[化粧品メーカーのPR成功事例]
モノではなく習慣化させるPRで驚異的な売上を達成

[化粧品メーカーのPR成功事例]
モノではなく習慣化させるPRで驚異的な売上を達成

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。

PRで得られる本質的なものは、認知ではありません。

こう書くと、
「じゃあ一体、何のためにわざわざリソースやお金をかけてPRするんですか?売上が上がらないと意味がないでしょう」

と思われる方もいらっしゃいますよね。
もちろんおっしゃる通りなのですが、PRは、仕掛けること!

つまり、ブームを作ることで、短期的な売上UPではなく、長期的なリターンを狙うことができるのです。

ブーム作りで大成功した化粧品メーカー

数年連続で赤字が続いていたある化粧品メーカーは、社運を賭けて美容クリームを開発しました。

キャッチーで優秀な化粧品がメディアで話題になっている中で、PRが重要な役割を担っていることをそのメーカーはとてもよく知っていました。

美容クリームをフェイスマッサージによる小顔効果を高めるツールとしてPRしたのです。

商品ではなく、習慣をPRする

今でこそフェイスマッサージは小顔づくりの速攻方法としてポピュラーですが、当時はまだプロのメイクアップアーティストの間だけの常識でした。

そこでメーカーはまず、
「小顔づくりの速攻セルフケア決定版 = フェイスマッサージ」とPRし、マッサージ効果を極限まで高めるのがそのクリームというPR手法をとりました。

さらに、広告等も組み合わせ、商品開発と変わらない予算をPRに投下し、積極的に雑誌、TV、インターネットネットメディアにアプローチしました。

PRの効果は売上UPだけでなかった

果たして画期的なケアと素晴らしい商品は実際に効果的で多くの女性の心を捉え、クリームはその年を代表する大ヒットアイテムとなりました。

その上、メーカーの狙い通りフェイスマッサージ自体が大ブームとなった上に、現在も、化粧品に専用商品カテゴリーができるほどその習慣は定着しました。

V字回復したどころの騒ぎではなかったことは、言うまでもありません。

単なる売上増を狙ったPRではなく習慣化させるPRが重要

『美容クリーム』とうたうだけの商品PRでは、おそらくここまでの大ヒットには繋がらなかったでしょう。

ストレートに商品をPRせず、ターゲットが求める効果を作る『あらたな習慣』をPRして、『あらたなブーム』を作る。

一見回り道をしているように思えますが、それが、長い間愛される商品を作ることになるのです。

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記事の執筆者
野澤直人
野澤 直人
代表取締役

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ、同社の急成長に貢献する。2010年に株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。

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PRで経営を加速させる方法とは?広報PR5つのステップ
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