2020/09/09

広報の仕掛け人たち
~ PRのプロフェッショナルはどう動いたか ~

広報PRノウハウ

スタートアップのためのPR会社
ベンチャー広報の小熊です。

今回は、広報に関するおすすめの書籍をご紹介したいと思います。

書 籍:『広報の仕掛け人たち PRのプロフェッショナルはどう動いたか
著 者:公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会
発行元:宣伝会議

話題の商品・サービスが生まれる背景や、著しい成長曲線をたどる企業には、PRのスペシャリスト、つまり広報の仕掛け人が必ずいるといっても過言ではありません。この本では、その仕掛け人たちにフォーカスし、事業会社とPR会社のパートナーシップによって築き上げられた成功事例を、当事者の声とともに紹介しています。

書籍の概要

  • 話題を呼ぶプロジェクトは、いかにして生まれるのか。

この書籍では、宣伝広報活動の発信主体である企業や団体と、企画・実施の主体となるPR会社の双方の実務担当者が登場し、どんな課題があり、どんなやり取りを経て、話題や感動を呼ぶプロジェクトまで導いたのかという軌跡を、業種も様々な9つの事例で紹介しています。

PR活動において、これをやれば間違いない!というようなマニュアルはなく、重要なのは、届けたい情報と届けたい対象者のライフスタイルや嗜好性に沿ったストーリーを、いかにオリジナリティをもって組み立てられるかだと、書中でも語られていますし、実際にPR業に携わっている身としても実感しています。

と、言葉にするのは簡単ですが、限りある予算や時間の中で、ただの夢物語ではなく、実現可能性のある中で売上への貢献も道筋として見据えて、となると、なかなかに難儀です。そんな、“生みの苦しみ”を、強固なパートナーシップで乗り越えた事業会社とPR会社の物語に触れることができる、そんな1冊がこの本です。

具体的に一例を、ご紹介します。

  • [東北大学×博報堂]伝えたい想いを、どう形にするのか

「みんなの防災手帳」という、あらゆる自然災害を想定し、被災直後から生活を立て直していく時期までを時系列で、何が必要でどんな行動をとったら良いかということがまとめられている、自治体によって配布される書物があります。

これが生まれた背景にあるのが、東北大学と博報堂。

2011年の東日本大震災後、東北大学災害科学国際研究所では、被災者1,412人に聞き取り調査を行い研究していくなかで、災害を乗り越えていくための様々な知見=生きる力が蓄積されていきました。しかし、災害というのは個々人だけの動きでどうなるものでもなく、地域社会全体に広める必要がある。それも、表面的な知識ではなく、常識として知られるような深度で。

そこで博報堂が提案したのが、母子手帳から着想を得た「防災手帳」。

確かに妊娠出産時、今がどういう時期で何に気を付ければ良いのか、母子手帳を何度も眺め、産院での記録を見たり自分で書き込んだりしていたなとふと思い出しました。
災害時の不安な状況で、道標になりコミュニケーションが図れるものとして、”防災手帳”というアイディアはさすがの一言!

  • 両者の熱意と専門性が生んだ化学反応

調査を行い情報を集め、その情報から導きだされた結論をメディアに提供し発信してもらう、ということはPRマンであれば誰でも思いつくことだと思います。

しかし、その情報をどんな深さで誰に届ける必要があるのかを、両者が徹底的に追求した結果、手帳というツールに落とし込み地域社会に根付かせるというアイディアに行きついたのです。

これはまさに、災害研究とPRのプロフェッショナルが二人三脚で作り上げたからこそ生み出されたものだなと、読み進めながら興奮しました。(笑)

そのほかにも、[スターバックス×電通パブリックリレーションズ]や、[川崎市×フルハウス]など、全部で9事例が紹介されています。

当事者がその時の想いを振り返りながら紹介されているので、自分だったらその時どう判断しただろう、なんて自分事に置き換えて読むことができます。

まとめ

  • PRの先にいる、利用者の顔を思い浮かべて

どんな業種や職種でも、かならずサービスを提供する先があり、利用してくれている誰かがいますよね。

サービスを知って利用して喜んでいる、救われているその”誰か”を、一人でも多く増やすための活動がPRだと思います。

私は以前、規模の小さい事業会社で広報に携わっていたので、営業や販促業務はもちろん、店頭での販売に携わることもありました。そうすると、エンドユーザーとの距離がとても近いので、深く考えずとも、そのマインドが染み込んでいたように思います。

PR会社という立場で携わるようになり、どうしても目先に設定される、露出数や話題のインパクトが最終ゴールのように思っているところがあったのでは、と、読了し反省もありました。

利用者の行動やマインド、サービスを体感したあとの満足度まで想像してPR活動に落とし込めるかが、PR会社と事業会社のパートナーシップを強固にし、よりよいプロジェクトに導けるのではないかと、この本を読んで改めて実感でき、とても良かったです。

いま”生みの苦しみ”の渦中にいる方、ぜひ読んでみてくださいね。

書 籍:『広報の仕掛け人たち PRのプロフェッショナルはどう動いたか
著 者:公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会
発行元:宣伝会議

 
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スタートアップのためのPR会社・株式会社ベンチャー広報 代表取締役の野澤直人が、雑誌編集者→ベンチャー企業の広報PR担当者→PR会社社長、という異色の経歴から培った、令和時代を生き抜くための広報戦略と野澤独自のゲリラ的広報PRノウハウをお届けするメールマガジンです。
 

株式会社ベンチャー広報
代表取締役 野澤直人
大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。 マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、当時無名だった海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ毎年100~140件のマスコミ露出を実現。5年で売上10倍という同社の急成長に貢献。

2010年に日本では珍しいベンチャー企業・スタートアップ専門のPR会社として株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間、プレスリリースに頼らない画期的な手法で、400社を超える企業の広報活動を支援。

講演・講師実績も多数。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』。 2014年より名証セントレックス上場のIT企業・株式会社ガイアックスの執行役を兼務。2019年より広報初心者のためのオンラインサロン「ゼロイチ広報」を主宰。

 

スタートアップの広報なら、まずこの1冊『逆襲の広報PR術』

私は仕事柄、こんな相談をよく受けます。

  • 経営者:
    「これから広報に力を入れようと思うのですが、何から手をつけたらいいでしょうか」
     
  • 広報担当者:
    「私、今まで広報の仕事をやったことがないのですが、会社から広報担当に指名されました。何から手をつけたらいいでしょうか」

そんなお悩みを抱えてしまった場合、ぜひこちらを読んでください。中小ベンチャー企業・スタートアップの経営者、広報担当者にオススメの1冊です。

逆襲の広報
逆襲の広報PR術』野澤直人・著

私の原体験を含め、これまでの経験と、ゲリラ的広報PRノウハウ50連発!等をまとめた拙著です。

私が広報初心者だったころは、広報PR関連の本を本当にたくさん読みました。世の中にある広報PR関連の書籍をほぼ全て読破した、と言っても過言ではありません。

私の経験からいうと、経験豊富で優秀な広報の方ほど勉強熱心で、とても多くの関連書籍を繰り返し読んでいます。広報初心者の方でしたら、関連書籍を5冊読むことからスタートしましょう。

本から学べることは非常に多く基本を知るにはそれで十分です。PRコンサルに相談するより、本を読んだほうが効率的に学べます。

ただ、中小ベンチャー企業で広報をされている方は、書籍選びに注意が必要です。

というのも、書店で販売されている広報PR関連の書籍はそのほとんどが、大企業の広報担当者向けに書かれているからです。

『広報PRとは何か』という一般常識を知る上で、そういった書籍も読む必要はあるのですが、中小ベンチャー企業で広報をする上で、実務的にはあまり役に立ちません。

広報PR関係の本を何冊か読み進めていくと、だいたいどの本も同じような内容なので、退屈になってきます。そうなったら、書籍からノウハウを吸収する段階はいったん卒業です。

そして、そこからが本当の勉強になります。

書籍で得た知見をベースに広報PRの実務を通じて、自分なりのやり方やノウハウを作っていきましょう。それこそが『本当のノウハウ、知見』であり、当然ながらそれは、書店で販売されている書籍には書かれていないものなのです。
 

PR会社・ベンチャー広報が、
スタートアップ企業向けサービスにこだわる理由


 
 
私は上場企業や大企業での広報PR担当の経験はありません。

今まで、サラリーマン時代も含め約20年以上、広報PRの業界にいますが、ずっと、中小中堅企業、ベンチャー企業、スタートアップの広報のお手伝いばかりしてきました。

なぜ、中小ベンチャー企業の広報PRにこだわるのか、その理由は、私の原体験にあります。約20年前、某ベンチャー企業の広報担当者として、PRマンのキャリアがスタートしました。

広報に関して全くのド素人だったものですから、プロに手伝ってもらった方が早いと思い、複数のPR会社さんに声をかけて、見積をとりました。

すると、出て来た見積金額は、安くても月額60万円、高い会社は、なんと月額100万円!
しかも、最低1年契約が条件でした。年間にすると、約1000万円の費用がかかる計算です。

当時、私がいたのは年商2億円程度のベンチャー企業でしたから、PR会社にそんな大金を払えるはずもありません。しかも、それらのPR会社さんが提供してくれるサービス内容といえば、「まずは半年から1年くらいかけて、じっくりブランド戦略を練りましょう。」というお話でした。こちらは、明日からすぐに、新聞やテレビからバンバン取材される方法を知りたいのに、全く話が噛み合いませんでした。

その数年後、私はある中堅のPR会社に転職します。入社してすぐに、知り合いのベンチャー企業の社長から「うちの会社のPRを手伝って欲しい」と声をかけて頂きました。あまり予算がないが月額20万円×3ヵ月契約ならなんとか、ということで、ほぼ発注して頂くことが決まり、社に戻って上司に報告したところ、「月額20万円しか出せない会社は、客じゃない。今すぐ断ってこい。」と言われたのです。

その時、私はわかりました。

名の知れた一般のPR会社は、月額80~100万円の料金を支払える大企業だけを相手に商売をし、中小ベンチャー企業なんて、最初から相手にしない、という現実...

私はこうも思いました。

資金が潤沢な大企業は、広報PRに頼らず、有料の広告をどんどん出せばいいではないか... 無料で宣伝できる広報PRは、お金のない中小ベンチャーにこそ必要なのに、そこにサービスを提供するPR会社がないのはおかしい...と。

そういう会社がないなら、自分で作ってしまえ!ということで、日本でも珍しい、スタートアップ・中小ベンチャー企業専門のPR会社『株式会社ベンチャー広報』を設立しました。

そして、全国の広報担当者様や経営者様にそのノウハウをお伝えするため『逆襲の広報PR術』を出版いたしました。

逆襲の広報
逆襲の広報PR術』野澤直人・著

この本には、PR業界の中では、非常識な手法・ノウハウもあるかもしれません。しかし、スタートアップ・中小ベンチャー企業を広報PRで成功させることができる良書に仕上がったと自負しています。

なぜなら、私が実践して結果を出してきたノウハウだからです。ぜひ参考にしていただければと思います。

また、

  • 「今のPR会社に満足していない」
  • 「PR会社に広報PR業務のコンサルティングをお願いすること検討中」
  • 「PR会社に広報PR業務を委託することを検討中」

などのお悩みや課題がございましたら、下記フォームより、お気軽にお問い合わせください。

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役 野澤直人

 

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株式会社ベンチャー広報は、創業から10年間で中小・スタートアップ企業に特化して300社以上の広報PR活動をサポートしてきました。その中でPRコンサルタントに蓄積されてきた独自の中小ベンチャー企業向けPR手法を、次世代に還元していく場が「ゼロイチ広報」です。