岸畑さんインタビュー

岸畑 典子 氏

初心者からスタートし、約3倍のメディア露出を獲得

株式会社さかなファームで、広報・マーケティングを担当されている岸畑典子さん。前職で広報を担当することになったのをきっかけに、ゼロイチ広報に入会されました。初心者からのスタートでしたが、メディア露出件数を大幅に増やすなど、着実にステップアップしていらっしゃいます。そんな岸畑さんが、どのようにゼロイチ広報を活用してこられたのか、お話を伺いました。

受身の広報から「攻めの広報」へ

当社が目指しているのは、陸上養殖の産業化です。水産資源が減少している海を守るために、海ではなく陸で魚を育てる陸上養殖の導入支援や、魚の生産支援、養殖魚のプランディングや商品開発などを行っています。持続可能な養殖で、おいしいものを多くの人に届け続けられる世界の実現を目指しています。

私は、広報とマーケティングを担当しています。主な業務は、「さかなファーム」や自社ブランド「CRAFT FISH」の認知向上、クライアントのブランディングやマーケティング支援です。

弊社には、これまで広報担当者がおらず、リソース不足もあって、なかなか発信活動をできていませんでした。過去にはテレビなどのメディア露出もありましたが、こちらからの働きかけによるものではありません。メディアの方から自然と見つけていただくことが多く、ほとんど受け身の状態でした。

陸上養殖は、漁獲量減少への解決策でもあり、新たな働き口になることから地方活性化も期待されるなど、社会的にも意義のある分野です。弊社の取り組みを形にして伝えたいということで、これからは積極的に広報活動をしていきたいと思っています。

キーワードは「攻めの広報」です。目標は、toB面ではコンサルティングの問合せの増加、toC面では認知の向上です。メディア露出をコンスタントに獲得できるよう、業務に取り組んでいます。

直接相談できるコミュニティは魅力的

私がゼロイチ広報に入会したのは、2020年の年末です。前職で広報を担当することになったのが、入会のきっかけでした。

前職は、ファイナンス系のアプリを中心としたスタートアップ企業でした。最初はブランディング担当でしたが、ブランド力強化のために、広報担当になりました。本格的に広報に携わる前に勉強しておこう、と思って手に取ったのが、野澤さんの著書でした。それが、ゼロイチ広報との出会いです。

いよいよ広報担当としてスタートすることになった時、広報コミュニティに入ろうと思いました。1人ではわからないこともあったので、相談できる人がいた方がいいと思ったからです。実は、ゼロイチ広報以外にも入会を検討したコミュニティはありました。でも、最終的に選んだのはゼロイチ広報でした。決め手は、直接相談ができるところです。

野澤さんをはじめ、現役のコンサルタントの方に直接質問できるところに大きな魅力を感じました。また、コンサルタントの方にも得意領域があると思うので、自社サービスと相性が良さそうな方がいらっしゃるかどうかも、1つの判断基準になりました。

広報の一連の流れを知り、実践できるようになった

入会当時は、担当になったばかりだったので、広報については初心者でした。ゼロイチ広報に入会後、勉強会や個別コンサルを通じて、少しずつ経験を積んできました。

当初の広報の悩みは、何をアピールしたらいいのか、ということでした。企業の特性上、新商品や新機能が少なく、何をどのようにアピールすればいいのかが不透明だったんです。解決の糸口は、いかに切り口を作るか、でした。切り口を工夫すれば、アピールの幅も広がり、リリースの機会を増やすことができます。結果としては、前年比で約3倍のメディア露出を獲得することができました。

ゼロイチ広報での学びは、確実にスキルアップにつながっています。広報ネタの作り方や、プレスリリースの書き方、メディアへのアプローチなど、広報の一連の流れを実行できるようになりました。勉強会や個別コンサルなど、コンテンツも充実しているので、たくさん活用させていただいています。

月に1回開催される、「広報のいろはを学ぶ会」では、広報の基本を学べます。広報って、最初は本当にわからないことだらけだと思います。この会で、全般的な広報の流れを知ることができました。

個別コンサルでは、自分がまさに抱えている事例について、質問したり相談したりすることができます。私の場合は、メディアの方と接する際のリアルなトーク例を相談できたことが大きかったです。最初は、特に関係のあるメディアがいたわけではなかったので、ゼロからのアプローチになるわけですよね。そういった時に、どういう投げかけをすればいいのかを教えていただきました。こういった内容は、書籍にはないテクニックなので、助かりました。

メディアの方を招いたセミナーでは、メディアの方針を知ることができます。メディアの方針を聞けるのは、とても大事なことだと思っています。メディアに合わせた内容を提案し、アプローチしやすくなるので、ありがたい学びの機会です。

初心者にも、ステップアップしたい方にもおすすめ

岸畑 典子 氏ゼロイチ広報の良いところは、各自の広報レベルに合った役立て方ができることだと思います。広報の基礎的な部分から、個別の事象に合わせた相談まで、ラインナップが幅広く準備されています。自身の広報レベルによって学びを選択できるので、「自分には合わないのでは」と思っている方にも安心していただけるのではないでしょうか。初心者の方はもちろん、ステップアップを考えていらっしゃる方にもおすすめしたいです。

私は、コミュニティや勉強会に積極的に参加しています。メディアの方を招いた勉強会や、プレスリリースの発表会など、たくさん活用させていただいています。参加すればするほど、自分の身になっているなと実感しています。

コミュニティでは、他の広報の方の悩みや成功例を聞くこともできます。参加者同士で投稿することも多く、それが大きなヒントになることもあります。皆さんの成功事例や悩みに助けられているので、私もシェアして、何かしらの参考になることができれば嬉しいなと思っています。

「ゼロイチ広報」は1人広報の方にも、そうでない方にとっても、いざという時の相談場所になります。アイデアの壁打ちもできるので、会社以外の第3の相談場所として活用してみてはいかがでしょうか。

株式会社さかなファーム
岸畑 典子 氏