2020/03/30

「テレビであなたの商品・会社をするPRするとっておきの方法」吉池理・著

広報PRノウハウ

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報の荻野です。

今回は、広報に関するおすすめ書籍のご紹介をしたいと思います。

元々テレビ制作に携わり、テレビ媒体専門のPR会社の代表を務める吉池理氏が書かれた、「テレビであなたの商品・会社をPRするとっておきの方法」です。

書籍:『テレビであなたの商品・会社をするPRするとっておきの方法」
著者:吉池理氏

PRをテーマにした書籍は数多くありますが、こちらは『テレビPR』に特化した本です。

「テレビにとりあげてほしいけど、何からやったらいいかわからない」という中小ベンチャー企業の広報担当の方に、ぜひおすすめしたいと思います。

著者について

著者の吉池理さんは、96年の大学卒業後にNHKおよび民放のディレクターとして、番組制作に携わっています。その後、渡米して現地で起業、PRコンサルティングの仕事を始めました。2年後に帰国した後も、国内でPRコンサルティングの仕事を続けながら、2002年には中小企業診断士の資格を取得、2006年には事業を法人化し、テレビPRを得意とするPR会社「メディアブリッジコンサルティング株式会社」を設立しました。現在は、会社経営の他、事業戦略の視点からテレビPRを語ることができる講師としても、研修・講演など様々な場面で活躍されています。

書籍概要

本書では、「そもそもテレビPRとはどういうものなのか」という基礎的な解説をはじめ、テレビ業界とはどのような構造になっているのか、どうやってアプローチしていけばいいのかという具体的な手法まで、テレビPRノウハウを網羅的に解説しています。

具体的に一部ご紹介しますと・・

  • 「テレビ局別、番組タイプ別の傾向と対策」

    NHK、民放キー局(日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京)、独立系UHF局について、局の特長と取材傾向、PR対策のヒント(局や番組が何を重視しているか)が紹介されています。
     

  • 「とっさの取材にもこまらないマスコミ対応術」

    テレビの取材は、決まるときは突然決まりますし、「明日撮影にいくのでよろしく」ということはよくあることです。

    ・最初の電話で何を確認しなければならないのか、
    ・当日どこまでディレクターの要望を受け入れていいのか
    ・どこまでこちらの要望を主張すべきなのか

    など、対応しなれていないと判断に迷うことがあると思います。どの章でも、実務的にとても役に立つノウハウが紹介されています。

感想、評論

私が初めてこの本を読んだのは、テレビに求められる切り口がどういう種類のものなのか、新聞や雑誌などほかの媒体種へのPRと何が違うのか、まだ何もわかっていない頃でしたので、当時とても勉強になりました。

それがわからずにPR活動をしていても、相手の求めるものが提案できないので、いくらがんばっても徒労に終わってしまいます。

取り上げられない理由には、テレビ的に画(え)になる映像を撮影することが難しかったり、そもそもそのネタがテレビを日中見ている世代の人向きではなかったり、またはプロデューサーの好みではなかったり・・、いろいろな場合があります。

実際に私が経験した、あるクライアントの新規WEBサービスのPRを行った際の話です。

新聞は新規性を大事にするので、「業界初のユニークなサービスで、社会問題を解決する」という切り口から社長インタビューの取材してもらうことができました。

しかしテレビの場合は、ウェブ上のみで完結するサービスだと、おもしろい映像が撮影できないのでNG、ということがありました。

「業界初」「社会問題を解決する」という点があり、ユーザーの利用シーンが撮影できても、PCを使っているところだけの画では、撮影してもテレビ的には映えないからです。

もし、今まさに「うちのサービス(商品)はすごくいいのに、どうしてテレビに出られないんだろう」と悩んでいる広報さんがいたら、この本の中でその「取り上げられない理由」を見つけることができるかもしれません。

また、本書では各局の特長や、局の経営まわりのことまで説明されているので、PR以前に、まずテレビ業界はどうなっているのか、ということを俯瞰して理解するのにも役立つと思います。

ちなみに、各局の説明の部分に、「NHKの地方局で放送になった番組が全国ネットで放送される可能性がある」ということが書かれていますが、実際に私もこれを経験しました。

担当していたクライアントは、本社は東京にありましたが、全国に支社があり、ある地方でとても力を入れている取り組みがありました。

そのことを地域のNHK支局に取材してもらうことができ、エリア限定で放送されたところ、視聴率が非常に高かったことと、社会的に意義がある報道だったことが局内で評価され、数か月後には全国放送の番組で、地方局で流れた映像がそのまま放送となったのです。

地方局への企画提案自体も、半年以上粘ってやっと獲得した取材だったので、全国放送という成果は本当に感慨深いものがあったのを覚えています。

他のおすすめ箇所として、テレビ向きのネタがどういうものなのか、最低限どういうところに気を付ければいいのかという基本的なところはもちろん、アプローチ手法としてリサーチ会社や放送作家にあたる、などの実践的な方法も紹介されています。

実際に私も行っていますが、リサーチ会社や放送作家さんは本当に良いネタを探すのに苦労しているので、情報提供はむしろ受け入れてくれやすいと思います。

まとめ

テレビにどうやってアプローチすればいいのか、広報を始めたばかりだとなかなか自分では知り得ることができないと思います。

この本は、テレビPRの初心者からある程度経験のある方まで、誰が読んでも学ぶことがあると思います。

また、業界ならではの情報がこれでもかと一冊につまっているので、テレビでPR露出を獲得したい、という広報担当の方は、ぜひ一読してみてください!

書籍:『テレビであなたの商品・会社をするPRするとっておきの方法」
著者:吉池理氏

 
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以下、最新イベント(2020.7.1)のご案内です。
 

『SNS時代こそ、テレビに取り上げられる価値がある』
現役放送作家から学ぶ "テレビアプローチの成功術"


 

SNS時代だからこそ、テレビの影響力は絶大!?

「若者のテレビ離れが加速している...」

そんな報道を目にするようになりましたが、巷で言われるように、"本当に" テレビの影響力は低下しているのでしょうか?

この疑問に対し、これまで数々の民放テレビ局・ニュース情報番組に放送作家として関わってきた石田章洋氏は「SNS時代だからこそ、テレビの影響力は絶大だ」と断言しています。

そこで、今回の広報PRセミナーでは、テレビ現場の裏側まで知り尽くしたベテラン放送作家(兼 PRアドバイザー)の石田氏をお招きし、SNS×テレビ露出に求められる広報戦略に不可欠な要素とは何か、SNSとの相乗効果が生まれるテレビ番組への露出とはどのようなものか、これらのテーマについて、石田氏が実際にテレビ局の中の立場でこれまで受け取った数多くのプレスリリースから成功した事例&失敗した事例に基づく実践的 "テレビアプローチの成功術" について余すところなく語っていただきます。

概要

日 時:2020年7月21日(火)13:00~14:30(12:55から入室可能)
    トークセッション 60分 / 質疑応答 30分
料 金:無料
対象者:企業の広報パーソン ~3年程度の方
    スタートアップ、ベンチャー企業の経営者
会 場:オンラインのみです。Zoom(ウェビナー)での開催です。

【ご留意点】
・本セミナーは、企業の経営者や広報担当者向けです。弊社の競合企業(PR会社)の社員、関係者の方はお申込みをご遠慮ください。
・新型コロナウイルス感染拡大に伴い、外出規制が発令された場合、オンライン配信ができなくなる場合もございます。その際は開催を中止させていただくことになりますので、あらかじめご了承ください。

セミナーコンテンツ

  • 基本の「き」、テレビPRのメリット/デメリット
  • テレビ露出からのSNS活用法
  • 狙うのはバラエティではなく情報報道番組!?
  • テレビ番組スタッフはどうやってネタを探しているのか
  • テレビ用のプレスリリースは、タイトルが9割!?
  • こんなタイトルのプレスリリースは絶対読まれない
  • テレビが飛びつく4原則とは

※一部変更になる場合があります。

講師プロフィール:石田章洋氏

放送作家 兼 PRアドバイザー(ビジネス書著者としても活躍中)
石田 章洋(いしだ あきひろ)氏
1963年岡山県生まれ。放送作家。日本脚本家連盟員。日本放送協会会員。

テレビ朝日アスク放送作家教室講師・市川森一藤本義一記念東京作家大学講師。30年にわたり各キー局のバラエティ番組・情報番組・クイズ番組・報道番組など、様々なジャンルのテレビ番組の企画構成を担当。

主な担当番組は「世界ふしぎ発見!(TBS)」「TVチャンピオン(テレビ東京)」等。手がけた番組の合計視聴率は5万%超え。構成を担当した「世界ふしぎ発見!~エディ・タウンゼント 青コーナーの履歴書」が第45回コロンバス国際フィルム&ビデオ・フェスティバルで優秀作品賞を受賞するなど番組の企画構成に高い評価を得ている。

主な著書は、『企画は、ひと言。』(日本能率協会マネジメントセンター)『スルーされない技術』(かんき出版)『ビジネスエリートは、なぜ落語を聴くのか?』(日本能率協会マネジメントセンター)『インクルージョン思考』(大和書房)『一瞬で心をつかむ文章術』(明日香出版社)『おもしろい伝え方の公式』(日本能率協会マネジメントセンター)等、10冊以上を執筆。

2019年より、長年かけて培った放送作家の経験と人脈を活かした"PRアドバイザー"としても活動中。企業や店舗、商品やサービスの知名度改善および売上向上のための"テレビ取材獲得ノウハウ"に強みを持つ。

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