『良いプレスリリース』と『悪いプレスリリース』の見分け方

『良いプレスリリース』と『悪いプレスリリース』の見分け方

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。

コンサル先の広報担当者から、こんな質問を受けることがあります。

「私はまだ広報経験が浅いので、プレスリリースを書く時、ネットで競合他社のリリースを探して参考にしています。そのような時に注意することがあれば教えてください。」

広報PRの初心者の場合、ネットで他社のプレスリリースを探して、それをもとに書いてみるというのは、とても良い方法です。

もちろん、内容はオリジナルで書く必要がありますが、全体の構成、文体、文字量、切り口、社会背景など、参考にできる要素は多々あります。

ここで注意が必要なのは、ネット上にあるプレスリリースは玉石混淆で、必ずしも良質なものばかりではないということです。無論、ダメダメなプレスリリースも多数、ネットにアップされています。

そこで重要なのは、『良いプレスリリース』と『悪いプレスリリース』をどうやって見分けるか、ということです。

『悪いプレスリリース』をマネして書いても、全く意味がありませんから。

たくさんのプレスリリースを書いているベテランの広報マンや、日頃から多くのリリースを読んでいるマスコミの方なら、リリースを見れば、そのクオリティが判断できますが、広報の初心者にはなかなか難しいでしょう。

でも実は、『誰でも』『簡単に』プレスリリースの善し悪しを見分ける方法があります。

それは、そのプレスリリースの内容が、実際に報道されたか否か(記事や番組になったか)を確認する、という方法です。

そもそも、プレスリリースは何のために作るのか。

そう、マスコミに情報を伝えて、報道してもらうことが目的ですよね。お分かりの通り、いくら見た目が良くて、上手な文章で書かれたリリースでも、それが報道につながらなければ、『良いプレスリリース』ではないのです。

逆に、報道につながったプレスリリースというのは、そのネタの選び方や、切り口の設定、タイトルやリードの書き方など、何かマスコミの目にとまる要素があったということです。

これを参考にしない手はありません。

そのプレスリリースの内容が報道されたかどうかはインターネットを使えば簡単に調べることができます。ご存知の通り、ネット上にアップされているプレスリリースの多くは、全く報道につながっていません。

そういった意味では、世の中にあるプレスリリースの大半は『悪いプレスリリース』だということです。

勉強のために他社のプレスリリースを研究するなら、報道につながった実績のある『良いプレスリリース』を参考にしたいですね。

そこに必ず成功のヒントがあります。

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記事の執筆者
野澤直人
野澤 直人
代表取締役

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ、同社の急成長に貢献する。2010年に株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。

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