新聞記者・雑誌編集者のネットメディアへの大移動
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新聞記者・雑誌編集者のネットメディアへの大移動

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。

ここ数年、記者・編集者が、レガシーな新聞や雑誌からネットメディアへ移籍・転職するという現象がマスコミ業界・メディア界隈全体のトレンドになっています。

例えば、NewsPicksの編集部。

初代編集長の佐々木紀彦氏は『東洋経済オンライン』の元編集長ですし、2代目編集長の金泉俊輔氏は『週刊SPA!』元編集長、現在の編集長の池田光史氏は週刊ダイヤモンド出身です。その影響か、最近では週刊ダイヤモンドから『NewsPicks』に移籍する記者・編集者が多いみたいですね。

また、朝日新聞グループからネットメディアの移籍も目立ちます。例えば、『Yahoo!ニュース』の編集部には朝日新聞出身の記者が多いと言われます。有名どころの移籍をいつくか列挙してみましょう。

『BUSINESS INSIDER JAPAN』編集長・浜田敬子氏

1989年に朝日新聞社に入社。前橋支局、仙台支局、週刊朝日編集部を経て、99年からAERA編集部。その後、AERA初の女性編集長に就任。2017年3月末で朝日新聞社退社。テレビのコメンテーターとしても活躍。

『BuzzFeed Japan』創刊編集長・古田大輔氏

1977年生まれ、福岡県出身。2001年早稲田大学政治経済学部卒、2002年朝日新聞社入社。京都総局、豊岡支局、社会部、アジア総局(バンコク)、シンガポール支局長、デジタル版の編集などを経て、2015年10月16日にBuzzFeed Japanによる新メディアの創刊編集長に就任。

『ハフィントンポスト日本版』編集長・竹下隆一郎氏

慶應義塾大学法学部卒。2002年朝日新聞社入社。経済部記者や新規事業開発を担う「メディアラボ」を経て、2014年~2015年スタンフォード大学客員研究員。 2016年5月から現職。TBSのサンデーモーニングにも出演。

こうしてみると、報道色の強い主要なネットメディアの編集長は全て朝日新聞出身者だということがわかります。

そのほか、スタートアップの広報界隈で注目すべき存在として、『DIAMOND SIGNAL』編集長の岩本有平氏がいます。

彼は朝日インタラクティブのオンラインメディア『CNET Japan』でキャリアをスタートし、その後、『TechCrunch Japan』→フリーランス→ダイヤモンド社と移籍を繰り返しています。岩本氏の特徴は、媒体は変われど、一貫してスタートアップやイノベーション領域を取材しているということです。これはジャーナリストとして、ひとつのあるべき姿だと思います。

これからも優秀な記者・編集者が媒体をまたいで転職・移籍をする流れはますます加速するでしょう。

われわれ広報としては、その動きをしっかりキャッチアップしてゆきたいですね。

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記事の執筆者
野澤直人
野澤 直人
代表取締役

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ、同社の急成長に貢献する。2010年に株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。

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