2019/11/11

ビジネス経済誌とは

新人広報パーソンのための広報いろは。

スタートアップのためのPR会社
ベンチャー広報の三上です。

シリーズ『新人広報パーソンのための広報いろは。』、
前回は、全国紙について解説しました。
今回は、週刊ビジネス誌(経済誌)について解説して参ります。

週刊ビジネス誌の4大誌とは

私が新人時代は、メディアを知る上で基本的な参考書が、“新聞”と教わりました。
新聞の事が理解できたら次に週刊ビジネス誌を勉強するように指導されました。

特に、コーポレートコミュニケーション=企業広報に携わるうえで、週刊ビジネス誌(経済誌)が大切なメディアと教わりました。

その中で代表的な4大誌として、

  • 「日経ビジネス」
  • 「週刊ダイヤモンド」
  • 「週刊東洋経済」
  • 「週刊エコノミスト」

とも教わりました。

今回は広報パーソンとして、最低知るべき知識として解説します。

新聞と週刊ビジネス誌の違いは

新聞は、まず速報性を優先させます。週刊誌は週刊単位で、政治や経済ネタを中心に掘り下げていくメディアとなります。また、各号(毎週)ごとに大特集から小特集とテーマを設け掘り下げていくスタイルになります。

新聞と大きく違う点は、記者クラブに加盟していない点です。新聞の情報源は記者クラブ経由による情報が大きく占めます。しかし、週刊ビジネス誌は独自の取材網で報道させていく点が、大きな違いです。

週刊ビジネス誌 各媒体の特徴について

◎日経ビジネスは・・・

日経BPが発行。主要ビジネス誌の中でも最大の読者数を誇ります。1969年創刊と比較的新しい雑誌です。日経新聞グループとして、新聞記者⇔編集者がお互い出向し相互関係もあります。

特徴として、定期購読専用の雑誌になっています。書店でもビジネスマン街や大きな書店では販売しています。

誌面内容は、マクロ経済からミクロ経済まで俯瞰的な視点で、ビジネスパーソンとして知っておきたい内容を網羅的に特集していくような印象があります。その一方で、他のビジネス誌と比べ個人のマネープランや投資といった内容は少なめの印象です。

特に、上場企業の広報パーソンには絶大な支持をされています。

誌面には、独自のビジネスモデルで成長しているスタートアップ・ベンチャー企業でも紹介してもらえる名物コーナーもあります。

◎週刊ダイヤモンドは・・・

1913年創刊の歴史と伝統を誇る週刊ビジネス誌です。創刊当時から、企業産業界の出来事を数字・データで説明・報道していくデータジャーナリズムが基本となります。

週刊ビジネス誌の中でも、書店で一番売れています。

斬新な特集企画、独自の市場調査、精密でタイムリーな経済・産業・起業レポート、多彩な連載記事・コラムなどによって、ビジネス活動に有益な情報を提供しています。

独自の切り口による徹底した取材記事と豊富なデータを、見やすいビジュアルで構成する誌面が印象的です。

また、投資情報や個人マネーに関する内容が多く、ビジネス誌の中ではエンターテインメント性も高めになっています。

旬なテーマに切り込んだ特集で図・グラフ・ランキングなどの情報があり、経済情報を「わかりやすく」伝えることに工夫している印象です。財務・決算等、専門用語が多く、数字が理解することが難解ですが、徹底的に分かりやすく解説しています。

分かりやすく書けるのは、「数字、財務、決算、業界」を理解していないと分かりやすく書けないため、主に社員記者が書いているのが特徴となります。

個人的には、「給与の高い企業、低い企業」「銀行危険度ランキング」「倒産危険度ランキング」などの特集企画は、よくぞここまでデータ収集から分かりやすく分析されていて、いつも感心して読んでいます。

◎週刊東洋経済は・・・

1895年に創刊され100年以上の歴史のある週刊ビジネス誌です。会社四季報などを発行している東洋経済新報社が発行元です。比較的、上場企業報道が多い印象があります。

為替情報からエンターテイメントまで市場を読み解くことができ、株式投資系・企業分析のテーマも多く紹介されています。

◎週刊エコノミストは・・・

1923年に創刊。毎日新聞社が創刊したビジネス誌です。
(現在は、毎日新聞社の分社によって毎日新聞出版㈱に移管されました。)

タイトルの通り、マーケットや実体経済について独自の報道をされています。
金融経済をグローバルな視点で分析され、資産運用関連の情報も豊富です。

スタートアップ・ベンチャー企業でも報道のチャンスあり!

皆さんには難易度が高く、また大手企業中心に報道されている印象で、
自社を取り上げてもらえるチャンスがないと、思っておられる方も多いのでは。

いえいえ、そうでもないんですね。新聞メディア同様にしっかりと媒体調査をされていれば、必ずチャンスはあります。

それでは、攻め方のポイントをお教えしましょう。

その1 誌面のベンチャー企業・スタートアップ企業紹介コーナーを探す。

各媒体には、ほぼ新たな市場開拓をした企業や、他社にはない独自の技術を持っている企業を紹介するコーナーがあります。

1冊雑誌を購入して頂ければ、皆様でも見つける事ができます。1回で紹介基準が分からなければ、次号も買って、紹介されている企業の傾向を読み取ってください。

その2 特集面で攻めてみる。

毎号の特集面では、

  • ベンチャー・スタートアップ
  • シェアリング
  • 副業
  • 5G
  • 農業
  • 人事
  • HRテック
  • ITO
  • サブスク
  • 人手不足
  • テクノロジー
  • できる英語

等、様々なトレンド特集が組まれています。

自社に近い特集面を確認し、特集記事内に取材者名が確認できます。

これらの方へ直接アプローチし、今後も同様のテーマでの企画の可能性があるか。或いは特集で紹介されている他に、自社で関係した取組みや事業予定があれば、情報提供をされてみても良いかと思います。

担当者へコンタクトをとる時には必ず、
「〇号の特集を見て、この記事は大変参考になった。」
といった感想も忘れずに伝えて下さい。

私は必ず担当の方に伝えています。
担当の方もこの話をすると、結構打ち解けて頂き話ができるケースが多いからです。

週刊ビジネス誌(経済誌)もデジタルファースト!?

ここ最近、新聞媒体のデジタルファースト(Digital First)化が顕著になってきています。無論、週刊ビジネス誌もこの取組みは進んでいます。

最近のトピックスとしては、日経ビジネス電子版がスタート。また週刊ダイヤモンドは4月に、週刊ダイヤモンド編集部とダイヤモンドオンライン編集部を統合。総合ビジネス誌から業界各分野の専門的な情報発信できるメディアを目指すと聞いています。

東洋経済は、東洋経済オンラインを2003年6月にスタート。
私の記憶では本格的なビジネスニュースサイトのパイオニア的存在かと思います。

当時の編集長が講師として登壇したセミナーを受講した記憶があります。
米国のメディアサイトを参考にされた話を伺いました。

現在は、国内最大級のビジネスニュースサイトの1つとなっており、月間ページビューが約2億PVを誇ります。各webサイトとも、誌面連動記事とサイトオリジナル記事を様々な分野で報道しています。こちらも誌面同様にサイト内のコーナーについても調査しましょう。情報提供も可能です。

長きにわたりお付き合いしているビジネス誌の担当の方と接する中で、経験上、以下の点がポイントとなっています。

週刊ビジネス誌(経済誌)担当者との上手く付き合うポイントは

◇ 情報提供は1~2か月先の情報を提供

言うまでもありませんが、週刊誌の編集スケジュールから考えると、来週発表の情報では担当者も取材もできません。早めに概要情報だけでも伝え、感触をみるのも一考です。

◇ 自社情報だけでなく、業界動向や競合他社情報も知っておくこと

週刊ビジネス誌の担当者は、新聞・経済部同様に業界別に担当しています。また、新聞に比べると担当期間も長く担当されている方が多い印象です。大・中・小の特集企画から、コーナー担当と幅広く担当され、担当業界の企業情報は幅広く、また深く知りたいという傾向があります。

「業界のトレンドは。市場全体の今後の見通しは。自社技術と関連した技術を持っている企業は。」と、業界通になれば、企画のヒントを探している時や取材先に困った時に、私へ連絡頂く事が頻繁にあります。

編集会議での企画提案や取材先調査、スクープ取材と、いざという時に力になると感謝もされます。

長い方ですと、編集長を経て別の部署に異動されても30年超えの方や副編集長を経て、現在はフリーランスとして活躍され、私のクライアントの書籍執筆をされ、仕事でもお付き合いさせて頂いています。

◇ 編集スケジュールを知って、タイミングの良い時にコンタクトを

皆さんはまずコンタクトをとる時は、電話となります。

週刊誌の場合、週初めに編集会議があり、デスクに居る確率が高い事から、コンタクトをとる時は、極力この時期を意識してコンタクトをとるようにしています。

週末は、取材の追込み・原稿締切と多忙の時期となる事から、意識的に避けています。

ゼロイチ広報について

弊社では、中小ベンチャー企業・スタートアップの広報PR人材育成に特化したオンラインサロンを先日開始しました。

ゼロイチ広報 ~ 広報初心者のためのオンラインサロン ~
https://v-pr.co.jp/online-salon/

年々増加傾向にある国内のスタートアップ企業で、これまで以上に求められているのが、「確実に0→1(ゼロイチ)の広報を実践出来るPRパーソン」。

ところが、そのようなスタートアップ企業が求める広報人材が、今の人材市場では圧倒的に不足しています。

弊社では、創業から10年間で中小・スタートアップ企業に特化して、300社以上の広報PR活動をサポートしてきました。

そこで、PRコンサルタントに蓄積されてきた独自の中小ベンチャー企業向けPR手法を、次世代に還元していく場が「ゼロイチ広報」です。

来月、この「ゼロイチ広報」会員の方向けに、4大週刊ビジネス誌のある副編集長の方にメディアリテラシーを磨いて頂く広報研修を予定しています。

この方とも、15年程お付き合いさせて頂き、ご一緒に長野県まで取材に同行頂いた方です。

「ゼロイチ広報」は、お陰様で既に0期生は満員となり締切となりましたが、年内次期応募も予定しております。

ご関心のある方は、ぜひ事務局までお問合せ下さい。

info@v-pr.net

 
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以下、最新イベント(2020.7.1)のご案内です。
 

『SNS時代こそ、テレビに取り上げられる価値がある』
現役放送作家から学ぶ "テレビアプローチの成功術"


 

SNS時代だからこそ、テレビの影響力は絶大!?

「若者のテレビ離れが加速している...」

そんな報道を目にするようになりましたが、巷で言われるように、"本当に" テレビの影響力は低下しているのでしょうか?

この疑問に対し、これまで数々の民放テレビ局・ニュース情報番組に放送作家として関わってきた石田章洋氏は「SNS時代だからこそ、テレビの影響力は絶大だ」と断言しています。

そこで、今回の広報PRセミナーでは、テレビ現場の裏側まで知り尽くしたベテラン放送作家(兼 PRアドバイザー)の石田氏をお招きし、SNS×テレビ露出に求められる広報戦略に不可欠な要素とは何か、SNSとの相乗効果が生まれるテレビ番組への露出とはどのようなものか、これらのテーマについて、石田氏が実際にテレビ局の中の立場でこれまで受け取った数多くのプレスリリースから成功した事例&失敗した事例に基づく実践的 "テレビアプローチの成功術" について余すところなく語っていただきます。

概要

日 時:2020年7月21日(火)13:00~14:30(12:55から入室可能)
    トークセッション 60分 / 質疑応答 30分
料 金:無料
対象者:企業の広報パーソン ~3年程度の方
    スタートアップ、ベンチャー企業の経営者
会 場:オンラインのみです。Zoom(ウェビナー)での開催です。

【ご留意点】
・本セミナーは、企業の経営者や広報担当者向けです。弊社の競合企業(PR会社)の社員、関係者の方はお申込みをご遠慮ください。
・新型コロナウイルス感染拡大に伴い、外出規制が発令された場合、オンライン配信ができなくなる場合もございます。その際は開催を中止させていただくことになりますので、あらかじめご了承ください。

セミナーコンテンツ

  • 基本の「き」、テレビPRのメリット/デメリット
  • テレビ露出からのSNS活用法
  • 狙うのはバラエティではなく情報報道番組!?
  • テレビ番組スタッフはどうやってネタを探しているのか
  • テレビ用のプレスリリースは、タイトルが9割!?
  • こんなタイトルのプレスリリースは絶対読まれない
  • テレビが飛びつく4原則とは

※一部変更になる場合があります。

講師プロフィール:石田章洋氏

放送作家 兼 PRアドバイザー(ビジネス書著者としても活躍中)
石田 章洋(いしだ あきひろ)氏
1963年岡山県生まれ。放送作家。日本脚本家連盟員。日本放送協会会員。

テレビ朝日アスク放送作家教室講師・市川森一藤本義一記念東京作家大学講師。30年にわたり各キー局のバラエティ番組・情報番組・クイズ番組・報道番組など、様々なジャンルのテレビ番組の企画構成を担当。

主な担当番組は「世界ふしぎ発見!(TBS)」「TVチャンピオン(テレビ東京)」等。手がけた番組の合計視聴率は5万%超え。構成を担当した「世界ふしぎ発見!~エディ・タウンゼント 青コーナーの履歴書」が第45回コロンバス国際フィルム&ビデオ・フェスティバルで優秀作品賞を受賞するなど番組の企画構成に高い評価を得ている。

主な著書は、『企画は、ひと言。』(日本能率協会マネジメントセンター)『スルーされない技術』(かんき出版)『ビジネスエリートは、なぜ落語を聴くのか?』(日本能率協会マネジメントセンター)『インクルージョン思考』(大和書房)『一瞬で心をつかむ文章術』(明日香出版社)『おもしろい伝え方の公式』(日本能率協会マネジメントセンター)等、10冊以上を執筆。

2019年より、長年かけて培った放送作家の経験と人脈を活かした"PRアドバイザー"としても活動中。企業や店舗、商品やサービスの知名度改善および売上向上のための"テレビ取材獲得ノウハウ"に強みを持つ。

お申し込みはこちら

 

 

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株式会社ベンチャー広報は、創業から10年間で中小・スタートアップ企業に特化して300社以上の広報PR活動をサポートしてきました。その中でPRコンサルタントに蓄積されてきた独自の中小ベンチャー企業向けPR手法を、次世代に還元していく場が「ゼロイチ広報」です。

 

 

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スタートアップのためのPR会社・株式会社ベンチャー広報 代表取締役の野澤直人が、雑誌編集者→ベンチャー企業の広報PR担当者→PR会社社長、という異色の経歴から培った、令和時代を生き抜くための広報戦略と野澤独自のゲリラ的広報PRノウハウをお届けするメールマガジンです。