2020/11/04

【広報PR・おすすめの一冊】『共感PR 心をくすぐり世の中を動かす最強法則』上岡正明・著

広報PRノウハウ

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報の数田です。

今回は、広報に関するおすすめ書籍をご紹介したいと思います。

書 籍:『共感PR 心をくすぐり世の中を動かす最強法則』
著 者:上岡正明(株式会社フロンティアコンサルティング 表取締役)
発行元:朝日新聞出版

この書籍のキーワードは「共感」です。世の中が動くかどうかの指標は、「共感されるかどうか」の一点だ!と、著者の上岡正明氏は断言しています。その「共感PR」の法則やコツを、明日からでも実践できるレベルで、具体的に書かいたPRの実践書です。

著者について

著者の上岡氏は、テレビの放送作家として10年間活躍した後、株式会社フロンティアコンサルティングというPR会社を立ち上げ、誰もが知る大手企業含む200社以上の企業ブランド構築やPRを手がけてきました。また、数々のベンチャー企業をPRの力で上場支援しており、「上場請負人」としても話題の人物です。

書籍の概要

  • 新しいPRは「共感」がキーワード

PRといえば、商品やサービスを知ってもらうためにメディアに取り上げてもらえるよう働きかけることですが、「打ち上げ花火」と言われることもありますよね。せっかくテレビで紹介してもらえたのに、反響は瞬間的なもので「あの苦労は何だったんだ…」と思うことも、“広報あるある”ではないでしょうか。

これに対して本書は、「どんな商品・サービスをPRする場合でも“個人”に向けて働きかけ、共感してもらえなければ結果が出ない」と述べています。ただメディアで取り上げられるだけではなく、ブログやSNSの口コミの威力が絶大な今、「個人が発信したくなる仕掛け」もつくる必要があるのです。

例として「ジャポニカ学習帳の表紙から、昆虫が消えた」や「ガリガリ君のコーンポタージュ味」が紹介されていたのですが、多くの人を共感させ、SNSで発信・話題にしたくなる要素がどこにあったのかが、分かりやすく書かれていて面白かったので、ぜひ読んでほしいところです。

  • 消費者が黙っていられない情報をつくる「8×3の法則」

では、個人に対していかに情報発信すればよいのでしょうか。

まず、自社商品やサービスの情報を、共感して誰かに広めたくなる「心ときめく情報(=切り口や強調すべき情報)」に落とし込む必要があります。自社商品を俯瞰して見るのはなかなか難しいですが、本書で紹介されている「8×3の法則」をぜひ実践してください。

「自社の商品やサービスの強みを探る(8)×消費者に受け入れられるか検証する(3)=共感PRの効果を高める」という法則です。「8」は以下8つの企業視点、「3」は以下3つの消費者視点をさしています。

・8つの企業視点
(1)新規性
(2)優位性
(3)意外性
(4)人間性
(5)社会性
(6)貢献的意義
(7)季節性
(8)地域性

・3つの消費者視点
(1)社会
(2)人(ターゲット)
(3)メディア

PRしたいサービスの強みが8つのうちどれに該当するかを考え、その強みが3つの消費者視点で客観視したときに、本当に求められているのかどうかを探るという方法です。本書ではそれぞれの項目について、事例を踏まえて探り方を紹介してくれています。それぞれを考察する際に有効な質問項目もまとめてくれているので、かなり実践的です。

ここで私が勉強になったのは、「強みを複数見つけて使い分ける」ということです。競合と比べると「新規性」も「優位性」もない…と悩む人もいるかと思いますが、諦める必要はありません。実は「意外性」や「人間性」など別の視点をかけ合わせることで、強みにできるます。8×3の法則を使って強みを複数言語化しておくことで、掛け算したり使い分けしたりして、PRしていくという手法があるのです。

PR戦略に悩んでいる広報の方は、この質問項目にそってサービスを客観視してみるところから始めて、改めて強みを言語化し直すと新しい切り口が見えてくるかもしれません。

この他にも「キャッチコピーの三方良し」も参考になりました。「登場感があるか」「なぜ今なのか」「メッセージ性があるか」という3つの視点でキャッチコピーを見直すというもので、これも踏まえて切り口を考えると、最強のリリースが作れそうです!

最後に

同じ情報でも切り取り方次第で「よくある情報」になったり「おもしろい情報、広めたい情報」になったりするのです。

これは私が印象に残った一文です。よくあるリリースとして世の中に埋もれさせてしまうのか、個人が共感できる情報として拡散されていくのかは、広報の力量次第だと感じました。

心ときめく情報に加工するための方法がつまった一冊なので、「プレスリリースを書いても埋もれてしまう…」と悩む方は、ぜひ読んでみてくださいね。

書 籍:『共感PR 心をくすぐり世の中を動かす最強法則』
著 者:上岡正明(株式会社フロンティアコンサルティング 表取締役)
発行元:朝日新聞出版

 
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スタートアップのためのPR会社・株式会社ベンチャー広報 代表取締役の野澤直人が、雑誌編集者→ベンチャー企業の広報PR担当者→PR会社社長、という異色の経歴から培った、令和時代を生き抜くための広報戦略と野澤独自のゲリラ的広報PRノウハウをお届けするメールマガジンです。
 

株式会社ベンチャー広報
代表取締役 野澤直人
大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。 マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、当時無名だった海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ毎年100~140件のマスコミ露出を実現。5年で売上10倍という同社の急成長に貢献。

2010年に日本では珍しいベンチャー企業・スタートアップ専門のPR会社として株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間、プレスリリースに頼らない画期的な手法で、400社を超える企業の広報活動を支援。

講演・講師実績も多数。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』。 2014年より名証セントレックス上場のIT企業・株式会社ガイアックスの執行役を兼務。2019年より広報初心者のためのオンラインサロン「ゼロイチ広報」を主宰。

 

スタートアップの広報なら、まずこの1冊『逆襲の広報PR術』

私は仕事柄、こんな相談をよく受けます。

  • 経営者:
    「これから広報に力を入れようと思うのですが、何から手をつけたらいいでしょうか」
     
  • 広報担当者:
    「私、今まで広報の仕事をやったことがないのですが、会社から広報担当に指名されました。何から手をつけたらいいでしょうか」

そんなお悩みを抱えてしまった場合、ぜひこちらを読んでください。中小ベンチャー企業・スタートアップの経営者、広報担当者にオススメの1冊です。

逆襲の広報
逆襲の広報PR術』野澤直人・著

私の原体験を含め、これまでの経験と、ゲリラ的広報PRノウハウ50連発!等をまとめた拙著です。

私が広報初心者だったころは、広報PR関連の本を本当にたくさん読みました。世の中にある広報PR関連の書籍をほぼ全て読破した、と言っても過言ではありません。

私の経験からいうと、経験豊富で優秀な広報の方ほど勉強熱心で、とても多くの関連書籍を繰り返し読んでいます。広報初心者の方でしたら、関連書籍を5冊読むことからスタートしましょう。

本から学べることは非常に多く基本を知るにはそれで十分です。PRコンサルに相談するより、本を読んだほうが効率的に学べます。

ただ、中小ベンチャー企業で広報をされている方は、書籍選びに注意が必要です。

というのも、書店で販売されている広報PR関連の書籍はそのほとんどが、大企業の広報担当者向けに書かれているからです。

『広報PRとは何か』という一般常識を知る上で、そういった書籍も読む必要はあるのですが、中小ベンチャー企業で広報をする上で、実務的にはあまり役に立ちません。

広報PR関係の本を何冊か読み進めていくと、だいたいどの本も同じような内容なので、退屈になってきます。そうなったら、書籍からノウハウを吸収する段階はいったん卒業です。

そして、そこからが本当の勉強になります。

書籍で得た知見をベースに広報PRの実務を通じて、自分なりのやり方やノウハウを作っていきましょう。それこそが『本当のノウハウ、知見』であり、当然ながらそれは、書店で販売されている書籍には書かれていないものなのです。
 

PR会社・ベンチャー広報が、
スタートアップ企業向けサービスにこだわる理由


 
 
私は上場企業や大企業での広報PR担当の経験はありません。

今まで、サラリーマン時代も含め約20年以上、広報PRの業界にいますが、ずっと、中小中堅企業、ベンチャー企業、スタートアップの広報のお手伝いばかりしてきました。

なぜ、中小ベンチャー企業の広報PRにこだわるのか、その理由は、私の原体験にあります。約20年前、某ベンチャー企業の広報担当者として、PRマンのキャリアがスタートしました。

広報に関して全くのド素人だったものですから、プロに手伝ってもらった方が早いと思い、複数のPR会社さんに声をかけて、見積をとりました。

すると、出て来た見積金額は、安くても月額60万円、高い会社は、なんと月額100万円!
しかも、最低1年契約が条件でした。年間にすると、約1000万円の費用がかかる計算です。

当時、私がいたのは年商2億円程度のベンチャー企業でしたから、PR会社にそんな大金を払えるはずもありません。しかも、それらのPR会社さんが提供してくれるサービス内容といえば、「まずは半年から1年くらいかけて、じっくりブランド戦略を練りましょう。」というお話でした。こちらは、明日からすぐに、新聞やテレビからバンバン取材される方法を知りたいのに、全く話が噛み合いませんでした。

その数年後、私はある中堅のPR会社に転職します。入社してすぐに、知り合いのベンチャー企業の社長から「うちの会社のPRを手伝って欲しい」と声をかけて頂きました。あまり予算がないが月額20万円×3ヵ月契約ならなんとか、ということで、ほぼ発注して頂くことが決まり、社に戻って上司に報告したところ、「月額20万円しか出せない会社は、客じゃない。今すぐ断ってこい。」と言われたのです。

その時、私はわかりました。

名の知れた一般のPR会社は、月額80~100万円の料金を支払える大企業だけを相手に商売をし、中小ベンチャー企業なんて、最初から相手にしない、という現実...

私はこうも思いました。

資金が潤沢な大企業は、広報PRに頼らず、有料の広告をどんどん出せばいいではないか... 無料で宣伝できる広報PRは、お金のない中小ベンチャーにこそ必要なのに、そこにサービスを提供するPR会社がないのはおかしい...と。

そういう会社がないなら、自分で作ってしまえ!ということで、日本でも珍しい、スタートアップ・中小ベンチャー企業専門のPR会社『株式会社ベンチャー広報』を設立しました。

そして、全国の広報担当者様や経営者様にそのノウハウをお伝えするため『逆襲の広報PR術』を出版いたしました。

逆襲の広報
逆襲の広報PR術』野澤直人・著

この本には、PR業界の中では、非常識な手法・ノウハウもあるかもしれません。しかし、スタートアップ・中小ベンチャー企業を広報PRで成功させることができる良書に仕上がったと自負しています。

なぜなら、私が実践して結果を出してきたノウハウだからです。ぜひ参考にしていただければと思います。

また、

  • 「今のPR会社に満足していない」
  • 「PR会社に広報PR業務のコンサルティングをお願いすること検討中」
  • 「PR会社に広報PR業務を委託することを検討中」

などのお悩みや課題がございましたら、下記フォームより、お気軽にお問い合わせください。

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役 野澤直人

 

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株式会社ベンチャー広報は、創業から10年間で中小・スタートアップ企業に特化して300社以上の広報PR活動をサポートしてきました。その中でPRコンサルタントに蓄積されてきた独自の中小ベンチャー企業向けPR手法を、次世代に還元していく場が「ゼロイチ広報」です。