毎年12月に広報がやるべきこと
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毎年12月に広報がやるべきこと

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。

広報担当者にとって、1年のうちでも12月は特殊な時期であり、通常とは違った動きが必要になります。なぜかというと、12月はマスコミ側がイレギュラーな動きをするからです。

12月はクリスマスや年末年始といった季節のイベントやこの1年を総括する報道が増えます。

新聞・雑誌などの紙媒体は記事のスペースが決まっていますし、テレビ番組も放送の尺(時間)はいつもと同じですので、12月にマスコミとして報道すべき事柄が増えるということは、企業が発表するトピックスを報道する紙面や尺が通常よりも少なくなるということです。

結果的にこの時期、企業ネタはいつもより報道されずらくなります。なので、新商品のプレスリリースを出したり、記者発表をするのは、この時期はできるだけ避けるべきです。

紙媒体については年末進行といって、記者や編集者(と印刷会社)が年末年始に休みを取るため、記者や編集者が年末年始に休んでいる間も記事が掲載されるように、11月・12月にいつもよりたくさん取材をして記事を書きためます。

そのため特に12月はマスコミ関係者がいつもより多忙になります。

つまり、12月は「企業にとって取材されずらい時期」であり、「マスコミ関係者も多忙」であるため、メディアプロモート(マスコミ関係者への電話やメール、面談)の効率がどうしても悪くなりがちです。

なので、広報の動きとして、12月はメディアプロモート以外の活動に時間を割いた方が合理的だと思います。

例えば、今年1年間の広報活動を振り返り、PR戦略を見直す。来年1年間の広報年間スケジュールを立てる。手元にあるマスコミリストのメンテナンスをする。テレビを攻略するための企画書をじっくり作り込む。プレスキットのブラッシュアップをする。等等。

年明けから良いスタートが切れるように、年内にしっかり準備しておきましょう。

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記事の執筆者
野澤直人
野澤 直人
代表取締役

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ、同社の急成長に貢献する。2010年に株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。

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