「マスコミ」と「広報」はコインの裏表
CEOブログ

「マスコミ」と「広報」はコインの裏表

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。

以前、こんな報道がありました。
・NHK松苗竜太郎アナが富士通の広報マンに転身!エースアナ候補が第2の人生決断

「マスコミ」と「広報」はコインの裏表です。法律の世界で言えば、検事と弁護士の関係に似ています。マスコミ出身の広報担当者は、いわばヤメ検(元検事の弁護士を指す俗称)。マスコミ心理やマスコミの行動特性を知っているからこそ、上手な広報のやり方を思いつくわけです。

アメリカでは、マスコミ業界と広報PR業界を行ったり来たりしながら、キャリアップするのが普通になっています。2020年3月に、ある一部上場企業の広報部長を講師に招いてセミナーを開催しました。この広報部長は元日経新聞の記者で、一部上場企業から引き抜かれて同社の広報になり、大成功されています。

同じく、当社で過去にセミナー講師をお願いした、元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏や元週刊朝日編集長の山口一臣氏は、現在、広報PRのコンサルとしても活躍されています。

野澤も出版社で編集の仕事を経験してから広報の世界に入りましたが、中堅PR会社の社長にはマスコミ出身者が多いですね。最近は、マスコミと広報の仕事をあえて両立しながら活動する方も増えています。

野呂エイシロウさんは現役の放送作家でありながら、PRコンサルタントをしていますし、本谷亜紀さんは、ラーメン評論家としてテレビ出演する一方、広報のお仕事もされています。その他、フリーランスで広報をしながら、副業でライターをする方も増えているようです。

「マスコミ心理を理解する」という意味では、広報をしながらマスコミの仕事に関わるというのは、とても上手いやり方だと思います。これからは「マスコミを辞めて広報に転職する」ではなく、「マスコミ(メディア)と広報、両方の仕事を同時にやる」という働き方が増えるのかもしれませんね。

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記事の執筆者
野澤直人
野澤 直人
代表取締役

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ、同社の急成長に貢献する。2010年に株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。

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