スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。
「テレビ番組から取材されるにはどうしたらいいでしょうか」
というご相談を、たびたび頂きます。
たしかに、マスコミ広報においてテレビ露出の威力は絶大です。
私がお手伝いした案件でも、商品やサービスがテレビ番組で取り上げられて、商品が即完売したり、ホームページへのアクセスが集中してサーバーがダウンすることが多々あります。
テレビ番組に取材してもらうのはハードルが高いと思われがちですが、そんなことはありません。テレビ番組へのアプローチは、WEB媒体や新聞・雑誌などの広報PRとは異なるノウハウが必要で、多くの方は、それを知らないだけなのです。
今回はテレビPRのエッセンスをご紹介したいと思います。
まず重要なのは、プレスリリースや報道用資料の書き方です。
写真や図などビジュアル要素を多くし、文字は少なめ
テレビ番組の制作者(ディレクターなど)は常に物事を映像で考えます。「この話題を取材した時、どんな画(=映像)が撮れるか」というのが彼らの最大の関心事です。文字ばかりのプレスリリースではテレビ番組の制作者には刺さりません。
WEB媒体や紙媒体での報道実績をアピールする。
「今、新聞や雑誌でこんなにたくさん記事が出ています。これは旬な話題なので、うちの番組でもやりましょう。」 番組ディレクターが会議で自分の企画を通す際、こんな風に上司を説得することが多々あります。プレスリリースを送付する際には、その話題が過去に取り上げられた新聞や雑誌の記事のコピーをできるだけたくさん添付するのが有効です。
次に、プレスリリースや報道用資料の送付方法ですが、テレビの場合には「郵送」が基本です。上記のとおり、「写真や画像の多いビジュアル重視」で「過去記事を多く添付」するとなると、必然的にFAXではなく、郵送がベストな手段になります。郵送であれば、商品サンプルなどを同封することもできます。
最後に送付先ですが、番組宛ではなく、「番組のコーナー宛」もしくは「担当ディレクター(個人名)宛」に送りましょう。アプローチする対象番組を視聴し、適切なコーナーを探して、その担当者に対してピンポイントでアプローチすることで、かなり成功率は高まります。
「なかなかテレビに取り上げられなくて」
とお悩みの広報担当の方は、今回ご紹介したプレスリリース/報道用資料の
- 書き方
- 送付方法
- 送付先
の3つのポイントついて、一度やり方を見直してみてはいかがでしょうか。