2020/04/10

広報PRの成果測定はどうあるべきか問題

社長ブログ

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。

「広報PRをするにあたり何をもって成果とすべきか」というご質問をよく頂きます。

これは、企業規模や広報PRをする目的によって、ケースバイケースなので、唯一絶対的な正解はありません。ただし、原理原則はあります。

企業がお金を使って広報活動をするのは、会社をより良くするためですから「広報PRの成果=経営におけるプラスのインパクト」と定義すれば大きくズレることはないでしょう。

この経営的インパクトには定量的なものと定性的なものがあります。

  • 定量的:認知度、知名度、売上、利益、社員の定着率、採用効率、企業価値(時価総額)など。
  • 定性的:ブランド力、社会的信用、レピュテーション(評判)など。

広報PRはこれら全てに濃淡ありながら何らかの形でプラスのインパクトを与えます。しかし、その成果を定量的に計測・評価するのが難しいこれが経営戦略としての広報PRの価値や魅力であり、本質ではないでしょうか。

だから僕は広報PRの効果測定はあまりやりすぎない方がいいと思っています。

例えば、売上アップを目的に広報活動をするとしましょう。

その場合、売上をKGIとし、それを実現するためのKPIを複数設定し、そのKPIの中のいくつかを広報PRの成果指標にします。例えば、自社サイトのPV数・UU数、コンバージョン率、商品の指名検索数、問合せ数など。

ここで問題になるのは、これら指標は広報PR以外のマーケティング活動(広告、販売促進、SNS等)の影響によっても変化するということです。広報PRの成果なのか、その他マーケ施策の成果なのか、判別するのはほぼ不可能だと思います。

広報PRの効果測定や評価に手間や時間をかけすぎるのは本末転倒になりかねません。その時間を本来の広報活動にあてた方がよほど生産的でしょう。

「報道獲得数や広告費換算を広報PRの成果指標にするのは良くない」という意見もありますが、実はこの指標、意外と理にかなっています。

年間報道件数が10件よりも100件の方が、経営に与えるプラスのインパクトが大きいのは間違いないですから。(どの経営指標にどの程度の効果が出ているのか定量的に測定できないのは残念ですが)

ただし、報道獲得数や広告換算金額を成果指標にするのであれば、件数や金額を絶対値としてではなく相対的に評価すべきです。

ニュースバリュー(=広報のしやすさ、報道されやすさ)は会社や商品によってまちまちですから、報道獲得数やそれを広告に換算した金額の絶対値にはあまり意味はありません。

自社の昨年の実績と比較して○○%伸びているとか、競合他社と比較して自社の報道件数が○○%多いという点を評価指標にしましょう。

このやり方がいいのは、成果計測にかける手間と時間が最小ですむところです。

野澤直人

 


 

  • [ベンチャー広報・メールマガジン]のご登録(無料)はこちら

スタートアップのためのPR会社・株式会社ベンチャー広報が、10年以上の歳月かけて培ってきた広報PRノウハウをお届けするメールマガジンです。

・「ゼロから広報PRを学びたい」
・「広報担当者不在の企業でこれから広報PR領域を強化していきたい」
・「PRコンサルタントとして独立(または転職)のためのスキルを身に付けたい」

とお考えの方は、[ベンチャー広報・メールマガジン]をご登録ください。

 
 


 
 
 
以下、最新イベント(2020.6.23)のご案内です。
 

《 新型コロナ騒動の裏の裏の話 》
企業広報が絶対に聞いておくべきニュースメディアの取り上げられ方(講師:元フジテレビアナウンサー・長谷川豊氏)


 
2009年の巻き起こった新型インフルエンザ騒動で報道の最前線に立った登壇者が語る
今回の新型コロナ騒動の真実と、企業広報が行うべき広報戦略・PR戦略とは

講演者プロフィール:長谷川豊 氏

1999年立命館大学卒業 フジテレビアナウンサー・フリーのキャスターとしてとして17年半にわたり、ニュース・情報番組を伝え続ける。フリー転身後に企業の広報・PR戦略を担当するコンサルタントを手掛けるOFFICE HASEGAWAを立ち上げ、今まで50社近い企業の顧問として活躍。「実際にニュースにする広報」として、誰もが知る大手広告代理店も相談・依頼をするパブリシティ戦略の第一人者。

概要( オンライン / 会場 )

日 時:2020年6月23日(火)18:30~20:00
 

  • [オンライン]
     
    会 場:Zoom
    入 室:18:20~
    料 金:10,000円(税込)
    定 員先着100名様
     
  • [会場]
     
    会 場:東京都千代田区平河町2-5-3 Nagatacho GRID
        (東京メトロ永田町駅4番出口より徒歩3分)
    受 付:18:15~
    料 金:30,000円(税込)
    定 員先着30名様
  • ※セミナー会場においては、マスクの着用、アルコール除菌、換気の徹底、ソーシャルディスタンスの確保、および収容定員の半分以下とする入室制限など、新型コロナウイルス感染症対策の基本方針を遵守した運営をいたします。

    ※新型コロナウイルス感染再燃に伴い、外出規制が発令された場合、会場での開催およびオンライン配信ができなくなる可能性がございます。その際は開催を中止させていただくことになりますので、あらかじめご了承ください。

    ※本セミナーは、企業の経営者や広報担当者向けです。弊社の競合企業(PR会社)の社員・関係者の方はお申込みをご遠慮ください。

主催:株式会社ベンチャー広報

代表取締役 野澤直人
20代でビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上の取材を経験。その後、当時無名だった某ベンチャー企業で広報部門をゼロから立ち上げ、同社在籍中の8年間で朝日新聞、週刊ダイヤモンド、ワールドビジネスサテライトをはじめ毎年100~140件のマスコミ露出を通じて同社のブランディングに貢献。その実績とノウハウをもとに、業界でも珍しい、中小ベンチャー企業専門のPR会社を設立。プレスリリースに頼らない画期的な手法で、多くの企業の広報活動を支援している。2019年より広報初心者のためのオンラインサロン「ゼロイチ広報」を主宰。

 

お申し込みはこちら(Peatix)

 


 
 

  • [広報初心者のためのオンラインサロン・ゼロイチ広報]のご登録はこちら

株式会社ベンチャー広報は、創業から10年間で中小・スタートアップ企業に特化して300社以上の広報PR活動をサポートしてきました。その中でPRコンサルタントに蓄積されてきた独自の中小ベンチャー企業向けPR手法を、次世代に還元していく場が「ゼロイチ広報」です。

 


 

  • [野澤直人のゲリラ広報]ベンチャー広報・社長メールマガジンのご登録はこちら

スタートアップのためのPR会社・株式会社ベンチャー広報 代表取締役の野澤直人が、雑誌編集者→ベンチャー企業の広報PR担当者→PR会社社長、という異色の経歴から培った、令和時代を生き抜くための広報戦略と野澤独自のゲリラ的広報PRノウハウをお届けするメールマガジンです。