1000本ノックを嫌がるプロフェッショナルはいない。
CEOブログ

1000本ノックを嫌がるプロフェッショナルはいない。

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。

田端慎太郎さんってご存知ですか? リクルートで「R25」創刊、ライブドアでメディア事業部長、LINE 広告担当の上級執行役員、ZOZOで広報担当執行役員というキャリアを持つ、広告・マーケティング領域の専門家です。

現在は、Twitterのフォロワーが34万人以上いる(2021年4月現在)インフルエンサーとしても活躍されています。先日、オンラインサロン・田端大学に、野澤がゲスト講師として登壇させて頂いたのですが、田端さんはこんなことを言っていました。

「営業マンが飛び込み訪問で顧客対応を身体知にするように、コピーライターは、100本ノック、1000本ノックのようにたくさん書く時期を必ず通過するのでしょう」。

広報も全く同じだと思います。

広報の仕事を始めたばかりの時期は、とにかく量をこなすことが大切です。広報担当者になって最初の1年が、その後、プロフェッショナルになれるかどうかの大きな分かれ道になります。そこで今回、野澤流の「広報1000本ノック」をまとめてみました。

広報やマスコミに関する書籍を読みまくる。

10冊読了が最低ライン。できれば、毎週1冊、1年間で50冊。広報の仕事を始めたばかりの時期は、書籍からのインプットは本当に大切です。

広報やマスコミに関するセミナーや講座に参加しまくる。

月1回が最低ライン。できれば月2~3回。広報の専門家やマスコミ関係者が講師をするので、そういう方と接点を作れるという副次的効果もあります。

プレスリリースを書きまくる。

月1本が最低ライン。できれば、毎週1本、1年間で50本書く。実際に社外に出すかどうかは別にして、社内でネタを探して、とにかく書く練習をしましょう。書けば書くほど上手くなります。

マスコミ関係者と会いまくる。

月3人が最低ライン。できれば、月10人、1年間で100人以上に会ってください。これは一番難易度の高いですが、もしやり切れば、広報担当者としてかなりレベルアップできます。

他社の広報担当に会いまくる。

月1人が最低ライン。できれば、毎月2~3人。他社の広報担当者(広報の先輩)が何を考えて何をしているか知るのはとても勉強になります。広報同士の横のつながりも作れます。20年前、僕が広報の仕事を始めたばかりの頃を思い出すと、確かにこれをやっていました。

最初の1年間はとても大変でしたが、やったらやっただけ仕事で成果が出たし、2年目以降はすっかり専門家面していましたね(笑)。短期集中で1年間必死にがんばれば、広報の知識や経験を急激に高めることは可能です。

もし本気で広報のプロフェッショナルを目指すなら、自らに1000本ノックを課してください。

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記事の執筆者
野澤直人
野澤 直人
代表取締役

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ、同社の急成長に貢献する。2010年に株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。

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