プレスリリースをマスコミに届ける「最強の手法」とは

プレスリリースをマスコミに届ける「最強の手法」とは

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。

IT業界の方とお話していると、
「プレスリリースってメールで送るんですよね?」
と言われて、びっくりすることがあります。

IT業界の方は普段からメールやインターネットを使う機会が多いためか、
「プレスリリース=メールで送るもの」
と思っている方がいますが、これは大きな間違いです。

Webメディアにプレスリリースを掲載してもらうため、メールで送る、といった場面はあるかもしれませんが、
「プレスリリース自体がWebメディアに掲載されること」と、
「自社の記事がWebメディアに掲載されること」
は似て非なるものです。

たしかに、自社ホームページや商品サイトのURLが記載されているプレスリリースがWebメディア等に多く掲載されれば、そこから自社ホームページへの流入が増えたり、外部リンク増によるSEO効果が期待できるでしょう。

実際にプレスリリースの配信代行会社でそれを売りにしているところもあります。

ただし、プレスリリースの送付の目的が、マスコミから取材されることなら、
「プレスリリース自体がWebメディアに掲載されること」
にほとんど価値はありません。

Webメディアならまだしも、新聞や雑誌、テレビに対してメールでプレスリリースを送っても、記者、編集者、ディレクターに届くことはまずありません。
※いわゆるプレスリリース受付窓口のメールアドレスに送った場合。

プレスリリースの配信方法の基本はFAXです。

それを基本として、プレスリリースの送付方法は、媒体ごとに使い分けます。
以下の原則に従えば、間違いないでしょう。

1.新聞・雑誌(紙媒体):FAX、郵送

基本はFAX。リリースの分量が多い場合や、商品リリースなどで写真が重要な場合には郵送を使う場合もある。リリース受付窓口へメールで送るのは無駄なのでやめましょう。

2.テレビ・ラジオ(電波媒体):郵送、FAX

基本は郵送。テレビ関係者は仕事柄、文字ではなく写真や映像で物事を理解します。リリースも写真を多めに、カラーで作るのが良い。それを活かすとなると結果、郵送になる。
速報性の高いイベント系のニュースなどはFAXで送る場合も。

3.Web媒体:メール、FAX

基本はメール。 リリース受付窓口にリリースを送っても、比較的記者さんに見てもらえます。ネタが面白ければ、リリース送付だけで記事化されることも。
これらを踏まえた上で、皆さまには、さらに最強の手段をお伝えしましょう。

それは「電話」です。

ある程度下調べをして、記者(編集者)を特定する必要がありますが、署名記事などで
「この人は自社の商品・サービスに興味を持ってくれそうだな」
という記者さんを見つけたら、まずは電話してみるべきです。

「面白い情報があるので、今、1分だけ時間もらえませんか?」
と前置きして、プレスリリースの内容を説明します。
もし、興味をもってもらえたならしめたもの。アポイントをとって記者に会いに行きましょう。

何百枚もプレスリリースを送るより、取材になる確率は格段に高いですよ。

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記事の執筆者
野澤直人
野澤 直人
代表取締役

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ、同社の急成長に貢献する。2010年に株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。

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