スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。
ある広報マンから、こんな相談を受けました。
「マスコミへの訪問活動や取材を通じて、記者や編集者を少しづつ開拓できるようになりました。でも、その後どんなコミュニケーションをとったらいいのかわかりません。とりあえず、知り合いになった記者さんには、毎回プレスリリースは送っているのですが。」
プレスリリースをFAXやメールでばらまけど、ぜんぜん取材にならない。
という状態から脱却して、記者や編集者の人脈ができてきたら、次に出てくるのがこの課題です。
- 一度開拓したマスコミ関係者と、継続的にどんなお付き合いをすればいいのか?
- どんなコミュニケーションを取れば、関係性が深まり信頼関係が作れるのか?
せっかく、記者や編集者と名刺交換をして面識が出来たのに、その後も相手にプレスリリースを送るだけでは、非常にもったいないです。
それでは関係性が深まることはないでしょう。
- 飲み食い、接待して仲良くなる?
それも悪くはありませんが、イマイチです。
ではどうすればいいのか?
優秀な広報マンが実践しているノウハウをご紹介します。
1. 記事や番組の感想をメールで送る
知り合いになった記者が書いた記事や、編集者が担当した特集を常にチェックし、読んだ感想をメールで送りましょう。ほんの数行でかまいません。
これは、
「私はあなたを常に気にかけていますよ」
というメッセージになります。
このようなコミニケーションを嫌がる記者や編集者はまずいません。また、こんなことをしてくる広報担当者はあまりいないので、記者・編集者からすると、その広報担当者のことは自然と印象に残ります。
結果、その広報担当者が送って来たプレスリリースは無視しづらくなり、必ず目を通すようになるのです。
これは大きいですよ。
2. 記者や編集者にとって役に立つ情報を送る
自社のプレスリリース以外でも、彼らの取材や企画に役立ちそうな情報を積極的に提供しましょう。
- 最近話題になっているモノ・コト
- 売れ筋の商品。ヒットのきざしのある商品
- 一部で流行になっている事象
なんでもかまいません。
「私はあなたの役に立ちたい」
という気持ちを相手に伝えることも、目的のひとつだからです。
これをすることで、あなたは相手(記者・編集者)にとって、
- 「プレスリリースを押し売りしてくる人」から
- 「取材活動をする上で、有益な情報を提供してくれる人」になることができます。
できれば、それぞれの記者・編集者が、どんな分野の担当で、どんな事柄に興味関心があるのを事前にリサーチしておき、それに合った情報を提供できればベストです。
自社の情報を売り込むだけが、広報担当者の仕事ではありません。
記者・編集者の良いパートナーになることができれば、
自社の取材やマスコミ露出は自然に増えますよ。