2020/04/22

【広報PR・おすすめの一冊】「考える力と情報量が身につく新聞の読み方」池上彰・著

広報PRノウハウ

お世話になっております。

スタートアップのためのPR会社
株式会社ベンチャー広報の高橋です。

今回は、広報に関するおすすめ書籍をご紹介したいと思います。

書 籍:『考える力と情報量が身につく新聞の読み方
著 者:池上彰 氏
発行元:祥伝社

著者の池上彰氏は、わかりやすいニュース解説でお馴染みのジャーナリスト。土曜夜にはテレビ朝日で「池上彰のニュースそうだったのか!!」という冠番組をお持ちです。そんなテレビキャスターのイメージが強い池上氏ですが、実はNHKの記者を16年間務めており、地方記者や警視庁の記者クラブなどを担当されていました。ニュースの最前線で「記事を書く立場」と「テレビを通して伝える立場」をそれぞれ経験されている方です。
 

書籍概要

この書籍は、「新聞に未来はあるのでしょうか」というドキッとするような書き出しで始まります。池上氏は、今こそ新聞が必要であるとし、ネットニュースで充分とする人が増えている状況に「新聞がなくなると、どんな危険があるのか」という警笛を鳴らすと同時に、新聞社側にも問題があると、記事の比較検証や批判を本書の中で行っています。

その池上流の記事比較によって見える記事の良し悪しや、世間をにぎわせたニュースに対する各新聞社の報道姿勢を知ることができ、新聞の新たな読み方・楽しみ方を体験できる一冊です。
 

広報PRパーソンにぜひ読んでほしい注目箇所

私がこの本で最も知れてよかったと感じたことは、新聞の読み方ではなく池上氏の記者時代を通して語られている「記事はどうやって作られる?」部分です(もちろん新聞の読み方にもついても多くの学びがあります)。この部分は19ページから始まる、いわば書籍の冒頭になりますが、我々PRパーソンにとって非常に有益な情報が書かれています。

それは、記者が「新人時代にどんな経験をし、どんな教育を受けるか」です。

記者が最も重要視する「特ダネを抜く」ためどんな環境で取材し、どんな叱責を上司から受けるのかよく分かります。

日々、記者とコミュニケーションをとりながら、取材を獲得するPRパーソンにとって、「相手を知る」というは非常に重要なことです。相手というのは、情報提供する媒体にどんな面やコーナー、コラムがあるのかはもちろん、記者自身がどんなことに興味があり、どんな経歴を持ち、どんな趣味があるかというパーソナルな部分にもおよびます。相手への理解が取材に結び付くことは多々あります。

新聞記者とコミュニケーションをとるのであれば、相手がどんな経験をし、どんな教育をうけてきたかというのは、知っていて損はない情報です。
 

新聞に未来はあるのでしょうか

この問いに関連して、実際に担当するクライアントから「新聞に出て効果はあるのでしょうか」という質問をいただくことがあります。

なぜこのような質問が出るかというと、やはり発行部数の減少があるかと思います。調査データなどを調べると分かりますが、確かに朝刊発行部数は減少傾向にあります。

しかし、私はPRパーソンの立場から、新聞から取材されることは非常に有益だとお答えしています。その理由は3つです。
 
 

  • 各新聞社のデジタル化
     
    新聞各社はデジタル化に力を入れています。デジタル版に掲載された記事は、Yahoo!ニュースやスマートニュースなどのキュレーションサイトへの転載、SNSでの拡散と、多くの人に見られる機会がむしろ多くなっていると感じます。
     
     
  • 新聞で紹介されることで報道の連鎖につながる
     
    テレビ番組の製作スタッフが、番組で取り上げるネタ探しをする際、情報源として比率が高いメディアは新聞です。
     
    ▼ 詳しくはこちらのブログ記事に記載されていますので、ぜひご覧ください。
    新人広報パーソンのための広報いろは。~媒体研究 テレビ編~
     
     
  • 信頼が厚いメディアで紹介されることによる権威付け
     
    『広告ビジネスに関わる人のメディアガイド2019』博報堂DY,メディアパートナーズ/編,宣伝会議/発行所によると、情報の内容が信頼できる媒体は「新聞」68.0%、「テレビ」47.6%、「インターネット」31.1%という結果でており、新聞は信頼できる情報が掲載されている点で評価されています。信頼できる媒体で紹介されたという事実は、サービスの購入理由になり、会社や商品・サービスへポジティブなイメージを持つことに良い影響を及ぼします。

    一方で、発行部数の減少、総売上高の減少により、新聞社は記者をこれまでのように大人数抱えることが難しくなり、一人の記者がひとつの記事にかけられる時間が少なくなっていることが考えられます。今だからこそ、新聞は効果がないと間違った認識をせずに、より丁寧に情報提供することが必要になってきますね。

 

最後に

本書は、分かりやすくニュースを伝える池上氏がどんな風に新聞を読んでいるのか、知ることができ、いち読み物として楽しいだけでなく、記者が「新人時代にどんな経験をし、どんな教育を受けるか」というPRパーソンが知っておきたい裏側も分かるお勧めの一冊です。

書 籍:『考える力と情報量が身につく新聞の読み方
著 者:池上彰 氏
発行元:祥伝社

 


 

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以下、最新イベント(2020.6.23)のご案内です。
 

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1999年立命館大学卒業 フジテレビアナウンサー・フリーのキャスターとしてとして17年半にわたり、ニュース・情報番組を伝え続ける。フリー転身後に企業の広報・PR戦略を担当するコンサルタントを手掛けるOFFICE HASEGAWAを立ち上げ、今まで50社近い企業の顧問として活躍。「実際にニュースにする広報」として、誰もが知る大手広告代理店も相談・依頼をするパブリシティ戦略の第一人者。

概要( オンライン / 会場 )

日 時:2020年6月23日(火)18:30~20:00
 

  • [オンライン]
     
    会 場:Zoom
    入 室:18:20~
    料 金:10,000円(税込)
    定 員先着100名様
     
  • [会場]
     
    会 場:東京都千代田区平河町2-5-3 Nagatacho GRID
        (東京メトロ永田町駅4番出口より徒歩3分)
    受 付:18:15~
    料 金:30,000円(税込)
    定 員先着30名様
  • ※セミナー会場においては、マスクの着用、アルコール除菌、換気の徹底、ソーシャルディスタンスの確保、および収容定員の半分以下とする入室制限など、新型コロナウイルス感染症対策の基本方針を遵守した運営をいたします。

    ※新型コロナウイルス感染再燃に伴い、外出規制が発令された場合、会場での開催およびオンライン配信ができなくなる可能性がございます。その際は開催を中止させていただくことになりますので、あらかじめご了承ください。

    ※本セミナーは、企業の経営者や広報担当者向けです。弊社の競合企業(PR会社)の社員・関係者の方はお申込みをご遠慮ください。

主催:株式会社ベンチャー広報

代表取締役 野澤直人
20代でビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上の取材を経験。その後、当時無名だった某ベンチャー企業で広報部門をゼロから立ち上げ、同社在籍中の8年間で朝日新聞、週刊ダイヤモンド、ワールドビジネスサテライトをはじめ毎年100~140件のマスコミ露出を通じて同社のブランディングに貢献。その実績とノウハウをもとに、業界でも珍しい、中小ベンチャー企業専門のPR会社を設立。プレスリリースに頼らない画期的な手法で、多くの企業の広報活動を支援している。2019年より広報初心者のためのオンラインサロン「ゼロイチ広報」を主宰。

 

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株式会社ベンチャー広報は、創業から10年間で中小・スタートアップ企業に特化して300社以上の広報PR活動をサポートしてきました。その中でPRコンサルタントに蓄積されてきた独自の中小ベンチャー企業向けPR手法を、次世代に還元していく場が「ゼロイチ広報」です。

 


 

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スタートアップのためのPR会社・株式会社ベンチャー広報 代表取締役の野澤直人が、雑誌編集者→ベンチャー企業の広報PR担当者→PR会社社長、という異色の経歴から培った、令和時代を生き抜くための広報戦略と野澤独自のゲリラ的広報PRノウハウをお届けするメールマガジンです。