2020/12/16

意外と知らない“プレパブ”掲載の壁-女性誌攻略のススメ!vol.12

広報PRノウハウ

ベンチャー・スタートアップのためのPR会社
ベンチャー広報の佐藤です。

女性誌だけに限らないですが、主に新聞・雑誌・WEB媒体には、いわゆる「プレパブ」と呼ばれる、読者プレゼントコーナーがあります。

まずお伝えしたいことは、「読者プレゼントコーナーなんて、モノをただで提供すれば掲載できるでしょ」と、とても軽く考えている人が多いということです。

広報担当者がせっかくがんばってプレパブ掲載を獲得しても、広報PRのリテラシーがない上司に「そんなの意味がない」と言われてしまった…という声もよく聞きます。

ハッキリ言います。
プレパブ掲載の壁は、思っている以上に高いです。

今回は、そんな社内で理解を得られなくて困っている広報担当者のために、商品PRをする上でいかにプレパブ掲載を獲得することが重要か、意外と知られていない壁について書きたいと思います。

読者層・季節感・信用が揃わないと掲載してもらえない

これまでも何度か書いてきましたが、メディアは「いかに自分たちの媒体にその商品が合っているか」をとても重要視しています。それは、プレパブで紹介する商品も例外ではありません。

20代がターゲット読者の雑誌で、育毛剤を読者プレゼント! なんてことはありませんし、高級ブランドばかりを掲載しているコンサバ雑誌にビジュアルがあまりイケていない商品も選ばれません。

また、プレパブで掲載した商品は、基本媒体側から当選した読者に直接モノを発送することになります。応募者の個人情報(氏名や商品の送り先住所など)をお預かりすることになる分、紹介する商品も媒体の信用に関わるので慎重になります。

さらに、プレパブで紹介する商品でも、季節感やニュース性があるか、期間限定商品や販路が限られているものではないか、などを見極めて商品を選んでいます。つまり、「商品を無料で出しているんだから、タイミングなんて関係なくいつでも掲載してもらえる」という考えは全くのお門違いなのです。

各媒体の条件を知るべし

すべての媒体にプレパブコーナーがあるわけではないので、まずはプレパブコーナーがある媒体をピックアップしましょう。

次に媒体ごとの条件をヒアリングしましょう。

・プレゼントの総額が〇〇〇円以上
・商品は食べ物がNG、もしくは食べ物はOKだけど冷蔵冷凍がNG
・ファッションや美容品以外はNG
・商品券やサービス券などの金券的なものはNG
・当選者〇名以上にプレゼントできること

など、細かく条件が決まっている場合があります。

例えば、プレゼント総額が5万円以上という条件があった場合、提供する商品の単価が1,000円であれば50個(50人分)用意しないといけませんし、単価が50,000円の商品であれば1個(1人分)用意すればいい、ということになります。

また、基本的に当選者への商品発送は、媒体の担当者が発送することが多いのですが、なかには、発送は媒体でやるけど抽選だけは企業側でやる、もしくは抽選から発送まで全て企業側でやってほしい、という場合もあります。

抽選から発送まで自社でやるとなると、1万通くらい届いた応募ハガキを応募締切まで保管して(もちろん個人情報なので厳重に!)、応募を締めきったらその中から抽選して、梱包して発送して、ハガキを全て厳重に処分する、という意外と大変な作業が発生しますので、それを対応できる体制がないと難しいでしょう。

プレパブ掲載が企画内での紹介に繋がる可能性も

すでに認知が高い商品や大手企業の商品であれば別ですが、今まで一度も取り上げられたことがない上に、その企業も商品も知らない、というものを、いきなり特集や企画内で紹介するのはちょっと…と考える媒体もなかにはあります。

私もこれまでに何度か、「うちの読者層に合いそうな気はするんですけど、まずはプレパブで掲載して読者の反応をみてから企画で紹介するかどうか考えてもいいですか?」と言われて、まずはプレパブ掲載をしたところ、想定以上に応募者数が多く、それ以来特集や企画で何度か掲載をしてもらうことになった経験があります。

最後に大前提ですが…、
プレパブは有形の“モノ”がないと掲載は狙えません。

有形の“モノ”を持つ企業の特権であるプレパブ枠。商品PRを担当している広報さんはぜひアプローチしてみてはいかがでしょうか。

◎[女性誌攻略のススメ!]シリーズ一覧はこちら

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