2020/06/06

本来あるべき正しいメディアキャラバンとは

広報PRノウハウ

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。

マスコミ関係者にアポイントをとって面会し、取材の依頼をする活動を「メディアキャラバン」といいます。受け身ではない「攻めの広報」をやろうとする場合、メディアキャラバンは必要不可欠です。

ただ、巷にあふれる広報関係の書籍やセミナーでは、「メディアキャラバンが重要」といいつつも、その具体的な手法やノウハウが説明されることはほとんどありません。

その結果、わざわざマスコミから嫌われるような、間違ったメディアキャラバンをしているPRパーソンが見受けられます。

では、「本来あるべき正しいメディアキャラバン」とは、どんなものか。

事前準備

忙しいからといって、何も準備をせずキャラバンにいくPRパーソンが結構いますが、これはいかがなものかと思います。

必ず、「訪問する相手の媒体が過去にどんな報道をしているのか」をしっかり調べてから行きましょう。これはPRパーソンとして、最低限の礼儀です。

テレビ番組なら、その番組のWEBサイトで、直近の放送内容をチェックする。

雑誌も同じくWEBサイトで、過去数ヶ月分の特集くらいは把握しておく。もちろんバックナンバーにも目を通した方がベターです。

新聞の場合、面会する記者が過去にどんな記事を書いたのか、その記者の署名記事を過去1年分くらい集めて読み込んでください。

その上で、当日持ち込むPRネタを、相手にどんな切り口で説明したら効果的か、自分の中でイメージトレーニングを繰り返しましょう。

キャラバン当日

未熟なPRパーソンがやってしまうよくある間違いは「喋りすぎる」ことです。

記者相手に、自社商品の魅力をこれでもかとまくしたてるPRパーソンがいますが、実は相手からするとうんざりなんです。これは、私が以前、編集者をしていたときの実感です。

こちらからの売り込みは面会時間の3割くらいにおさえて、7割は、相手のお話し伺うよう心がけましょう。

特に、初めて会う相手であれば、情報収集に力点を置くべきです。例えば相手が新聞記者なら、以下のような情報を聞き出せるか否かが、その後、その方と良いお付き合いができるかどうかの決め手となります。

  • その記者の担当分野
  • その記者がいる編集局の組織体制
  • 最近の興味関心事
  • 担当している連載コーナー
  • 次に書こうとしている取材テーマ
  • 日頃の行動パターン(出社時間や帰宅時間、1日の取材件数、いつ原稿を書いているのか)
  • いつなら(電話で)コンタクトしても迷惑でないのか
  • その記者の過去の経歴(どんな部署を歴任してきたのか)
  • 1日に何枚くらいプレスリリースを見ているのか
  • プレスリリースをもとに取材することはあるのか
  • どんなリリースなら取材したくなるのか
  • プレスリリースを送付するならFAXがいいのかメールがいいのか

訪問後

実は、できるPRパーソンとダメPRパーソンのもっとも大きな違いは、キャラバン後のコミュニケーションにあります。メディアキャラバンに行って、取材にならないと、その後、連絡を取らないPRパーソンがほとんどです。その後に連絡がこない方のお気持ち、考えたことはありますか?

私も以前マスコミにいたからイメージできますが、おそらく、こう思われているでしょう。

<記者の心中>
「忙しい中、時間を作ったのに、取材しないと言ったらナシのつぶて… 結局、PR会社とか企業広報の担当って、自分のことしか考えてない… 自己中な連中なんだよね…」

メディアキャラバンは断られてからがスタートなのです。

キャラバンしたときに、記者の興味関心や取材テーマ、担当分野をヒアリングしておいたことが、ここで活きてきます。せっかくご縁ができたのですから、自分の担当しているPR案件に限らず、相手の記者が欲している情報を積極的に提供しましょう。もちろん、それ自体はすぐに自分のメリットにはなりません。

しかし、それを2度3度と繰り返すことで、徐々に信頼関係ができてきます。相手の記者に貸しを作れます。まずは与えることから始めるのです。

そうすればあなたは、相手の記者にとって、「自己中心的なPRパーソン」ではなく、「有益な情報を提供してくれる、信頼できるパートナー」になれるはずです。

そこではじめて、「自分の担当しているこのネタを取材して欲しいのですが、、、」といえば、取材になる確率も当然高くなるでしょう。こういう良好な関係のマスコミ人脈を多く持っていることが、PRパーソンの真価だといえます。

メディアキャラバンは、目先の成果に固執せず、ひとつひとつ丁寧に!
これが、マスコミ人脈を作る第一歩なのです。

野澤直人

 

 

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スタートアップのためのPR会社・株式会社ベンチャー広報 代表取締役の野澤直人が、雑誌編集者→ベンチャー企業の広報PR担当者→PR会社社長、という異色の経歴から培った、令和時代を生き抜くための広報戦略と野澤独自のゲリラ的広報PRノウハウをお届けするメールマガジンです。
 

株式会社ベンチャー広報
代表取締役 野澤直人
大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。 マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、当時無名だった海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ毎年100~140件のマスコミ露出を実現。5年で売上10倍という同社の急成長に貢献。

2010年に日本では珍しいベンチャー企業・スタートアップ専門のPR会社として株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間、プレスリリースに頼らない画期的な手法で、400社を超える企業の広報活動を支援。

講演・講師実績も多数。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』。 2014年より名証セントレックス上場のIT企業・株式会社ガイアックスの執行役を兼務。2019年より広報初心者のためのオンラインサロン「ゼロイチ広報」を主宰。

 

スタートアップの広報なら、まずこの1冊『逆襲の広報PR術』

私は仕事柄、こんな相談をよく受けます。

  • 経営者:
    「これから広報に力を入れようと思うのですが、何から手をつけたらいいでしょうか」
     
  • 広報担当者:
    「私、今まで広報の仕事をやったことがないのですが、会社から広報担当に指名されました。何から手をつけたらいいでしょうか」

そんなお悩みを抱えてしまった場合、ぜひこちらを読んでください。中小ベンチャー企業・スタートアップの経営者、広報担当者にオススメの1冊です。

逆襲の広報
逆襲の広報PR術』野澤直人・著

私の原体験を含め、これまでの経験と、ゲリラ的広報PRノウハウ50連発!等をまとめた拙著です。

私が広報初心者だったころは、広報PR関連の本を本当にたくさん読みました。世の中にある広報PR関連の書籍をほぼ全て読破した、と言っても過言ではありません。

私の経験からいうと、経験豊富で優秀な広報の方ほど勉強熱心で、とても多くの関連書籍を繰り返し読んでいます。広報初心者の方でしたら、関連書籍を5冊読むことからスタートしましょう。

本から学べることは非常に多く基本を知るにはそれで十分です。PRコンサルに相談するより、本を読んだほうが効率的に学べます。

ただ、中小ベンチャー企業で広報をされている方は、書籍選びに注意が必要です。

というのも、書店で販売されている広報PR関連の書籍はそのほとんどが、大企業の広報担当者向けに書かれているからです。

『広報PRとは何か』という一般常識を知る上で、そういった書籍も読む必要はあるのですが、中小ベンチャー企業で広報をする上で、実務的にはあまり役に立ちません。

広報PR関係の本を何冊か読み進めていくと、だいたいどの本も同じような内容なので、退屈になってきます。そうなったら、書籍からノウハウを吸収する段階はいったん卒業です。

そして、そこからが本当の勉強になります。

書籍で得た知見をベースに広報PRの実務を通じて、自分なりのやり方やノウハウを作っていきましょう。それこそが『本当のノウハウ、知見』であり、当然ながらそれは、書店で販売されている書籍には書かれていないものなのです。
 

PR会社・ベンチャー広報が、
スタートアップ企業向けサービスにこだわる理由


 
 
私は上場企業や大企業での広報PR担当の経験はありません。

今まで、サラリーマン時代も含め約20年以上、広報PRの業界にいますが、ずっと、中小中堅企業、ベンチャー企業、スタートアップの広報のお手伝いばかりしてきました。

なぜ、中小ベンチャー企業の広報PRにこだわるのか、その理由は、私の原体験にあります。約20年前、某ベンチャー企業の広報担当者として、PRマンのキャリアがスタートしました。

広報に関して全くのド素人だったものですから、プロに手伝ってもらった方が早いと思い、複数のPR会社さんに声をかけて、見積をとりました。

すると、出て来た見積金額は、安くても月額60万円、高い会社は、なんと月額100万円!
しかも、最低1年契約が条件でした。年間にすると、約1000万円の費用がかかる計算です。

当時、私がいたのは年商2億円程度のベンチャー企業でしたから、PR会社にそんな大金を払えるはずもありません。しかも、それらのPR会社さんが提供してくれるサービス内容といえば、「まずは半年から1年くらいかけて、じっくりブランド戦略を練りましょう。」というお話でした。こちらは、明日からすぐに、新聞やテレビからバンバン取材される方法を知りたいのに、全く話が噛み合いませんでした。

その数年後、私はある中堅のPR会社に転職します。入社してすぐに、知り合いのベンチャー企業の社長から「うちの会社のPRを手伝って欲しい」と声をかけて頂きました。あまり予算がないが月額20万円×3ヵ月契約ならなんとか、ということで、ほぼ発注して頂くことが決まり、社に戻って上司に報告したところ、「月額20万円しか出せない会社は、客じゃない。今すぐ断ってこい。」と言われたのです。

その時、私はわかりました。

名の知れた一般のPR会社は、月額80~100万円の料金を支払える大企業だけを相手に商売をし、中小ベンチャー企業なんて、最初から相手にしない、という現実...

私はこうも思いました。

資金が潤沢な大企業は、広報PRに頼らず、有料の広告をどんどん出せばいいではないか... 無料で宣伝できる広報PRは、お金のない中小ベンチャーにこそ必要なのに、そこにサービスを提供するPR会社がないのはおかしい...と。

そういう会社がないなら、自分で作ってしまえ!ということで、日本でも珍しい、スタートアップ・中小ベンチャー企業専門のPR会社『株式会社ベンチャー広報』を設立しました。

そして、全国の広報担当者様や経営者様にそのノウハウをお伝えするため『逆襲の広報PR術』を出版いたしました。

逆襲の広報
逆襲の広報PR術』野澤直人・著

この本には、PR業界の中では、非常識な手法・ノウハウもあるかもしれません。しかし、スタートアップ・中小ベンチャー企業を広報PRで成功させることができる良書に仕上がったと自負しています。

なぜなら、私が実践して結果を出してきたノウハウだからです。ぜひ参考にしていただければと思います。

また、

  • 「今のPR会社に満足していない」
  • 「PR会社に広報PR業務のコンサルティングをお願いすること検討中」
  • 「PR会社に広報PR業務を委託することを検討中」

などのお悩みや課題がございましたら、下記フォームより、お気軽にお問い合わせください。

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役 野澤直人

 

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株式会社ベンチャー広報は、創業から10年間で中小・スタートアップ企業に特化して300社以上の広報PR活動をサポートしてきました。その中でPRコンサルタントに蓄積されてきた独自の中小ベンチャー企業向けPR手法を、次世代に還元していく場が「ゼロイチ広報」です。