2020/02/03

発想1つで、ラーメン屋でも女性誌に出せる! – 女性誌攻略のススメ!vol.3

広報PRノウハウ

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報の佐藤です。

私はベンチャー広報に入社する前、女性向けの化粧品や消費財に特化したPR会社に所属しており、女性誌へのアプローチをメインにPRをしていました。

毎月約50誌の女性誌に目を通し、報道分析を行い、徹底的に傾向を分析して培ったノウハウの一部を、ここで書きたいと思います。

第3弾の今回は、実際に私がPRした事例を紹介したいと思います。

ラーメンを女性誌で露出させるには

私がベンチャー広報に入社ばかりの頃、あるラーメン屋さんからPRのご依頼をいただきました。

関東近郊に複数店舗展開している家系ラーメン屋さんです。

正直、テレビでも雑誌でもWEBサイトでも、毎日ラーメンに関する記事はあふれています。ちょっとPRすれば、どこでも取り上げてもらえるんじゃないの?と思いがちですが、そんな甘くありません。

もはや国民食となっているラーメンですが、その分競合が多く、行列やよっぽど尖った特徴がないと、メディアに取り上げてもらうことは非常に難しいです。

さらにこのラーメン屋さん、「PRで女性客を取り込みたい」というご希望がありました。

ターゲットが女性ということは、女性誌への露出が必須ですね。もちろん、女性でもラーメンは食べます。

ただ、雑誌で紹介されるのは、おしゃれなレストランやインスタ映えするスイーツで、ラーメンを取り上げる企画はほぼありません。

ということは、ストレートにラーメンを紹介したところで女性誌が取り上げてくれることはほぼないのです。

特長の中で「女性にウケそう」というポイントを探してみる

まずはこのラーメン屋さんの特長をリストアップしてみました。そしてその中で、「どこが女性にウケそうなのか」という視点で特長を絞ってみたところ、次の4つが挙げられました。

  • 家系ラーメンの割にはあっさりしていて、豚骨が苦手な女性でも食べやすい
  • テーブル席が多く、女性や家族連れでも入りやすい
  • 月替わりメニューを作っている
  • 料理長はフレンチ出身

私が注目したのは、「月替わりメニューを作っている」ことです。

定番メニューではなく、月替わりのメニューであれば、ある程度自由にメニューが決められます。料理長も社長も、元々月替わりメニューには毎月かなり工夫をされていて、PRするにはちょうど良い商材でした。

女性誌の進行状況とそのときの特集テーマを分析する

季節は5月。女性誌では7月・8月号が進行している時期でした。月替わりメニューの今後の予定を聞くと、7月・8月のメニューは「冷やしトマトつけラーメン」とのこと。

では、このメニューをどう女性誌に提案するべきか。

まず考えたのは、女性誌の7月・8月号の企画内容です。報道分析をしてみると、7月・8月号では、「ダイエット」「美白」「紫外線対策」「冷やし美容」「汗・臭い」などが企画のキーワードに上がっています。

ということは、この「冷やしトマトつけラーメン」をこれらのキーワードに絡ませて提案ができればいいのです。

企画キーワードに商材を寄せる

ではこの「冷やしトマトつけラーメン」のどこらへんがキーワードに絡められるのか。

私が次に注目したのは、ラーメンに使われている具材です。

トマトにはリコピンが豊富に含まれていて、そのリコピンには抗酸化作用や血糖値を下げる効果の他に、美白効果やダイエット効果があると言われています。

さらに1日の摂取量の目安は15mg〜20mg。これはトマト2個分に相当するそうです。「冷やしトマトつけラーメン」には、トッピングにトマト1個、つけだれにもトマト1個分、1杯で計2個分のトマトを使用していました。

したがって、この商材の特長である「トマト」の効果を、企画キーワードである「美白」「ダイエット」に寄せることにしたのです。

リリースはキャッチーなタイトルと目を引くビジュアルにする

早速私はプレスリリース作成に取り掛かりました。

タイトルは、「美白ラーメン」。

見た目のインパクトも出すために、トッピングのトマトはスライスして乗せるのではなく、丸々1個をホールのままドーンと乗せてもらうことにしました。

プレスリリースには1ページ目にはインパクトのあるラーメンの画像を大きく入れ、「この夏は、ラーメンで美白しよう」という提案書に近い内容でプレスリリースで女性誌の美容担当者に向けて情報提供を開始しました。

すると、ある女性誌からお問い合わせが…

「注目のスポットとか現場を紹介する連載企画で、美白ラーメンを取り上げたいんですけど。店舗で試食しながら取材もできますか?」

なんと、カラーで1ページ全部このラーメン屋さんを取り上げてもらえたのです!

しかも、店舗で試食しながら取材ということで、期間限定の「冷やしトマトつけラーメン」だけでなく、定番のラーメンのとんこつなのにあっさりしていて女性でも食べやすいという特徴と、「テーブル席が多く女性でも入りやすい」という店舗の特徴まで記事で紹介をしてもらえたのです。

一見、女性誌には縁がなさそうな商材でも、発想1つで掲載の可能性は充分に見出せます。

 
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スタートアップのためのPR会社・株式会社ベンチャー広報 代表取締役の野澤直人が、雑誌編集者→ベンチャー企業の広報PR担当者→PR会社社長、という異色の経歴から培った、令和時代を生き抜くための広報戦略と野澤独自のゲリラ的広報PRノウハウをお届けするメールマガジンです。
 

株式会社ベンチャー広報
代表取締役 野澤直人
大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。 マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、当時無名だった海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ毎年100~140件のマスコミ露出を実現。5年で売上10倍という同社の急成長に貢献。

2010年に日本では珍しいベンチャー企業・スタートアップ専門のPR会社として株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間、プレスリリースに頼らない画期的な手法で、400社を超える企業の広報活動を支援。

講演・講師実績も多数。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』。 2014年より名証セントレックス上場のIT企業・株式会社ガイアックスの執行役を兼務。2019年より広報初心者のためのオンラインサロン「ゼロイチ広報」を主宰。

 

スタートアップの広報なら、まずこの1冊『逆襲の広報PR術』

私は仕事柄、こんな相談をよく受けます。

  • 経営者:
    「これから広報に力を入れようと思うのですが、何から手をつけたらいいでしょうか」
     
  • 広報担当者:
    「私、今まで広報の仕事をやったことがないのですが、会社から広報担当に指名されました。何から手をつけたらいいでしょうか」

そんなお悩みを抱えてしまった場合、ぜひこちらを読んでください。中小ベンチャー企業・スタートアップの経営者、広報担当者にオススメの1冊です。

逆襲の広報
逆襲の広報PR術』野澤直人・著

私の原体験を含め、これまでの経験と、ゲリラ的広報PRノウハウ50連発!等をまとめた拙著です。

私が広報初心者だったころは、広報PR関連の本を本当にたくさん読みました。世の中にある広報PR関連の書籍をほぼ全て読破した、と言っても過言ではありません。

私の経験からいうと、経験豊富で優秀な広報の方ほど勉強熱心で、とても多くの関連書籍を繰り返し読んでいます。広報初心者の方でしたら、関連書籍を5冊読むことからスタートしましょう。

本から学べることは非常に多く基本を知るにはそれで十分です。PRコンサルに相談するより、本を読んだほうが効率的に学べます。

ただ、中小ベンチャー企業で広報をされている方は、書籍選びに注意が必要です。

というのも、書店で販売されている広報PR関連の書籍はそのほとんどが、大企業の広報担当者向けに書かれているからです。

『広報PRとは何か』という一般常識を知る上で、そういった書籍も読む必要はあるのですが、中小ベンチャー企業で広報をする上で、実務的にはあまり役に立ちません。

広報PR関係の本を何冊か読み進めていくと、だいたいどの本も同じような内容なので、退屈になってきます。そうなったら、書籍からノウハウを吸収する段階はいったん卒業です。

そして、そこからが本当の勉強になります。

書籍で得た知見をベースに広報PRの実務を通じて、自分なりのやり方やノウハウを作っていきましょう。それこそが『本当のノウハウ、知見』であり、当然ながらそれは、書店で販売されている書籍には書かれていないものなのです。
 

PR会社・ベンチャー広報が、
スタートアップ企業向けサービスにこだわる理由


 
 
私は上場企業や大企業での広報PR担当の経験はありません。

今まで、サラリーマン時代も含め約20年以上、広報PRの業界にいますが、ずっと、中小中堅企業、ベンチャー企業、スタートアップの広報のお手伝いばかりしてきました。

なぜ、中小ベンチャー企業の広報PRにこだわるのか、その理由は、私の原体験にあります。約20年前、某ベンチャー企業の広報担当者として、PRマンのキャリアがスタートしました。

広報に関して全くのド素人だったものですから、プロに手伝ってもらった方が早いと思い、複数のPR会社さんに声をかけて、見積をとりました。

すると、出て来た見積金額は、安くても月額60万円、高い会社は、なんと月額100万円!
しかも、最低1年契約が条件でした。年間にすると、約1000万円の費用がかかる計算です。

当時、私がいたのは年商2億円程度のベンチャー企業でしたから、PR会社にそんな大金を払えるはずもありません。しかも、それらのPR会社さんが提供してくれるサービス内容といえば、「まずは半年から1年くらいかけて、じっくりブランド戦略を練りましょう。」というお話でした。こちらは、明日からすぐに、新聞やテレビからバンバン取材される方法を知りたいのに、全く話が噛み合いませんでした。

その数年後、私はある中堅のPR会社に転職します。入社してすぐに、知り合いのベンチャー企業の社長から「うちの会社のPRを手伝って欲しい」と声をかけて頂きました。あまり予算がないが月額20万円×3ヵ月契約ならなんとか、ということで、ほぼ発注して頂くことが決まり、社に戻って上司に報告したところ、「月額20万円しか出せない会社は、客じゃない。今すぐ断ってこい。」と言われたのです。

その時、私はわかりました。

名の知れた一般のPR会社は、月額80~100万円の料金を支払える大企業だけを相手に商売をし、中小ベンチャー企業なんて、最初から相手にしない、という現実...

私はこうも思いました。

資金が潤沢な大企業は、広報PRに頼らず、有料の広告をどんどん出せばいいではないか... 無料で宣伝できる広報PRは、お金のない中小ベンチャーにこそ必要なのに、そこにサービスを提供するPR会社がないのはおかしい...と。

そういう会社がないなら、自分で作ってしまえ!ということで、日本でも珍しい、スタートアップ・中小ベンチャー企業専門のPR会社『株式会社ベンチャー広報』を設立しました。

そして、全国の広報担当者様や経営者様にそのノウハウをお伝えするため『逆襲の広報PR術』を出版いたしました。

逆襲の広報
逆襲の広報PR術』野澤直人・著

この本には、PR業界の中では、非常識な手法・ノウハウもあるかもしれません。しかし、スタートアップ・中小ベンチャー企業を広報PRで成功させることができる良書に仕上がったと自負しています。

なぜなら、私が実践して結果を出してきたノウハウだからです。ぜひ参考にしていただければと思います。

また、

  • 「今のPR会社に満足していない」
  • 「PR会社に広報PR業務のコンサルティングをお願いすること検討中」
  • 「PR会社に広報PR業務を委託することを検討中」

などのお悩みや課題がございましたら、下記フォームより、お気軽にお問い合わせください。

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報
代表取締役 野澤直人

 

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