企業広報としての弱みをチームで補うおすすめの方法
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企業広報としての弱みをチームで補うおすすめの方法

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。

プレスリリースなどを使ってマスコミ関係者に情報提供を行うという意味で、企業の広報担当者とPR会社のスタッフは同じような動きをします。例えば、企業広報もPR会社も同じようにメディアキャラバン(マスコミ関係者に対する訪問活動)を行いますよね。

ところで、情報を受け取るマスコミ側から「企業広報」と「PR会社」はどのように見えているか考えたことありますか?

実はマスコミの人によって「企業広報が好き」なタイプと「PR会社が好き」なタイプに分かれます。

それは、企業広報とPR会社でそれぞれ特徴が異なり、一長一短があるからです。マスコミの立場から「メディアキャラバンなどで企業広報と面談するメリデメ」と「PR会社と面談するメリデメ」について、比較・整理した上で理解しておきましょう。

企業広報との面談

【メリット】

  • 企業広報はその会社についての理解が深いので、質問に対する回答が正確で情報量も多い。
  • 面談時に質問したことについて即答してくれるので話が早い。

【デメリット】

  • 企業広報と会っても、その会社についての情報しか得られないので、情報収集の効率が悪い。

PR会社との面談

【メリット】

  • 複数の会社についての情報をまとめて持ってきてくれるので、情報収集が効率的にできる。

【デメリット】

  • ひとつひとつの会社に対する理解が浅いので、何か質問をしても「(クライアントに)確認してご連絡します」という返事が多く、なかなか話が進まない。ひどいときには、プレスリリースに書かれている以上の情報を持っていなかったりする。

私は以前、雑誌の編集者をしていました。

そのときには、最初の情報収集はPR会社を使って効率的に行い、取材を検討する段階に入ったら、PR会社をとばして、その先にいる企業の広報担当者や社長と直接やりとりすることが多かったです。

この記事を読んでいる方は、企業広報の立場でマスコミ関係者と接触する方が多いと思います。

「取材するかどうかわからない情報収集段階で、企業広報からひとつの会社の話を30分聞かされるのは非効率だなー」というマスコミの人がいるのは事実。このマスコミ側にとってのデメリットを解消するために、別の企業の広報担当者が2~3人連れ立ってメディアキャラバンをするのは良い方法だと思います。

例えば、同じような業界の広報と連携し、自分がキャラバンのアポを入れたら他の会社の広報担当にも声をかけて2~3人で一緒にマスコミの人と面談するのです。

何人かの広報友達同士でそうした活動を継続すれば、お互いにマスコミ関係者を紹介し合うことになり、効率よくマスコミ人脈が広げられるでしょう。これはマスコミ側にとっても複数の会社の情報を一度に聞けるのでメリットがあります。

もしご興味のある方は、一度試してみてはいかがでしょうか。

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記事の執筆者
野澤直人
野澤 直人
代表取締役

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ、同社の急成長に貢献する。2010年に株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。

記事の執筆者
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