2020/07/31

広報なら知っておくべき「日経新聞の闇」

社長ブログ

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役の野澤直人です。

朝日新聞社の黒歴史」に続く、マスコミ黒歴史シリーズの第二弾をお送りします。

私たち広報担当者・PRパーソンには、仕事の特性上、マスコミに対する深い理解と高いメディアリテラシーが必要です。社会に対する影響力が大きい主要な媒体については、表だけではなく裏側も知っておくべきでしょう。その知識があるかないかで、記者や編集者とのコミュニケーションの取り方も変わってきます。

日本経済新聞社のWikipediaには「事件・不祥事」という項目があります。1分でチェックできますので、目を通してみてください。中でも重要なのは、1988年のリクルートコスモス未公開株関連で森田康社長が辞任した事件と、2003年の関連子会社「TCワークス」に絡む不正経理・手形濫発事件の二つです。

高杉良というビジネスマン小説の巨匠がいます。実在の企業を舞台にした面白い小説を書く方です。映画化された『金融腐蝕列島』シリーズが有名ですね。ワタミ創業者の渡邉美樹社長が実名で登場する『青年社長』(高杉良・著)は、昔、僕も夢中になって読みました。

2004年、高杉良氏は日本経済新聞社をモデルに『乱気流』という小説を書いています。前述の日経の不祥事含め社長の愛人問題まで含めて赤裸々に書いたため、当時の日経新聞社長・鶴田卓彦氏から訴訟を起こされたという問題作。この作品は小説なので、事実をベースにしているもののあくまでもフィクションでありエンターティンメントです。登場人物も実名ではありません。

ところがその後、2005年に、小説『乱気流』に登場する実在の日経新聞記者・大塚将司氏が、『乱気流』に書いている内容をノンフィクションとして出版したのです。

あの時、日経新聞の社内ではいったい何が起きていたのか。『日経新聞の黒い霧』というその書籍では、元日経のエース記者である大塚氏の視点から、日本経済新聞社の闇が事実として語られます。登場人物は全て実名、実在の肩書きです。

この本を読むと日経新聞の組織のあり方や社風から、記者、キャップ、デスク(次長)、部長の役割の違い、現場の記者の日々の仕事ぶりまでリアルに伝わるので、広報担当者にとって大変勉強になります。

『乱気流』と『日経新聞の黒い霧』を読み比べてみてください。面白さが倍増します。

大塚氏が書いた『スクープ 記者と企業の攻防戦』という本もおすすめです。

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