中小企業が優秀な広報マンを採用する奥の手

中小企業が優秀な広報マンを採用する奥の手

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。

感度の高い経営者は、自分の会社を成長させるために、広報PRが大きな武器になることを知っています。

ベンチャーキャピタルから資金調達をして、上場を目指しているベンチャー企業やスタートアップであれば、広報PR戦略は不可欠です。

  • 「あの会社、最近マスコミで取り上げられることが増えたな」
  • 「なんか急に売上を伸ばしているな」

という場合、広報に注力しているケースが多いです。ベンチャーの成長の陰に「優秀な広報マンあり」です。

しかし、優秀な人材はいつも引く手あまたのため、採用は簡単ではありません。そこで今回は、「どうしたらベンチャー企業が優秀な広報マンを採用できるか」について、考えてみたいと思います。

既存の社員に兼務させる

ベンチャーでよくありがちなのが、新規で採用せず、秘書やマーケ担当、営業担当など、既存の社員に広報業務を兼務させる方法です。

自社の事業について理解が深い、採用コストがかからない、人件費が増えない、などのメリットがある一方で、全くの素人が兼任で広報の仕事をやっても、大きな成果を出すまでには時間がかかる、というのがデメリットです。

広報の経験者を中途採用する

では、経験者を外部から採用するのはどうでしょうか。実は、この手法もリスクがあります。

そもそも、世の中には、広報のスペシャリストの絶対数が少ない上、その人材の大半が「大企業の広報しかできない人たち」です。

大企業の広報と中小ベンチャー企業の広報は、実はノウハウが全く異なります。そこが大きな落とし穴で、大企業の広報経験者がベンチャーやスタートアップに転職しても、ミスマッチとなり、能力を発揮できないケースも多いのです。

PR会社に外注する

既存の社員もダメ、中途採用もダメなら、あとはアウトソーシング(外注)しかありません。

ただ、中堅大手のPR会社に広報業務を外注すると、1年契約で月額で60万円以上のコストがかかります。この金額、ベンチャー企業やスタートアップにとっては、ちょっと高すぎますよね。

フリーのPRマンに外注した後、自社にフィットするなら社員化する

おすすめはこちらです。

個人でやっているフリーのPRマンであれば、PR会社の半分くらいの料金で、広報業務を請け負ってくれます。

ただし、フリーのPRマンは、能力がピンキリですから、まずは短期で業務を発注して、本人の実力と自社との相性をしっかり見極めましょう。ダメなら他のPRマンを探す。良ければ継続的に業務を発注します。

その上で、十分戦力になると判断した時点で、「社員になりませんか」とオファーを出すのです。この方法で、優秀な広報マンの確保に成功したベンチャー企業やスタートアップを私は複数知っています。

「うちの会社にも優秀な広報担当が欲しいな」と思ったら、ぜひ試してみてください。

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記事の執筆者
野澤直人
野澤 直人
代表取締役

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ、同社の急成長に貢献する。2010年に株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。

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PRで経営を加速させる方法とは?広報PR5つのステップ
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