マスコミの人脈作りは、人事異動のタイミングがチャンス!?

マスコミの人脈作りは、人事異動のタイミングがチャンス!?

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。

毎年4月と10月はマスコミでも人事異動が多く行われます。

人脈作りの季節、まもなく到来!?

苦労してやっとのことで仲良くなった記者が、他の部署や地方へ異動するのは、広報マンとしてはつらいところです。しかし、視点を変えれば、この時期は、新しいマスコミ人脈を作るチャンスなのです。

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人事異動が正式に決まりました。
10月1日から地方の支局勤務になります。
在職中は大変お世話になりました。
9月中にお食事でもいかがですか。
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こんなメールを受け取った時は、まさにチャンスです。

広報マンにとって、人事異動の時期は繁忙期

当たり前ですが、異動して去る方がいれば、新しく担当になる方がいます。

マスコミで異動が増えるこの時期に、広報マンとしてすべきことは、その新任記者といち早く接触し、良好な関係を築くことです。

日経新聞を含む全国紙の記者というのは、異動して全く畑違いの分野を任されることがままあります。新しい分野の担当になった記者は、その分野についてゼロから勉強しなければなりません。また、取材先との人脈も全くありませんから、何を頼りに取材活動をすればいいのか手探り状態です。

実は、そのような状況の記者さんと仲良くなるコツ、というのがあります。

「マスコミ人脈」獲得テクニック

新任記者さんには、自社商品やサービスの説明よりも、まず、その業界の歴史や主なプレーヤー、最新ニュース等をレクチャーしてあげてください。場合によっては、面白そうな取材先も紹介してあげましょう。

その業界に不慣れな記者にとって、こんなにありがたいことはありません。

あなたの初動が100%慈善事業になったとしても、それによって新任記者の信頼を勝ち取ることができれば、その後は、相談を受ける立場になれるかもしれません。そのような関係性ができれば、取材をしてもらうことも難しくなくなるでしょう。

これが「マスコミ人脈」獲得テクニックです。

そろそろマスコミも人事異動の季節

あなたが、ある程度経験のある広報マンであれば、自社のマスコミリストが手元にあるはず。最近、連絡をとっていない記者さんなどには、ぜひこのタイミングでコンタクトしてみてください。

偶然の出会い(必然の出会い?)が、新たなマスコミ人脈になるかもしれません。

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記事の執筆者
野澤直人
野澤 直人
代表取締役

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ、同社の急成長に貢献する。2010年に株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。

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