろんバックナンバーにも目を通した方がベターです。

新聞の場合、面会する記者が過去にどんな記事を書いたのか、その記者の署名記事を過去1年分くらい集めて読み込んでください。

その上で、当日持ち込むPRネタを、相手にどんな切り口で説明したら効果的か、自分の中でイメージトレーニングを繰り返しましょう。

キャラバン当日

未熟なPRパーソンがやってしまうよくある間違いは「喋りすぎる」ことです。

記者相手に、自社商品の魅力をこれでもかとまくしたてるPRパーソンがいますが、実は相手からするとうんざりなんです。これは、私が以前、編集者をしていたときの実感です。

こちらからの売り込みは面会時間の3割くらいにおさえて、7割は、相手のお話し伺うよう心がけましょう。

特に、初めて会う相手であれば、情報収集に力点を置くべきです。例えば相手が新聞記者なら、以下のような情報を聞き出せるか否かが、その後、その方と良いお付き合いができるかどうかの決め手となります。

  • その記者の担当分野
  • その記者がいる編集局の組織体制
  • 最近の興味関心事
  • 担当している連載コーナー
  • 次に書こうとしている取材テーマ
  • 日頃の行動パターン(出社時間や帰宅時間、1日の取材件数、いつ原稿を書いているのか)
  • いつなら(電話で)コンタクトしても迷惑でないのか
  • その記者の過去の経歴(どんな部署を歴任してきたのか)
  • 1日に何枚くらいプレスリリースを見ているのか
  • プレスリリースをもとに取材することはあるのか
  • どんなリリースなら取材したくなるのか
  • プレスリリースを送付するならFAXがいいのかメールがいいのか

訪問後

実は、できるPRパーソンとダメPRパーソンのもっとも大きな違いは、キャラバン後のコミュニケーションにあります。メディアキャラバンに行って、取材にならないと、その後、連絡を取らないPRパーソンがほとんどです。その後に連絡がこない方のお気持ち、考えたことはありますか?

私も以前マスコミにいたからイメージできますが、おそらく、こう思われているでしょう。

<記者の心中>
「忙しい中、時間を作ったのに、取材しないと言ったらナシのつぶて… 結局、PR会社とか企業広報の担当って、自分のことしか考えてない… 自己中な連中なんだよね…」

メディアキャラバンは断られてからがスタートなのです。

キャラバンしたときに、記者の興味関心や取材テーマ、担当分野をヒアリングしておいたことが、ここで活きてきます。せっかくご縁ができたのですから、自分の担当しているPR案件に限らず、相手の記者が欲している情報を積極的に提供しましょう。もちろん、それ自体はすぐに自分のメリットにはなりません。

しかし、それを2度3度と繰り返すことで、徐々に信頼関係ができてきます。相手の記者に貸しを作れます。まずは与えることから始めるのです。

そうすればあなたは、相手の記者にとって、「自己中心的なPRパーソン」ではなく、「有益な情報を提供してくれる、信頼できるパートナー」になれるはずです。

そこではじめて、「自分の担当しているこのネタを取材して欲しいのですが、、、」といえば、取材になる確率も当然高くなるでしょう。こういう良好な関係のマスコミ人脈を多く持っていることが、PRパーソンの真価だといえます。

メディアキャラバンは、目先の成果に固執せず、ひとつひとつ丁寧に!
これが、マスコミ人脈を作る第一歩なのです。

 


 
 
 
以下、広報PRセミナーのご案内です。

 

『ニュース番組の違いは「組織」を見ればわかる』
元テレビ朝日・テレビプロデューサーがわかりやすく解説


 
 
こんにちは。ベンチャー広報の長崎です。

「テレビ番組から取材されたいのですが、どうしたらいいでしょうか」
これは広報担当者の方からitadakuく最も多いご相談のひとつです。

まずやるべきことは、
テレビ番組を実際に視聴して、取材されたい番組の報道内容をしっかり分析することでしょう。

ですが、一流の広報マン、PRパーソンを目指すなら、それだけでは不十分です。

例えば、テレビのニュース番組・情報番組といっても、放送される時間帯によって、

  • 「狙っている視聴者のターゲット」
  • 「取り上げられやすいネタ」
  • 「コンタクトすべき相手(テレビ局のスタッフか、制作会社か等)」
     
    などが大きく異なります。

これらの番組特性を深く理解することではじめて、テレビ番組に対してより効果的な広報活動ができるようになるのです。

そこで今回、
民放キー局など、TV外でも幅広く活躍するテレビプロデューサーを講師にお招きし、

  • 「朝の情報番組」
  • 「昼のワイドショー」
  • 「夕方のニュース番組」
  • 「夜の報道番組」

の違いについて、わかりやすく解説してもらうセミナーを再度企画しました。

この企画は、今年の6月に実施しましたが、受付開始直後、あっという間に定員に達し、当日には「非常に質の高い内容に満足した」という声を多数いただきました。そして、セミナー再演のリクエストを多数いただいたことから、今回の講演を実現しました。

<セミナーコンテンツ>
地上波のニュース番組は「朝」「昼」「夕方」「夜」「ストレート」の5種類。
この5種類で「組織」「ニュースの作り方」「好きなネタ」は全く違う。

  • 「朝」「昼」「夕方」「夜」それぞれのニュース番組のコンセプトの違いとは
  • 朝のニュース番組の組織体制は、制作会社主導の●●●制
  • 昼のニュース番組が狙っている視聴者ターゲットを理解する
  • 夕方のニュース番組の特集は●●●●●が多い
  • 夜のニュース番組を狙う場合、コンタクトすべき相手とは
  • 番組によってこんなに違う「ネタを提供すべき時期」
  • 「今話題のインターネット放送局」が求めているニュースとは?

ぜひこの機会に、テレビ番組の制作現場についての知見を深めてください。
それが広報担当者としてのレベルアップにつながるのは間違いありません。

【本企画の参加者特典】
名刺交換していただけるよう、講師にご快諾いただきました。

<講師プロフィール>

テレビプロデューサー 鎮目博道氏

92年テレビ朝日入社。社会部記者として阪神大震災やオウム真理教関連の取材を手がけた後、スーパーJチャンネル、スーパーモーニング、報道ステーションなどのディレクターを経てプロデューサーに。中国・朝鮮半島取材やアメリカ同時多発テロなどを始め海外取材を多く手がける。また、AbemaTVのサービス立ち上げに参画。「AbemaPrime」、「Wの悲喜劇」などの番組を企画・プロデュース。2019年8月に独立し、放送番組のみならず、多メディアで活動。公共コミュニケーション学会会員として地域メディアについて学び、顔ハメパネルのメディアとしての可能性をライフワークとして研究、記事を執筆している。

『ニュース番組の違いは「組織」を見ればわかる』
「AmebaTV」を立ち上げた、テレビプロデューサーがわかりやすく解説

<セミナー概要>
日時: 2019年10月10日(木)14:00~15:30(受付開始 13:30)
会場: 東京都千代田区平河町2-5-3 Nagatacho GRID
   (東京メトロ永田町駅4番出口より徒歩3分)
定員: 先着50名
料金: 8,000円(税込)

※セミナー当日「逆襲の広報PR術」(野澤直人・著)をお持ちいただいた方(電子書籍含む)は、5,000円で参加できます。
※セミナー会場での書籍の販売はございませんので、事前にご購入をお願いいたします。
※参加費は、当日受付にて現金でお支払いいただきます。
※領収書の宛名は、お申し込み時にご記入いただいた名義とさせていただきます。
 

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