2020/05/16

しゃべりすぎるPRマンは、マスコミから嫌われます

広報PRノウハウ

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。

広報PRにたずさわる人間には、高いコミュニケーション能力が求められます。

ただし、高いコミュニケーション能力=トークが上手、ではありません。むしろ逆です。

広報PRの現場では、しゃべりすぎて失敗するケースが多々あります。しかも、残念なことに失敗した本人はそれに気づいていないことが多い。

情熱があるのはもちろん良いことですが、プロフェッショナルなら、ハートは熱く、頭はクールにいきましょう。

例えば、マスコミの人に電話でコンタクトする場合、自社の商品・サービスについて電話で長々と説明する広報マンがよくいますが、これは絶対”NG”。相手に嫌われるだけです。

「面白い情報があるので、今、1分だけ時間もらえませんか?」
と前置きして、伝えたい内容の要点だけを簡潔に説明しましょう。

興味をもってくれたら、
「詳しくはお目にかかってご説明させてください」
といって、アポイントの日時調整に入ります。

電話の1,2分で相手に興味を持たせられなければ、あなたの負けです。

成功確度を高めるために、しっかり準備をしましょう。初心者の方は、自分が話す内容を文章に書いて、相手に刺さる内容になっているかを精査してみてください。

伝えたい情報の本質を理解していれば1分間でもそのネタの魅力は伝えられるはずです。

マスコミ関係者に直接会って情報提供をする、いわゆる「メディアキャラバン」でも、しゃべりすぎは禁物。

記者相手に、自社商品の魅力をこれでもかとまくしたてる広報マンがいますが、実は相手からするとうんざりなんです。
(これは、私が以前、編集者をしていたときの実感です。)

自分がしゃべるのは面会時間の3割くらいにおさえて、7割は、相手にしゃべらせるように心がけましょう。

そこで必要になるのが「質問力」。ぜひこのスキルを磨いてください。

何を質問すればいいかのヒントを少しだけお伝えします。

まず、勇気をもってずばり、
「このプレスリリースの内容は、取材になりますか」
とド直球で聞いてみてください。

もし取材NGだったとしても、めげずに次の質問です。
(ただし、詰問調にならないよう、言い方はあくまでソフトに。)

「取材にならない理由は何ですか」
「どうしたら取材になるでしょうか」

たとえ取材にならなかったとしても、この2つさえ聞ければ、次につながりますので、キャラバンは成功といえます。

それ以外では、時間の許す限り、相手についてヒアリングします。(あくまでさりげなく)

  • その記者・編集者の担当分野、最近の興味関心事は何か
  • 担当している連載コーナーがあるか
  • 次に書こうとしている取材テーマは何か
  • 日頃の行動パターン(出社時間や帰宅時間、1日の取材件数、いつ原稿を書いているか)
  • いつなら電話でコンタクトしても迷惑でないのか
  • その記者の過去の経歴(どんな部署を歴任してきたのか)
  • 1日に何枚くらいプレスリリースを見ているか
  • プレスリリースをもとに取材することはあるのか。どんなリリースなら取材したくなるのか
  • プレスリリースを送付するならFAXがいいのかメールがいいのか
  • その記者いる編集局の組織体制はどうなっているのか

これらの情報がわかれば、今後、相手の記者を攻めやすくなります。
この情報がPRマンである、あなたの財産になるのです。

最後にひとつ裏技を…

メディアキャラバンをするときに、ボイスレコーダーを内ポケットなどに忍ばせ、記者とのやりとりを録音します。

キャラバンで相手と会話しながら手元でメモを取るのはなかなか大変で、どうしても記載もれが出てしまうからです。

録音しておけば、会話に集中でき、より効果的な質問をすることができます。ヒアリングした情報は、後でテープ起こしをして、整理しておきましょう。

ぜひ、聞き上手なPRパーソンを目指してください。

野澤直人

 


 

  • [ベンチャー広報・メールマガジン]のご登録(無料)はこちら

スタートアップのためのPR会社・株式会社ベンチャー広報が、10年以上の歳月かけて培ってきた広報PRノウハウをお届けするメールマガジンです。

・「ゼロから広報PRを学びたい」
・「広報担当者不在の企業でこれから広報PR領域を強化していきたい」
・「PRコンサルタントとして独立(または転職)のためのスキルを身に付けたい」

とお考えの方は、[ベンチャー広報・メールマガジン]をご登録ください。

 
 


 
 
 
以下、最新イベント(2020.6.23)のご案内です。
 

《 新型コロナ騒動の裏の裏の話 》
企業広報が絶対に聞いておくべきニュースメディアの取り上げられ方(講師:元フジテレビアナウンサー・長谷川豊氏)


 
2009年の巻き起こった新型インフルエンザ騒動で報道の最前線に立った登壇者が語る
今回の新型コロナ騒動の真実と、企業広報が行うべき広報戦略・PR戦略とは

講演者プロフィール:長谷川豊 氏

1999年立命館大学卒業 フジテレビアナウンサー・フリーのキャスターとしてとして17年半にわたり、ニュース・情報番組を伝え続ける。フリー転身後に企業の広報・PR戦略を担当するコンサルタントを手掛けるOFFICE HASEGAWAを立ち上げ、今まで50社近い企業の顧問として活躍。「実際にニュースにする広報」として、誰もが知る大手広告代理店も相談・依頼をするパブリシティ戦略の第一人者。

概要( オンライン / 会場 )

日 時:2020年6月23日(火)18:30~20:00
 

  • [オンライン]
     
    会 場:Zoom
    入 室:18:20~
    料 金:10,000円(税込)
    定 員先着100名様
     
  • [会場]
     
    会 場:東京都千代田区平河町2-5-3 Nagatacho GRID
        (東京メトロ永田町駅4番出口より徒歩3分)
    受 付:18:15~
    料 金:30,000円(税込)
    定 員先着30名様
  • ※セミナー会場においては、マスクの着用、アルコール除菌、換気の徹底、ソーシャルディスタンスの確保、および収容定員の半分以下とする入室制限など、新型コロナウイルス感染症対策の基本方針を遵守した運営をいたします。

    ※新型コロナウイルス感染再燃に伴い、外出規制が発令された場合、会場での開催およびオンライン配信ができなくなる可能性がございます。その際は開催を中止させていただくことになりますので、あらかじめご了承ください。

    ※本セミナーは、企業の経営者や広報担当者向けです。弊社の競合企業(PR会社)の社員・関係者の方はお申込みをご遠慮ください。

主催:株式会社ベンチャー広報

代表取締役 野澤直人
20代でビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上の取材を経験。その後、当時無名だった某ベンチャー企業で広報部門をゼロから立ち上げ、同社在籍中の8年間で朝日新聞、週刊ダイヤモンド、ワールドビジネスサテライトをはじめ毎年100~140件のマスコミ露出を通じて同社のブランディングに貢献。その実績とノウハウをもとに、業界でも珍しい、中小ベンチャー企業専門のPR会社を設立。プレスリリースに頼らない画期的な手法で、多くの企業の広報活動を支援している。2019年より広報初心者のためのオンラインサロン「ゼロイチ広報」を主宰。

 

お申し込みはこちら(Peatix)

 


 
 

  • [広報初心者のためのオンラインサロン・ゼロイチ広報]のご登録はこちら

株式会社ベンチャー広報は、創業から10年間で中小・スタートアップ企業に特化して300社以上の広報PR活動をサポートしてきました。その中でPRコンサルタントに蓄積されてきた独自の中小ベンチャー企業向けPR手法を、次世代に還元していく場が「ゼロイチ広報」です。

 


 

  • [野澤直人のゲリラ広報]ベンチャー広報・社長メールマガジンのご登録はこちら

スタートアップのためのPR会社・株式会社ベンチャー広報 代表取締役の野澤直人が、雑誌編集者→ベンチャー企業の広報PR担当者→PR会社社長、という異色の経歴から培った、令和時代を生き抜くための広報戦略と野澤独自のゲリラ的広報PRノウハウをお届けするメールマガジンです。