「地方企業」「BtoB事業」「広報担当者兼任」の三重苦でも、広報で成果を出せます。

「地方企業」「BtoB事業」「広報担当者兼任」の三重苦でも、広報で成果を出せます。

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。

今回は、私が広報PRのコンサルをさせて頂いた企業様の事例をご紹介したいと思います。

その会社は、名古屋を拠点として事業を展開する営業代行会社のアイランド・ブレインさんです。2014年から約3年間、広報PRの基礎から実践まで、広報担当のNさんと毎月1回ミーティングをしながら、マンツーマンで指導をさせて頂きました。

客観的にみて、この会社の広報活動はかなり難易度が高いと言えます。

  • 営業代行というBtoBの事業
  • 名古屋に本社がある地方企業
  • 広報担当者はいるが、採用など他の業務と兼務

という三重苦です。

それでも、担当のNさんはひるむことなく積極果敢にチャレンジし続けました。

まずは、広報PRの関連書籍を数冊読んで、基本的な知識をつけて頂いた後、過去の報道分析をして、自社に興味を持ってくれそうなマスコミ関係者の個人名をリストアップ。そして、電話でアポイントを取り、マスコミ人脈の開拓を地道に続けていきました。それと並行して、プレスリリースの添削も幾度となく繰り返します。

当初は、中部経済新聞などの地方媒体に出るのがやっとでしたが、広報活動を続けるうちに、『日経産業新聞』や『フジサンケイビジネスアイ』などの産業紙からも取材の声がかかるようになります。

そして、次のステップとして、ビジネス誌の攻略に着手。『PRESIDENT』『日経トップリーダー』『経済界』などから取材をしてもらえるようになり、『戦略経営者』というビジネス誌では、毎月1ページ枠での連載も実現しました。

最終段階はテレビの攻略です。目標にしていたワールドビジネスサテライトへの露出はかないませんでしたが、『TOKYO MX NEWS』から取材をしてもらえたのは大きな成果だと思います。

約3年間の活動期間を経て、広報担当のNさんが、PRパーソンとしての実力がついたタイミングで、取締役に就任されたこともあり、今回のコンサルは終了となりました。

アイランド・ブレインさんの業種業態から考えると、これだけの成果を出したNさんは、広報担当として十分合格点といえるでしょう。

たとえ無名のベンチャー企業でも、広報PRをしづらい条件の企業であっても情熱を持って広報に取り組めば、必ず結果を出せることを証明してくれたという意味で、このコンサルは私にとって、非常に感慨深い案件です。

「うちみたいな会社は広報するの無理だよね」と言わず、みなさんの会社もぜひ、広報PRにチャレンジしてみてください。

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記事の執筆者
野澤直人
野澤 直人
代表取締役

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ、同社の急成長に貢献する。2010年に株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。

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