2021/03/03

広報担当者の理想的な社内活動

広報PRノウハウ

スタートアップのためのPR会社
ベンチャー広報の島田です。

前回は、「広報組織の内製化」をテーマにお話をさせていただきました。ベンチャー広報では、広報業務を業務委託として請け負う「リテナー契約」と、広報のアドバイザリーとして広報担当者の方に、ノウハウやアイデアをインプットする「コンサルティング契約」という2つのプランでサービス提供をしています。

これまでは、長く契約を続けていく中で、クライアント様側が「そろそろ内製化しようかな…」という意向が出てくる例が多かったのですが、最近では、広報の内製化を前提とした契約も多くなってきています。

お客様と長くお付き合いできるに越したことはないのですが、ベンチャー広報では、長くPR会社とお付き合いするのをあまりオススメしておりません。それは、自社のビジョンやミッションに共感して、情熱的に動ける社内の広報担当者がいた方が、やはり長い目で見て企業にとってメリットが多いと考えているからです。

今回は、社内で「君が広報担当者だよ!」と抜擢された方が、やるべき社内活動についてお話できればと思います。

広報担当者は社内の情報を、いかにたくさん持っているかが重要です。広報担当者をシェフに例えると、「こんな料理をつくりたい!」と思ったときに、「材料(素材)」がなければ、その料理を完成させることは不可能です。将来的に「自ずと材料(素材)が集まってくる場所」として機能させるために、以下の社内活動を行い、継続させましょう!

社内取材を積極的に行う

社内の情報が勝手に広報担当者の元に届く…なんてことはありません! とにかく社員と積極的にコミュニケーションを取りましょう。気になることや、これは…と思ったことは、自分が記者になったつもりでヒアリングしてください。

ランチしながらざっくばらんに…というのも良いですが、30分~1時間ほど「社内取材」の場をもらって情報収集するのも大切です。

社内取材の結果を可視化して社内で共有する

社内取材の結果を社内に共有することで、社員が自社の動きを知れるようになります。実は、こうした行動を取ることによって、「広報は社内の情報が集まる場所」というイメージが定着します。

「特にこの情報に注目しています!」や、「この情報をリリースにしていきたいので、早めに情報をください!」といった意思表示をすることで、社員が広報の視点を持てるという、嬉しい副次効果もあるので、ぜひ積極的に情報発信してください。

広報の役割を社内に浸透させる

日々の業務を通じて、広報の役割を浸透させるのが大切ですが、「広報ってなに?」を社内に理解してもらうために、「全社集会」などで全社員に向けてプレゼンするのも効果的です。

以前、事業会社で広報担当者をしていた時に全社集会、部署ごとのミーティングでプレゼンテーションを実施したのですが、思っていた以上に良い効果がありました。
・なぜいつも色々質問を投げてくるのか
・なぜリリース前はいつも以上にヒアリングの時間が長くなるのか
という、一部の社員が感じていた広報担当者からの「圧力」の意味が理解でき、コミュニケーションの課題が劇的に改善しました。

広報の役割を理解してもらい、なぜ質問攻めにされるのかを知ってもらうことで、回答の質が各段に上がり、無駄なやり取りが激減しました。自身の役割を少しでも知ってもらうだけで、かなり動きやすくなるので、ぜひ「広報の役割を社内に浸透させる」アクションは積極的にとることをオススメします!

「広報組織の内製化」を前提としたPR会社の利活用は、広報組織を形成するための最短ルートになることもあります。ぜひ、参考にしてみてください。

株式会社ベンチャー広報
代表取締役 野澤直人
大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。 マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、当時無名だった海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ毎年100~140件のマスコミ露出を実現。5年で売上10倍という同社の急成長に貢献。

2010年に日本では珍しいベンチャー企業・スタートアップ専門のPR会社として株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間、プレスリリースに頼らない画期的な手法で、400社を超える企業の広報活動を支援。

講演・講師実績も多数。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』。 2014年より名証セントレックス上場のIT企業・株式会社ガイアックスの執行役を兼務。2019年より広報初心者のためのオンラインサロン「ゼロイチ広報」を主宰。

スタートアップの広報なら、まずこの1冊『逆襲の広報PR術』

私は仕事柄、こんな相談をよく受けます。

  • 経営者:
    「これから広報に力を入れようと思うのですが、何から手をつけたらいいでしょうか」
     
  • 広報担当者:
    「私、今まで広報の仕事をやったことがないのですが、会社から広報担当に指名されました。何から手をつけたらいいでしょうか」

そんなお悩みを抱えてしまった場合、ぜひこちらを読んでください。中小ベンチャー企業・スタートアップの経営者、広報担当者にオススメの1冊です。

逆襲の広報
逆襲の広報PR術』野澤直人・著

私の原体験を含め、これまでの経験と、ゲリラ的広報PRノウハウ50連発!等をまとめた拙著です。

私が広報初心者だったころは、広報PR関連の本を本当にたくさん読みました。世の中にある広報PR関連の書籍をほぼ全て読破した、と言っても過言ではありません。

私の経験からいうと、経験豊富で優秀な広報の方ほど勉強熱心で、とても多くの関連書籍を繰り返し読んでいます。広報初心者の方でしたら、関連書籍を5冊読むことからスタートしましょう。

本から学べることは非常に多く基本を知るにはそれで十分です。PRコンサルに相談するより、本を読んだほうが効率的に学べます。

ただ、中小ベンチャー企業で広報をされている方は、書籍選びに注意が必要です。

というのも、書店で販売されている広報PR関連の書籍はそのほとんどが、大企業の広報担当者向けに書かれているからです。

『広報PRとは何か』という一般常識を知る上で、そういった書籍も読む必要はあるのですが、中小ベンチャー企業で広報をする上で、実務的にはあまり役に立ちません。

広報PR関係の本を何冊か読み進めていくと、だいたいどの本も同じような内容なので、退屈になってきます。そうなったら、書籍からノウハウを吸収する段階はいったん卒業です。

そして、そこからが本当の勉強になります。

書籍で得た知見をベースに広報PRの実務を通じて、自分なりのやり方やノウハウを作っていきましょう。それこそが『本当のノウハウ、知見』であり、当然ながらそれは、書店で販売されている書籍には書かれていないものなのです。
 

PR会社・ベンチャー広報が、
スタートアップ企業向けサービスにこだわる理由

私は上場企業や大企業での広報PR担当の経験はありません。

今まで、サラリーマン時代も含め約20年以上、広報PRの業界にいますが、ずっと、中小中堅企業、ベンチャー企業、スタートアップの広報のお手伝いばかりしてきました。

なぜ、中小ベンチャー企業の広報PRにこだわるのか、その理由は、私の原体験にあります。約20年前、某ベンチャー企業の広報担当者として、PRマンのキャリアがスタートしました。

広報に関して全くのド素人だったものですから、プロに手伝ってもらった方が早いと思い、複数のPR会社さんに声をかけて、見積をとりました。

すると、出て来た見積金額は、安くても月額60万円、高い会社は、なんと月額100万円!
しかも、最低1年契約が条件でした。年間にすると、約1000万円の費用がかかる計算です。

当時、私がいたのは年商2億円程度のベンチャー企業でしたから、PR会社にそんな大金を払えるはずもありません。しかも、それらのPR会社さんが提供してくれるサービス内容といえば、「まずは半年から1年くらいかけて、じっくりブランド戦略を練りましょう。」というお話でした。こちらは、明日からすぐに、新聞やテレビからバンバン取材される方法を知りたいのに、全く話が噛み合いませんでした。

その数年後、私はある中堅のPR会社に転職します。入社してすぐに、知り合いのベンチャー企業の社長から「うちの会社のPRを手伝って欲しい」と声をかけて頂きました。あまり予算がないが月額20万円×3ヵ月契約ならなんとか、ということで、ほぼ発注して頂くことが決まり、社に戻って上司に報告したところ、「月額20万円しか出せない会社は、客じゃない。今すぐ断ってこい。」と言われたのです。

その時、私はわかりました。

名の知れた一般のPR会社は、月額80~100万円の料金を支払える大企業だけを相手に商売をし、中小ベンチャー企業なんて、最初から相手にしない、という現実...

私はこうも思いました。

資金が潤沢な大企業は、広報PRに頼らず、有料の広告をどんどん出せばいいではないか... 無料で宣伝できる広報PRは、お金のない中小ベンチャーにこそ必要なのに、そこにサービスを提供するPR会社がないのはおかしい...と。

そういう会社がないなら、自分で作ってしまえ!ということで、日本でも珍しい、スタートアップ・中小ベンチャー企業専門のPR会社『株式会社ベンチャー広報』を設立しました。

そして、全国の広報担当者様や経営者様にそのノウハウをお伝えするため『逆襲の広報PR術』を出版いたしました。

逆襲の広報
逆襲の広報PR術』野澤直人・著

この本には、PR業界の中では、非常識な手法・ノウハウもあるかもしれません。しかし、スタートアップ・中小ベンチャー企業を広報PRで成功させることができる良書に仕上がったと自負しています。

なぜなら、私が実践して結果を出してきたノウハウだからです。ぜひ参考にしていただければと思います。

また、

  • 「今のPR会社に満足していない」
  • 「PR会社に広報PR業務のコンサルティングをお願いすること検討中」
  • 「PR会社に広報PR業務を委託することを検討中」

などのお悩みや課題がございましたら、下記フォームより、お気軽にお問い合わせください。

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役 野澤直人

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株式会社ベンチャー広報は、創業から10年間で中小・スタートアップ企業に特化して300社以上の広報PR活動をサポートしてきました。その中でPRコンサルタントに蓄積されてきた独自の中小ベンチャー企業向けPR手法を、次世代に還元していく場が「ゼロイチ広報」です。