2019/07/22

マニュアルがないからこそ広報PRの仕事は面白い

社長ブログ

スタートアップのためのPR会社
ベンチャー広報の野澤です。

私たちがメイン事業としている広報PR。この仕事は、マニュアル通りに仕事をしても成果が出るものではありません。

それはクライアントによって求める仕事が変わるから。報道件数を求めるのか、コミュニケーションの量と質をもとめるのか。企業によって求める内容は違います。

そんな正解がない広報PRの世界の中で、私たちベンチャー広報はどのように成果を出しクライアントの期待に応えているのでしょうか。

「知識・スキル」×「成果」×「人間力」=クライアントの満足

クライアントには様々なタイプがおり、求めるニーズはそれぞれ異なります。

  • とにかく報道実績を求める「結果重視型」
  • コミュニケーションの質やまめに連絡を取ることを求める「コミュニケーション重視型」
  • アイデアの質と量を求める「企画重視型」
  • 緻密な戦略に基づいた広報活動を求める「戦略重視型」
  • プレスリリースや報告書の質を求める「ドキュメント重視型」

そのため、クライアントのニーズを的確に把握しそのニーズに合わせて最適な内容のサービスを提供する必要があります。マニュアル通りに決まりきったことをすればクライアントが満足するという単純なものではありません。

私たちは広報PRのプロですから広報PRに関する知識やスキルはあって当然。その知識・スキルを活用して、クライアントの要望を実現するのが仕事です。
クライアントからお金を頂いている以上、一定のアウトプットを出すのは必須ですが、成果を出せば必ず満足してもらえるかというとそれも違います。

「どうしたらクライアントは満足してくれるのか」を常に考え続ける、相手に寄り添う姿勢を持つなど、広報PRのスキルとは異なるプラスαが実はとても重要なのです。
全人格が試されるといえばいいでしょうか。

創意工夫によりアップデートされるPR手法

広報PRの具体的なやり方・手法についても、従来どおりのことをマニュアル的に続けているだけではクライアントに満足してもらうことはできません。例えば当社では、テレビ番組へのアプローチ方法ひとつとっても担当者の創意工夫によって日々新しい手法が開発されています。

▼事例1
あるクライアントから「毎日放送の『情熱大陸』に出演したい」と話しをもらった社員がいました。しかし、この番組の出演はかなりハードルが高い。

通常、テレビ出演を希望するクライアントがいた場合、テレビ局の番組スタッフに電話でアポイントを取り面談をしますが、今回は『情熱大陸』。他の会社からも「出演させてくれ」と多くの依頼があるなかで、お願いしてもテレビ局の担当者にはアポすら取れないことが予想されます。

そこでこの顧客の担当者は番組の映像をつくる制作会社にアポを取ることにしました。
と言っても、ただ目についた会社に連絡したのではありません。会社をリストアップし、1社1社HPをチェックし、今回の依頼と似た企画で番組を制作した実績がある会社を調べ、アポを取りました。
アポで企画の説明をしたら、制作の担当者から「面白そう」と関心を持ってもらい、制作会社から番組側で検討してもらえることになりました。

▼事例2
テレビ番組を攻略する場合、テレビ局に常駐している番組の制作担当者(ディレクターなど)にコンタクトするケースが多いですが、実は違ったやり方もあります。
例えば、「リサーチ会社」へのアプローチです。

リサーチ会社とは、その番組に出てくれる人を探したり、取り上げる商品を探したりする会社です。基本的にリサーチ会社はテレビ番組のためにリサーチをしているので、様々な局とつながっていることが多いのです。当社のスタッフは、リサーチ会社にクライアントの商品を持ち込み、「興味がありそうな番組があれば出してくれないか」とお願いをしました。

最近ではこのリサーチ会社ルートで当社のクライアントの商品・サービスがテレビ番組で取り上げられることが増えています。

マニュアルがないからこそ面白いのが広報PR

こうしたやり方は、世の中に出回っている広報PRのマニュアル本には書かれていません。当社のスタッフや広報担当者が自分の頭で考え工夫をして。試行錯誤しながら日々新しいやり方を生み出しています。
ただ、実行するにはテレビのスタッフや制作会社、新聞記者や雑誌編集者など関係者とのつながりを広げなければいけません。たとえアイデアを思いついたとしても、会社に電話してもアポをとる実行力やつながりがないと実現し得ないのが、この世界です。

だからこそ、つながり方にも工夫が必要です。電話アポイントがメインですが、中にはアナログなやり取りが苦手な人もいます。そのため名刺管理ツールの「Eight」を活用したり、SNSで繋がってアポを取ったり。アナログだけでは難しい部分をデジタルで補っています。

今回ご紹介した例は全て、担当者が自身でやり方を主体的に考え実行しています。上司からの指示での仕事はありません。ここからわかる通り、「知識・スキル」だけでは成し得ない仕事も多くあります。「知識・スキル」をいかに応用し、創意工夫できるかが重要になってくるのです。

広報PRの仕事は1社1社違いがあるからこそ、仕事の面白さがあります。クライアントの要望にどう応えるのか。どうしたら相手の期待値を超えるアウトプットを出せるのか。課題に立ち向かったときにワクワクする気持ちが持てる人こそが広報PRの仕事に向いていると思います。