野澤直人流育成論、広報PRのプロへの近道は転職!?

野澤直人流育成論、広報PRのプロへの近道は転職!?

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。

広報パーソンに必要な能力とは何でしょうか。
私は大きく3つあると思います。

  • 戦略立案能力
  • 文章作成能力
  • コミュニケーション能力

キーメッセージ、PRストーリーを設計し、どの媒体にどんな切り口で情報提供すれば、取材してもらえるかを考える。これがPR戦略の立案能力です。

また、プレスリリースや報道用資料を作成する上で、当然、文章力は必須です。

そして、広報には社内外問わず、多くの人と関わり、さらにそれらの人を説得し、協力を取り付けるなど、高度なコミュニケーション力とフットワークが求められます。

いってみれば、

  • 頭を使うコンサルタント職
  • 手を動かす事務職
  • 足を動かす営業職

の三役を一人でこなせないと、広報の仕事はつとまらないのです。
なかなかハードルが高いですよね。苦笑

では、どうしたらこれらの能力が身につくのでしょうか。

広報関連の書籍を読み、セミナーや勉強会に参加してベースとなる知識を作り、それを業務で実践しながらOJTで学ぶ、というのが一般的だと思います。

それは当然やるべきですが、さらに能力を高めるためには、
「とにかくマスコミ関係者と会いまくる」
これが私のおすすめのスキルアップ方法です。

コミュニケーション能力も鍛えられますし、マスコミ側の心理が理解できれば、より効果的なPR戦略を策定できるようになります。プレスリリースの書き方も、マスコミの人にダメ出ししてもらうのが、一番勉強になります。

もしあなたが広報の初心者なら、最初の半年が大切です。まず半年で100人のマスコミ関係者と面談することを目標にしましょう。これが達成できれば、短期間で間違いなく成長できます。

一方で、あなたが、数年経験をつんだ広報パーソンで、プロとしてさらに能力を高めたいのなら、実はもっと良い方法があります。

「今つとめている会社を辞めて、マスコミもしくはPR会社に転職する。」

PR先進国である欧米では、マスコミと広報PRの仕事を数年ごとにいったり来たりしてキャリアをつむ人が多くいます。

実は、かくいう私も、今はPR会社の代表をしていますが、以前は、雑誌の編集者としてマスコミにいたことがあり、企業で広報担当者として働いていたこともあります。

  • 企業広報
  • PR会社
  • マスコミ

の3つの経験を持っているPRパーソンは、日本では珍しいかもしれませんね。

私の経験上ですが、広報の仕事をする上で、マスコミで働いた経験があるのとないのとでは、仕事のクオリティーに雲泥の差が出てきます。

広報を一生の仕事にしたいなら、マスコミに転職してキャリアをつむべきです。さらにチャンスがあれば、PR会社で働くのも面白いですよ。企業広報とPR会社は、同じ仕事と思われるかもしれませんが、実は、広報PRに対する視点やノウハウがかなり異なります。弊社でも志高きPRパーソンはいつでもウェルカムです。

ひとつの企業で長年広報担当者をするだけでは、本当にプロフェッショナルな広報パーソンになるのは難しいかもしれませんね。

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記事の執筆者
野澤直人
野澤 直人
代表取締役

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ、同社の急成長に貢献する。2010年に株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。

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