スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報です。
新型コロナの影響から、今、記者発表会やセミナーなど人が集まるイベントをオフラインからオンラインに切り替える企業も多くなっています。
弊社にも、ここ最近「オンライン記者発表会」のご相談が多くなってきました。
・「そもそも記者発表会もどうやったらいいのかわからないのに、オンラインで実施するには何を準備したらいいの?」
・「オンラインだと新商品を試してもらえない。どんなやり方があるの?」
など、担当者はかなり不安ですよね。
確かに、化粧品などの消費財や食品などは、実際に試してもらわないとなかなかその商品の良さが伝わらないので、オンラインで実施するにはひと工夫が必要です。
そこで今回は、オンライン新商品発表会を実施し、成功させるためのコツをいくつか抜粋して書きたいと思います。
プレゼンだけではない、飽きさせない工夫を!
オンラインでの開催は、編集部や会社からではなく、自宅やカフェから視聴している方も多いため、オフラインの開催よりも記者さんの集中力が途切れやすいです。
また”世界観”が伝わりにくいというハードルもありますので、少しでも飽きさせない・理解をしてもらいやすい状況を準備することが重要です。
例えばオフラインで実施した場合、当日はプレゼンの他に、会場に商品のサンプルを置いたタッチポイントを作ったり、展示品で会場を装飾したりと、ブランド(商品)の世界観を伝える工夫を施すと思います。
オンラインでは、そこが一番難しいポイントです。
新商品発表会を開催している約1時間、パソコンの前でずっとプレゼンしている様子を配信しても、視聴しているメディアは飽きてしまいます。
オンラインで実施するとしても、オフラインで実施するときと同じように、「飽きさせない工夫」を「映像で表現する」ことがとても重要です。
例えば…
- 商品を実際にその場で使用したデモンストレーションを行う
- 商品の特長を表現する実験やテストを実践する
- 開発ストーリーの映像を別で作成しておき途中で映像を差し込む
- 一方的な配信だけでなく最後にメディアからの質疑応答の時間を設ける
などです。
発表する商品によってできることは変わってくると思いますので、ぜひ「飽きさせない」ためにどんなことができるか、考えてみてください。
サンプル品は前日までに送っておくこと!
当日何も手元になく、資料だけを見ながらオンラインでプレゼンを聞いてもらうのはナンセンスです。
先にも書きましたが、化粧品などの消費財や食品系は、実際に商品を試してもらわないと、なかなかその商品の良さが伝わりません。
どうせなら、化粧品ならテクスチャーや香り、食品なら味や風味を実際にご自宅で体感してもらいながらプレゼンを聞いてもらうことで、より商品の理解を促すことができますし、なによりも飽きさせません。
- 商品サンプル
- プレスリリース
- 当日プレゼン資料
この3点は、前日までに参加するメディアにお送りするようにしましょう。
もし、商品の現物そのものが用意できなかったとしても、サンプル品(テスターサイズ)は用意をするようにしましょう。
食品の場合、もし当日新商品を使ったレシピなどを紹介するのであれば、一緒にレシピもお送りした方が良いですね。
午前と午後、2回に分けても良し
新商品発表会は、1日1回だけの開催、と決まっているわけではありません。午前に1回、午後に1回という形で同じ内容を2回開催してもOKです。
2回開催にするメリットは、記者が予定を調整しやすい、ということの他に、飛び入り参加を狙える、ということがあります。
これは実際に私がライターさんから聞いた話ですが、1回目に参加したライターさんが別のライターさんに「●●社の新商品発表会良かったよ!」という感想を伝えたところ、そこから噂が広まり、予定がなかったライターや記者が何名か2回目に飛び入り参加、というパターンがあったそうです。
【最後に】
オンラインの記者発表会は、視聴者を飽きさせないためにどんな映像を映すか、を考える力が必要です。その点は、少しテレビ制作にも通じる部分があると思います。
一度経験すると、テレビへの企画提案するときに重要な、「どんな画が撮れるか?」を考える参考にもなると思います。
ぜひ参考にしてみてください。