ベンチャー企業・スタートアップのためのPR会社
ベンチャー広報の三上です。
皆さん、広島県江田島市はご存知でしょうか? 瀬戸内海にある人口2万4千人ほどで、広島市内から車で約1時間30分(フェリーだと、おおよそ30分)にある風光明媚な島々です。海上自衛隊第1術科学校や海上自衛隊幹部候補生学校で、ご存知の方が多いかもしれません。その江田島市役所から招聘をうけ、広報PR講座について講義を行いました。
江田島市ではシティプロモーションの一環として、「えたじま ものがたり 博覧会(EMOHAKU)」を2020年にプレ博覧会として企画。2021年春には、オンライン博覧会として開催します。博覧会では、江田島の暮らしを追体験できる観光メニューを、スマートフォン一つで楽しめます。
この企画に関してや、江田島市、観光協会、地域のまちづくり団体のメディア露出に取り組むため、広報PRの基礎知識をレクチャーできる専門家として、講師の依頼をいただきました。私が学校法人先端教育機構 事業構想大学院大学/地域活性と事業構想の特別講師で、類似の講義経験もあり今回お受けした次第です。
さて、今回の講義について報告させていただきます。
江田島市広報PR講座について
講義内容は、大きく分けて2つとなります。
(1)広報PRとは
・広報・PRの歴史/広報・PRの定義/広報・PRと広告の違いは
・メディアには編集権・編成権がある/知っておくべきメディア別の特長(新聞、雑誌、テレビ、Web)
(2)観光PRのいろは~基礎編
・私がこれまでの取り組んできた事例の解説
◎1985年~1987年:岩手県遠野市「遠野再発見」PRキャンペーン&「万世の里」オープンPR(館長作家・宇野千代氏)
◎1986年~1998年:東京・浅草観光協会&ひな人形協会「流しびな」観光PR
◎1988年:「世界・食の祭典」地方博覧会PR
◎1990年:北海道洞爺湖観光協会 観光PRキャンペーン
◎1987年~1992年:佐賀県有田市観光協会「有田陶器市」PRキャンペーン
◎1990年:「国際花と緑の博覧会 花の万博」地方博覧会PR
◎2017年:「播磨科学公園都市圏域定住自立圏」企業誘致シティプロモーション
◎2017~2018年:株式会社シェアウィング お寺ステイ
【観光PR 3つの基本要素+αとは】
観光PRにおける必要な情報発信要素として、以下を念頭に情報を整理し、メディアへ発信していきます。
・見どころ(観光名所)
・食べどころ
・お土産どころ
・体験・アトラクション・人物、など
【観光PRのテクニック編】
・新聞、雑誌、テレビ、Webメディアの攻めるべき主な媒体とは/地元エリア&マスメディアについて
【シティプロモーションにおける広報PRプランの事例解説】
・弊社で取り組んだ実際の広報PRプラン例を解説
地域活性と広報PR《観光PR》の関係は、かれこれ50年を経て、現在ではシティプロモーションとして取り組み分野も拡大し進化しています。2020年はコロナ禍で、観光活動は制約されていましたが、アフターコロナの時代が訪れ、国内外が平常に戻った時に有効な手法となります。皆さんも、ぜひこの視点を踏まえて、今後の事業活動の要素に取り入れてみてはいかがでしょうか。
最後に、江田島市役所の皆さま、大変お世話になりました。「えたじま ものがたり 博覧会(EMOHAKU)」の成功をお祈り申し上げます。