2019/08/05

【PRのコツ】マスコミの方へ確実にアポを取る秘訣は「告白と共感を60秒で」

広報PRノウハウ

スタートアップのためのPR会社
ベンチャー広報の長崎です。

ベンチャー広報に来てはや8年が経過しました。
前職もPR会社にいましたので、10年以上この業界にいることになります。

前職でもベンチャー広報でも、ずっと変わらず継続している業務があります。
それは、「毎月一定、会ったことがないマスコミの方へアポを取る」ということです。

10年以上PR歴があると、テレビ、新聞、雑誌、WEB、ラジオ、だいたいどこの会社にも面識のある、過去取材でお世話になった方はいらっしゃいます。
しかし、面識があっても、紹介したい企業の情報が必ずマッチするわけではありません。

なので、思った以上に?結構な頻度で、はじめましてと、マスコミの方と面談し続けています。

なんでこんなに新規の方と巡り会えて、アポが取れているのか。
今日は日々行っていること、ちょっとした工夫をご紹介したいと思います。

1. アンテナを張り巡らせてニュースを見る。会いたい人を探す

PRの仕事で大事にしているのは、日々のニュースを広く(浅く)知っておくことです。視野は広いほうがいいと思っています。新聞、雑誌、テレビ(テレビ欄ざっと見は効果的)、ニュースサイト、担当企業の周辺のニュース等、朝まとめてざっと目を通します。
また通勤中、移動の際は、お客様に関連のあるニュースや情報に絞って、ひたすら見るようにしています。そうすると、広く拾った情報と重なることも。また、このニュースを書いた人はこの業界の担当だな、などわかるようになってきます。

そして、新規のクライアントを担当する場合、まず10日以上かけて、企業の情報に適したニュースを書いている人をひたすら探します。探しつつ、様々なニュースを見て、企業理解を全方位総合的に深めていきます。そうして日々頭の中に溜め込んだ情報と、このインプットが重なって、クロスする人が出てきます。

そう、これが会いたい人です。

会いたい人というのは、自分が担当している企業の情報を発信してくれるかもしれない、というとても前向きな気持ちになれるマスコミの方です。

単に大手の記者だから〜とか、大御所の方だから、たぶん担当だから、などそういった色眼鏡では選んでいません。
純粋にこの事業やサービスや企業に共感して応援してくれる、客観的に報じてくれる人かもしれない、という視点で考えています。

2. その人はどんな人なのか、理解を深める。考察する

次のアクションは、会いたい人は、どういった方なのか、過去のニュースをひたすら探して理解を深めていきます。
過去どういった担当だったのか、今はいつからどういった担当で、どんな記事を書いているのかなど、ひたすら足跡をたどっていきます。
また書かれた記事がSNSでどのように広がったのかなど、自分なりに記事の影響についてなど考察することもおすすめします。

3. なぜ自分は会いたいのか、何を伝えるのか。アポ電話の内容を考える

会いたい人がどんな記事を書いているのか過去から今に至るまで理解しました。
では次は?
私の場合、この人がたまたま電話を取ったときに、会ってもいいかなと、短い時間の中で決断してもらうにはどうしたらいいかを考えていきます。

その方が取材する動機、その予感のようなものを感じてもらうこと。

「会ったほうがいいな」と思ってもらうための会話を、相手の方を想像しながら組み立てていきます。

内容はどんなものかというと、この方にどういった取材をしてもらったら、どんなふうに世の中に情報が伝わるのか?いい影響があるのかを考え、言葉にして伝えます。
これがパワーワードだと思っています。

  • どうして電話を掛けたのか
  • なぜ会いたいのか?を
  • 60秒以内でシンプルに想いを持って伝える

電話をする際はその時の空気や相手の方の電話の出方、声のトーン(あ、忙しそうだなと思ったら絶対に電話を長引かせないなど)で変えることが多いですが、実際のスクリプトは、こんな内容だったりします。

〜〜〜〜

お世話になっております。ベンチャー広報の長崎です。
〇〇様が書かれた、〇〇に関する記事の件でご連絡しました。
過去の記事を拝見して、〇〇様は〇〇に関するテーマで定期的に記事を書かれていらっしゃるようですが、(いつ)(どういった記事)を拝見しました。この記事、私も〇〇というニュースサイトでも拝見して、とても深く共感しました。(本当に実際にこの人に会いたい!と思った記事のこと、本音で話すことが重要。)実は、今回その内容に近いのですが(ちゃんとリンクしていることが前提)、社会の課題を解決する事業を運営している〇〇という企業があり、ぜひこの企業の取組、実績、私が実際に見て感じたリアルな現場について、情報提供できないでしょうか。
〇〇様のあの記事は、SNSで広くつぶやかれておりましたが(など書いた記事がどのように影響したかなども考察したことを伝える)、わたしたちも、ぜひ多くの方に意義のある取組を知っていただきたいのです。
来週再来週で、そんなに多くお時間はいただきませんので、ご挨拶できないでしょうか?

〜〜〜〜

と、こんな感じになることが多いでしょうか。

アポ取りって、全く接点のなかった多忙なマスコミの方に、無理やり接点を作ってもらおうとすることになるわけです。一方的な理由でこっちの都合で会ってもらおうなんて失礼すぎるなあと、思います。
ですので、忙しい時間を頂いてまでも、会いたい強い理由や想いがなければいけないんじゃないかな?と、日々の業務の中で感じるようになりました。
電話をかける前の事前のインプットをきちんとしておく。という当たり前のことですが、とても大事なだなという考えに行き着きました。

一瞬先方とつながれたときに、誠実な気持ちで、なぜ会いたいのかを心から伝えれば、いい関係が築けるのかなと最近はとてもそう思います。

ぜひ皆様もご参考にしてみてください。

 


 
 
 
以下、広報PRセミナーのご案内です。

 

新聞のデジタル化に対応した広報できてますか
ネット時代に全国紙記者から選ばれる広報担当とは


 
 
インターネットが出現して以来、メディア環境は大きく変化しています。デジタル時代だからネット媒体向けのWEBPRだけをやっておけばいい?紙媒体は時代遅れ?もしそう思っているならあまりに短絡的と言わざるを得ません。

デジタル時代といえども、いや、デジタル時代だからこそ実は「新聞」が重要なのです。新聞の報道はWEBやテレビなど他の媒体に波及しやすいという特徴があります。テレビ報道・情報番組の要=情報源は新聞です。テレビキャスターや報道記者も、毎日の取材源として全国紙の新聞をかかさずチェックしています。報道関係者にとっても、PRパーソンにとっても新聞がすべての基本なのです。これは今も昔も変わりません。

最近、新聞関係者の方から「DF」(ディーエフ)という言葉をよく聞きます。Digital First(デジタルファースト)の頭文字をとったものです。ここ数年、新聞各社とも、紙面よりも電子版にスクープを報道させる傾向が増えています。朝刊のスクープが、既に前日の夕方から深夜に電子版ですでに報道されていることがあります。これがデジタルファーストです。
このように、全国紙の新聞(朝日、読売、毎日、産経、日経)は今、大きな変革期をむかえています。私たちPRパーソンは、こうしたメディアの変化を敏感とらえ、それに合わせた広報活動をしなければなりません。

そこで今回、朝日新聞社様にご協力頂き、デジタル時代における新聞報道や組織の変化、取材になるプレスリリースのポイント、記者とのコミュニケーション・企画提案のやり方などについて講演をお願いしました。ぜひこの機会に、朝日新聞の最新情報をキャッチアップすると同時に、ご自身の全国紙の新聞に対する広報活動について見直してみてはいかがでしょうか。

<講師プロフィール>
朝日新聞 円山史氏
2010年に朝日新聞へ入社。名古屋本社報道センター→津総局→北海道報道センターと転勤し、2016年に東京社会部へ。名古屋、津では高校野球や警察、札幌では警察や行政取材を担当。東京社会部では、荒川、葛飾、足立区など東京東部エリアの取材や、教育関係の取材を担った。特に教育関係では、取材対象は学校や大学、研究機関、民間企業にNPOと幅広かった。2019年5月から人材戦略本部付。

<セミナーコンテンツ>

  • 朝日新聞本紙と朝日新聞デジタルの編集体制について
  • デジタル時代の新聞の読み方・使い方
  • 新聞報道がテレビ報道に波及した事例とその仕組み
  • 記者からみた「上手いプレスリリース」とは
  • プレスリリースが記事になった事例をもとにポイントを解説
  • 記者は取材先はどうやって探している?
  • 広報の上手な企業の事例について(記者とのコミュニケーションの取り方など)
  • 新聞は経済面や社会面だけではない。●●面、●●面を狙え
  • 知ってますか?記者、デスク、編集委員、論説委員の違い
  • 広報担当が知っておくべき新聞社内の専門用語

新聞のデジタル化に対応した広報できてますか
ネット時代に全国紙記者から選ばれる広報担当とは

<セミナー概要>
日時: 2019年9月12日(木)14:00~15:30(受付開始 13:30)
会場: 東京都千代田区平河町2-5-3 Nagatacho GRID
   (東京メトロ永田町駅4番出口より徒歩3分)
定員: 先着30名
特典:朝日新聞デジタル2ヶ月分の購読
料金: 8,000円(税込)

※セミナー当日「逆襲の広報PR術」(野澤直人・著)をお持ちいただいた方(Kindle版含む)は、5,000円(税込)で参加できます。
※セミナー会場での書籍の販売はございませんので、事前にご購入をお願いいたします。
※料金には朝日新聞デジタル2ヶ月分の購読料が含まれています。
※参加費は、当日受付にて現金でお支払いいただきます。
※領収書の宛名は、お申し込み時にご記入いただいた名義とさせていただきます。
 

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