2020/05/13

広報PRを使って「ブランド先行型」で事業を立ち上げるには

マスコミに売り込むだけが、広報担当者の仕事ではありません。

広報PRノウハウ

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。

もう数年前のネタになりますが、2014年4月の日経新聞の記事を紹介します。

当時は、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)が最先端の分野として注目されていました。
 
 


 
スマホが自宅の鍵に、ドアノブ握ると解錠、電機大手、若手ら開発。大手電機メーカーの若手技術者らがスマートフォン(スマホ)の無線機能を活用し、帰宅時にドアノブを握ると自動で解錠できる世界初の「スマートキー」を開発した。メールで家族や友人に一時的な解錠権限を与えられるほか、誰がいつ自宅に出入りしたかも管理できる。スマートキーを利用するには、あらかじめドアの内側にあるつまみ部分に専用機器を取り付ける。両面テープを使用し、誰でも取り付けられる。専用機器の価格は1台あたり2万円前後になる見込み。(以下、省略)


 
 
記事中にはありませんが、このサービスの名称はAKERUN(アケルン)といいます。

たまたま、このプロダクトの開発に私の知人が関わっており、色々興味深い話を聞きました。

この記事が出てすぐにWEB上で大きな話題になりました。
(元ライブドアの堀江さんも、「これはいい!」とつぶやいていました。)
即、複数のベンチャーキャピタルから資金提供の申し出があったそうです。

しかし、この「AKERUN」は、家電大手のP社、通信大手のS社、ITベンチャーのG社の若手が、会社の仕事とは別に、週末に集まって趣味的に開発していたもので、掲載当時は会社組織にもなっておらず、実はまだ試作品すら出来ていなかったとのことです。

意地悪な言い方をすると、いわゆる「話題先行」で、中身が何もないというわけです。しかし、ポジティブにみれば、何もないにも関わらず、プロダクトのブランディングができた、ともいえます。

このパターンは、スタートアップやベンチャー企業を立ち上げる際のひとつの理想型と言えますね。

いわば、ブランド先行型の事業創出です。

スタートアップやベンチャー企業の弱点である知名度や資金力不足をマスコミ報道により創業初期段階で解決できれば、その事業の立ち上げはかなりやりやすくなります。

また、自社プロダクトのマスコミ報道が多くの人から注目されるということは、そのプロダクトに新規性や購買ニーズがあることの証明とも言えます。

ちなみに、事業創出が得意な某ITベンチャーでは、新規事業の企画書の中に、
「そのサービスのプレスリリースを書いていれること」が必須条件になっているそうです。

要は、インパクトのあるプレスリリースが書けないような新規事業では、実際にスタートしてもうまくいかないということですね。

これは、皆さんの会社で新規事業を立ち上げたり、新商品を開発したり、新サービスをスタートさせる時も、全く同じことが言えます。

例えば、私のクライアントであるIT企業では、実際にWEBサービスを作る前に簡単なランディングページだけを作り、それをもとにプレスリリースを出して、マスコミの反応や世間での注目度を検証することがあります。

それで反応が良ければ、お金を投資してシステムを開発しますし、反応が悪ければ、そのサービスを没にすることもあるのです。

広報PRをテストマーケティングの手段として使っているわけですね。

何か新しい事業や商品サービスをスタートさせる場合には、その企画段階で、あえて情報をマスコミにリークし、どんな反応があるのか試してみてはいかがでしょうか。

野澤直人

 


 

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以下、最新イベント(2020.6.23)のご案内です。
 

《 新型コロナ騒動の裏の裏の話 》
企業広報が絶対に聞いておくべきニュースメディアの取り上げられ方(講師:元フジテレビアナウンサー・長谷川豊氏)


 
2009年の巻き起こった新型インフルエンザ騒動で報道の最前線に立った登壇者が語る
今回の新型コロナ騒動の真実と、企業広報が行うべき広報戦略・PR戦略とは

講演者プロフィール:長谷川豊 氏

1999年立命館大学卒業 フジテレビアナウンサー・フリーのキャスターとしてとして17年半にわたり、ニュース・情報番組を伝え続ける。フリー転身後に企業の広報・PR戦略を担当するコンサルタントを手掛けるOFFICE HASEGAWAを立ち上げ、今まで50社近い企業の顧問として活躍。「実際にニュースにする広報」として、誰もが知る大手広告代理店も相談・依頼をするパブリシティ戦略の第一人者。

概要( オンライン / 会場 )

日 時:2020年6月23日(火)18:30~20:00
 

  • [オンライン]
     
    会 場:Zoom
    入 室:18:20~
    料 金:10,000円(税込)
    定 員先着100名様
     
  • [会場]
     
    会 場:東京都千代田区平河町2-5-3 Nagatacho GRID
        (東京メトロ永田町駅4番出口より徒歩3分)
    受 付:18:15~
    料 金:30,000円(税込)
    定 員先着30名様
  • ※セミナー会場においては、マスクの着用、アルコール除菌、換気の徹底、ソーシャルディスタンスの確保、および収容定員の半分以下とする入室制限など、新型コロナウイルス感染症対策の基本方針を遵守した運営をいたします。

    ※新型コロナウイルス感染再燃に伴い、外出規制が発令された場合、会場での開催およびオンライン配信ができなくなる可能性がございます。その際は開催を中止させていただくことになりますので、あらかじめご了承ください。

    ※本セミナーは、企業の経営者や広報担当者向けです。弊社の競合企業(PR会社)の社員・関係者の方はお申込みをご遠慮ください。

主催:株式会社ベンチャー広報

代表取締役 野澤直人
20代でビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上の取材を経験。その後、当時無名だった某ベンチャー企業で広報部門をゼロから立ち上げ、同社在籍中の8年間で朝日新聞、週刊ダイヤモンド、ワールドビジネスサテライトをはじめ毎年100~140件のマスコミ露出を通じて同社のブランディングに貢献。その実績とノウハウをもとに、業界でも珍しい、中小ベンチャー企業専門のPR会社を設立。プレスリリースに頼らない画期的な手法で、多くの企業の広報活動を支援している。2019年より広報初心者のためのオンラインサロン「ゼロイチ広報」を主宰。

 

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株式会社ベンチャー広報は、創業から10年間で中小・スタートアップ企業に特化して300社以上の広報PR活動をサポートしてきました。その中でPRコンサルタントに蓄積されてきた独自の中小ベンチャー企業向けPR手法を、次世代に還元していく場が「ゼロイチ広報」です。

 


 

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スタートアップのためのPR会社・株式会社ベンチャー広報 代表取締役の野澤直人が、雑誌編集者→ベンチャー企業の広報PR担当者→PR会社社長、という異色の経歴から培った、令和時代を生き抜くための広報戦略と野澤独自のゲリラ的広報PRノウハウをお届けするメールマガジンです。