2020/01/31

弱小プロレス団体がスポーツ新聞で大きく取り上げられた、たった2つのポイント

広報PRノウハウ

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。

今回は、少し古い事例ですが、スポーツ新聞で大きく取り上げた弱小プロレス団体の事例をご紹介します。

2013年1月、某スポーツ紙に、とあるプロレス団体の記事が掲載されました。

囲みの小さな記事ではなく、1ページの2/3以上のスペースで、そのプロレスイベント団体の取り組みがでかでかと紹介されていました。広告費に換算したら数百万円は下らない大きさです。その団体Aは当時、プロレスの関係者でも知らない人がいるほど弱小団体でした。なぜこんな弱小団体の記事が、これほど大きく取り上げられたのでしょうか?

団体Aの代表兼プロデューサー曰く、PRが成功したポイントは2つ。「マスコミ人脈」と「企画力」だと言います。

ポイント1「マスコミ人脈」

マスコミ人脈については、「プレスリリースを送る人(広報PR担当)と受け取る人(記者・編集者)の関係でいるうちはダメ。仕事以外の趣味や集まりで知り合ったマスコミ人の人脈こそ強い」とプロデューサーは言います。

その記事を書いてくれた某スポーツ紙の記者も、プロレスとは関係ないプライベートな活動の中で知り合った、以前からの友人なのだそうです。

多くの出会いの中から、自然とマスコミの人と出会うことができる、とプロデューサーは涼しげに言いますが、自分が企画したプロレスイベントに集客するために、1000人以上にチケットを手売りしたり、わずか2ヵ月間でフェイスブックの友達を2000人以上に増やしたりと、その活動量は半端ではありません。

プロデューサーは、飲み会や会合に誘われたら、できるだけ断らずにまずは行ってみるのだそうです。

それも、プロレス業界とは全く関係のない人の集まりにも積極的に参加するのがポイントで、「どこでマスコミの人に出会うか、自分にとってどこに有益な出会いがあるかわからない」とプロデューサーはいいます。

広報PR担当者はフットワークの軽さが大切、とはよく言われることですが、プロデューサーはまさにそれを体現し、マスコミ人脈づくりに役立てているといえるでしょう。

「自分が面白い人であることが大事。面白かったら、自然とマスコミの人を紹介してもらえる」

日常の多くの出会いの中で知り合った数人のマスコミ関係者が、プロデューサーの武器になっているようでした。

ポイント2「企画力」

当時、団体Aは弱小団体ですから、その他のメジャー団体と同じことをやっていても、マスコミに取り上げてもらうことはできません。そこでプロデューサーは意識的に、他のプロレス団体がやっていない新しい取り組みをして、それをニュース化していました。

記事になった企画の発端は、カメラマン、モデルやデザイナーを含め写真をテーマに前年に結成された撮影イベント団体からリングサイドでの撮影企画を提案されたことがきっかけです。

その他にも、プロデューサーが主人公の漫画を無料で制作してもらったり、某飲食店チェーンとのコラボレーションを仕掛けたりと、ユニークな取り組みをしています。

こういった企画やコラボレーションの多くは、偶然の出会いの中から生まれているそうです。机の上で考えているだけでは、PRのネタは出てこないということですね。

「プロレス専門誌が取り上げなくてもいい。一般の新聞やテレビの取材が入って話題になれば、専門誌もいずれ取り上げてくれるようになる」という、プロデューサーの発想は、一般企業の広報PR担当者も学ぶ部分が多いのではないでしょうか。

 
野澤直人

株式会社ベンチャー広報 代表取締役 野澤直人

20代でビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上の取材を経験。その後、当時無名だった某ベンチャー企業で広報部門をゼロから立ち上げ、同社在籍中の8年間で朝日新聞、週刊ダイヤモンド、ワールドビジネスサテライトをはじめ毎年100~140件のマスコミ露出を通じて同社のブランディングに貢献。その実績とノウハウをもとに、業界でも珍しい、中小ベンチャー企業専門のPR会社を設立。プレスリリースに頼らない画期的な手法で、多くの企業の広報活動を支援している。

 

 


 

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スタートアップのためのPR会社・株式会社ベンチャー広報 代表取締役の野澤直人が、雑誌編集者→ベンチャー企業の広報PR担当者→PR会社社長、という異色の経歴から培った、令和時代を生き抜くための広報戦略と野澤独自のゲリラ的広報PRノウハウをお届けするメールマガジンです。
 
 


 

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