経営戦略としての「社長PR」とは

経営戦略としての「社長PR」とは

スタートアップのためのPR会社
ベンチャー広報の野澤です。

「うちの会社はPRできるネタがなくて」
とお悩みの広報の方は多いと思います。

そんな皆さんにお勧めなのが、自社の社長を積極的にメディア露出させる、というPR戦略です。

この「社長PR」という戦略の一番の利点は、中小企業、ベンチャー企業、スタートアップ、目に見えないサービスを提供している会社やBtoBの企業など、企業規模の大小、業種を問わず、どんな会社でも取り組めるということです。

社長のいない会社はないですからね。

また、産業紙やビジネス誌を中心に、社長インタビューのコーナーをもっている媒体は特定しやすいためメディアリレーションがやりやすく、さらに、時期や季節を選ばず取り組めるのは、広報担当にとってはありがたいところです。

実際に社長がメディア露出すると、以下のような多くのメリットがあります。

会社や商品のファンが増える

社長がマスコミからインタビューを受ける際には、商品や会社の表面的な説明だけなく、

  • なぜこの会社を(起業し)経営しているのか(=自社の社会的な存在意義)
  • 提供している商品やサービスへの想い
  • 自社の将来へのビジョン

などのストーリー(物語)を必ず語ってもらうようにしましょう。

このメッセージが消費者やユーザーに伝わることで、あたなの会社や商品のファン獲得につながります。

人材採用がやりやすくなる

メディアを通じて定期的に社長がメッセージを発信することで、
「こんな想いをもった社長のもとで働きたい」
という入社希望者が増えるようになります。

また、面接にきた応募者に、社長インタビューの記事を見せれば、より効果的に自社の魅力を伝えることができるでしょう。

これは自社で制作した会社案内(広告)ではなく、マスコミという信頼できる第三者が書いた記事だからこそ得られる効果です。

社内が活性化する

自分の会社の社長がメディアに露出しているというのは、そこで働く社員のモチベーションアップにつながります。

マスコミが取り上げた記事を社員が読むことで、意外と知らなかった自分の会社の魅力に気づくことも多いです。結果、会社へのロイヤリティ(忠誠心)が高まり、社員の定着率が向上します。

こうした視点からみれば、「社長PR」というのは、効果的な企業の経営戦略といえるでしょう。

皆さんもぜひ、社長のメディア露出に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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記事の執筆者
野澤直人
野澤 直人
代表取締役

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ、同社の急成長に貢献する。2010年に株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。

記事の執筆者
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